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勇者が魔王に負け、世界を魔族が征服してから一か月が経った。

寿命が無いに等しい魔族達からすれば一瞬の時間だったが、人間達にとってはこの一か月は地獄のような日々だった。

人間の女は魔族の慰みものとして狂うまで犯され続けるか、魔族の媒体となる子供を生まされる人間を繁殖するためだけの器となっている。

そして人間の男は半分は魔族達によって殺され、残りの半分はペットとして魔族に飼われる生活を送っているのだ。

魔王自身が淫魔のため手下にも淫魔が多く、そんな淫魔達のペットと言うのはほぼ玩具に近い。


『ギャォォオオオオオオッッ!!』

雄叫びを上げながら突進をする獅子。

そしてそれに必死に避ける男達。

「んぉぉおおおおっ♡んぐぐぐぐぐぐっ!!おふぉっ♡」

「くっそっ、おぉおおっ♡きっ!!ああぁああっ♡」

「んぎぃっ!!あひあぁああっ♡んはぁあっ♡」

闘技場では1匹の魔獣と3人の人間が戦っていた。

人間にしては屈強な男達で、魔獣の突進を避けながら剣を構えて必死に魔獣へと向かっていく。

この男達3人になら問題なく倒せるレベル帯の魔獣ではあったが、男達はそれに苦戦していた。

それもそのはず、男達は大きなハンデを背負っていたのだ。

剣以外身に着けることを許されていない男達は全裸で、股間だけは何やら筒のような物に覆われていた。

この筒が男達にとっては大きなハンデなのだ。

「ぐっっ!!おふぉぉおおおおっ♡」

「も、止めっんひあぁああああっ♡」

筒の中にはびっしりと細かい触手が大量に生えており、ネトつく液体を吐きながら男達のチンポへと絡みついていた。

ヌルヌルとチンポ全体を舐めるように動き、終始男達へ快感を与え続けていたのだ。

「あぁあああっ♡イ、イグぅうううっ♡」

男の内の一人が、地面に仰向けに倒れながら絶頂を迎える。

射精したからと言って触手達は止まるはずもなく、直後のチンポをネットリと責め続けていた。

筒を必死に離そうと引っ張るが、ピッタリとチンポに張り付いた筒は微動だにせず、中では触手がうねってチンポに絡みついて離れてはくれない。

そんな男に襲い掛かろうとする魔獣を、他の二人が快感に耐えながら必死に止めていた。

「あ~あ、すぐイっちまう。帰ったらお仕置きだなぁ」

「あいつお前のペットか?情けねぇ。ちゃんと躾ねぇとダメだろ」

「俺のはまだイってねぇぞ。お~い!倒す前にイったら一週間くすぐり漬けにすっからな!」

そんな様子を観客席で見ながら野次を飛ばす、人間達の飼い主である魔族の男達。

もう何度も同じ光景が繰り返されている。

ここでは魔族達の自慢のペットを戦わせ、その観戦をするための闘技場。

そんな人間にとっては地獄のような戦いが、この一か月毎日のように行われていた。


そしてそれはこの闘技場でだけではない。

この国のいたるところで、人間達は魔族によって玩具のように扱われていた。


「んぉぉおおおおっ♡も"っ、む"り"ぃいいいいっ!!おぉおおっっ♡」

「おいおい、主人がイく前に何回イく気だぁ?おらっ、ちゃんと腰付きだせよ!」

「お"ぉ"ぉお"おお"おお"おお"おっっ♡!!」

ある者は淫魔の分泌する媚薬漬けにされ、魔族の太い性器を挿入されて快楽で気が狂うまで犯されていた。


「んあぁぁあ"あ"あっ♡ぐるぅぅううううっ!!イがぜでぐだざいぃいいっ!!おふお"ぉぉおおっ♡」

「ダメだダメだ。このまま3日は苛め抜いてやるからなぁ」

「んひぃぃ"ぃいいい"いいいっっ♡」

そしてある者は淫紋によって射精を封じられながら、全身をヌルヌルの触手で快感を与え続けられていた。


人間にとっては地獄のような光景が広がる。

それがこの国での日常になってきた頃、その闘技場であるショーが行われることとなった。


「おらっ、さっさと歩け!!」

「くっ!!!」

素っ裸のまま闘技場の中央まで魔族に連れられてきた一人の男。

その男こそが魔王に戦いを挑み敗北した勇者であった。

恵まれた体系に若いながらに鍛えられて肉体、そして身体の内に秘めた膨大な魔力。

しかし今はその魔力は魔王によって封じられている上に、鍛えられ恵まれているとは言え所詮は人間。

武器も何もない全裸の状態では、魔王どころか下級の魔族にすら抵抗することができない。

悔しそうに顔を歪めながらも勇者はどうすこともできず、闘技場の中央に設置された簡易的なベッドへと、X字に拘束されながら寝かされてしまった。

「おい勇者!!俺のペットになるか?狂うまで気持ち良くしてやるよ。ギャハハハハ!!!」

「人間にしちゃ良い身体してんじゃねぇか!俺のチンポでよがらしてやろうか!!」

「へへへっ、流石勇者だな。魔力が豊富で旨そうだ。俺んとこ来れば玉パンパンになるまで焦らしてから吸ってやるぞ!」

その様子は闘技場の至るところに設置された大きなモニターにも映され、観客として会場にいる魔族達から野次が飛んだ。

そんな中勇者を連れてきた魔族は勇者を拘束すると去ってしまい、それと入れ替えに一人の男が勇者へと近づいていく。

「バニル様!?」

「おいバニル様だぞ」

代わったデザインの黒のタキシードに身を包み、目だけを仮面で覆った一見普通の人間の男に見えるが、この男は魔王軍の幹部であった。

魔王と違い淫魔ではなく悪魔であるが、趣向としては淫魔に似通った性質も持っているバニル。

バニルは戦闘員ではなく、魔王軍の中ではそのサディストな性格から拷問官を担っており、そんなバニルがこの場に現れればこれから勇者に行われることを想像するのは容易い。

会場にいた魔族達は、これから起こることへの期待と興奮で歓声を上げていた。



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「勇者よ、貴様を今から拷問する」

魔王軍に負けた俺は闘技場の真ん中に寝かされながら、バニルと言うらしい魔王軍幹部の男にそう言われた。

「くっ…」

拷問をされることに恐怖は無かったが、ただただ悔しかった。

この一か月、俺は魔力を封じられる以外は魔王軍から何かをされたりはしなかった。

しかしその代わり、この国が魔族達にどうされているのかの映像を魔王によって毎日毎日見せられていた。

男女問わず魔族達の玩具となり壊れていく人間達を見せられ、かつての仲間までもが自分が負けたせいでそうなっていると思うと気が狂いそうだった。

魔王への憎しみは日に日に増し、魔族を滅ぼしてやりたいと思っているのに自分にはそんな力が無く、それがただただ悔しくて仕方ない。

「怖いか」

バカにするようなその言葉が頭にきて、すぐにでもこいつをぶち殺してやりたかった。

「誰がっ…殺すなら殺せ」

しかし今の俺にはそう憎まれ口をきくことぐらいしかできない。

「はっ、威勢が良いな。安心しろ、殺しはしないさ」

口元で笑ってそう言ったバニルは、俺の身体へと手を伸ばしてくる。

「っっっ!!」

優しく俺の胸部を撫でるように触れるバニルの手。

手に嵌めた白いサラリとした手袋の感触で撫でられ、気色が悪かった。

「人間にしては良い身体だな。これからが楽しみだよ」

そう言うとバニルはすぐに手を離し、自身の胸ポケットから白や黒の布のような物をいくつも取り出し、それを俺の身体の上へと落とした。

それはバニルが嵌めているようなサラリとした白手袋や、薄手の黒革の手袋など様々だった

何双かの手袋が身体に撒かれ、何をする気かと身構えていると、突如その手袋達が一人でに動き出したのだ。

「なっ!!」

その手袋達は誰かが嵌めているかのように膨らみ、それぞれが宙に浮き俺の身体を囲み始める。

本物の手のように肉厚になったその手袋達は、生きて意思を持っているかのように指を動かしていた。

「その手袋に見覚えは無いか」

「なんだと…」

そう言われ改めてその手袋達を見る。

「っっっ!!!」

そこで気付いた。

これはかつて勇者が関わった者たちが嵌めていた手袋に良く似ていたのだ。

サラリとした生地の手の甲に三本線のある白い手袋は、手首のボタンの装飾がこの国の騎士団長が嵌めていた物に似ており、黒革の手袋は勇者のパーティにいた盗賊の男が嵌めていた物に似ていた。

それ以外にもいくつも浮いた手袋達は、それぞれ勇者が好意にしていた男達が身に着けていたのを見たことがあるものばかりだった。

「まさか…!!」

「ふふっ、ちゃんとその者達の手を再現してやったぞ。かつての仲間たちの物で苦しむ姿を見るのも一興だと思ってな」

この一週間見せられ続けられていた情景の中に、この手袋の持ち主達が魔族のペットとして凌辱される姿があった。

皆一様に全裸だったため、恐らく本当にこの手袋は本人達の物なのだろう。

「クソがっ…!!!どこまで俺を侮辱する気だ!!」

これから何をする気かは分からないが、この仲間たちの手を再現している手袋達で俺を苦しめて楽しむ気なのだろう。

仲間たちの思いの籠った物を使われることに、俺は今まで以上の怒りにかられた。

「気に入ったようだな」

そんな怒る俺の姿を見て、バニルは機嫌良さそうに笑う。

挑発に乗ったら負けだと分かっているのに、俺は自分を抑えることができなかった。

「皆の者!!ここに愚かにも魔王様に逆らった勇者がいる。こいつはかつての仲間をお前らに凌辱され怒りに満ち溢れているようだ!!」

バニルが会場に向かって言うと、魔族達は一斉に声を上げて盛り上がる。

「今ここに浮いているのは、かつてのこいつの仲間達の物だ。今から怒り狂うこいつをこれで楽しませてやろうと思う!!」

その言葉に再び歓声に包まれる会場。

その中で俺だけは、『楽しませる』と言う言葉に嫌な気配を感じていた。

「さぁ勇者よ。お楽しみの時間だ」

バニルがそう言って手を下へ振るように動かす。

すると、宙に浮いていた仲間達の手袋が一斉に俺の身体へと触れてきたのだ。

「んなっ!!!」

突然のことにその手を避けるため身体を捩ろうとするが拘束のせいで上手くいかず、複数の手袋達が身体中に張り付かれてしまう。

触れられて驚いたのはその手袋に無機質さは無く、本当に誰かが嵌めているような弾力と質感で、実際に人の手に触れられているように感じた。

「なっ、何をっ」

そして次に驚いたのは、その手袋達が俺の身体にし始めたことだ。

その手達は俺に危害を加える様子は無く、俺の身体の至るところをその掌で撫で始めたのだ。




続きは4月29日に他プランでも公開予定

現在タバコプランにて先行公開中

全文約13300文字

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