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※リクエスト作品



日本の山奥にある男ばかりのとある村。

ここでは毎年ある催しが行われる。

『雄臭の象徴する色は赤か青か』

毎年赤に所属するプロレス団体と青に所属するプロレス団体が試合を行い、それに勝利した者の色がその年の雄臭を象徴する色となる。

勝利した色のプロレス団体は、その年いっぱい敗北した色に所属する者を、奴隷の如く扱うことができるのだ。

雄臭を決めるプロレスと言うこともあり、試合は純粋なプロレスではない。

腋、股間、そして足の匂いでの責めも組み合わさった雄臭プロレス。

それがこの村で行われるプロレスだった。

プロレス技に匂いでの責めを含ませ、匂いで屈服させることができれば勝ち。

まさに雄臭を決めるのに相応しい勝負だった。


今年の赤と青の代表は、両者とも長年鍛え上げらた逞しい肉体で、ガタイの良く背の高い屈強な男。

同じ色に所属する者達と代表を決めるために戦い、圧倒的な力で勝利を納めた男達だった。

その見た目だけで雄の臭いを感じられる様は、まさに男の中の男と呼ぶに相応しい。


「両者リングへ入れ」

レフェリーが二人に言うと、デカイ身体をのっそりと起き上がらせて椅子から立ち上がり、両者がリングへと入っていく。

赤のプロレスブーツに赤のプロレスパンツ、上半身は裸で自らの肉体を惜しげもなく晒す赤の代表である宗一郎。

青いプロレスブーツに青のプロレスパンツ、同じように上半身は裸で、宗一郎に負けず劣らず逞しい肉体を晒す青の代表である正吾。

「「「「うぉぉおおおっ!!」」」

二人がリングへと上がると、観客から歓声が上がった。

「今年こそ赤が勝つぞ宗一郎!!」

「青なんてぶっ潰してやれ正吾!」

それぞれに所属するメンバー達も、自分の色の代表へと声援を送っていた。


「おう、久しぶりだな」

「ふっ、お前が来るとは、赤は勝つ気がないのか?ははっ」

そう豪快に笑って煽る正吾に、宗一郎は余裕の笑みを浮かべて返す。

「そんなでかい口がいつまで利けるか楽しみだよ」

「お前等は俺達の匂いに屈服して奴隷でいんのがお似合いだよ」

「はっはっはっ!その言葉、後悔するなよ」


お互い煽るように言葉を交わしつつも一見冷静なように見えるが、中身はお互いへの闘志で燃え上がっていた。

赤は昨年敗北し、この一年赤のレスラー達は青のレスラー達の奴隷として過ごしてきた。

雑用をやらされながら、犬のように青のレスラー達の臭い腋や股間、足の雄臭を嗅がされ、毎日のように凌辱されたのだ。

その悔しさと恨みは計り知れないだろう。

そして去年戦った二人。

それが今回と同じ、正吾と宗一郎なのだ。


「ではルールはいつも通りだ。相手が負けを認めるまでお互いにプロレスと匂いで戦う。以上だ」

なんとも簡潔な説明だが、二人にはそれで良かった。

プロレス技で苦しめ、そして匂いでトドメを刺す。

それで相手が負けを認めれば良いのだ。

「さて…」

二人は戦うために履いていたブーツを脱ぎ捨てる。

赤いブーツを脱ぎ捨て、中から現れたのは真っ赤なソックスを履いた大きく逞しい宗一郎の足。

何日も同じソックスを履き続け、ブーツで蒸れさせて臭くなった足汗でドロドロの汚れたソックス。

そしてそれは青いソックスを晒した正吾も同じで、履き過ぎて裏の生地が薄くなった足裏には、ドス黒くなる程足汗が染み込み、ブーツから出た瞬間湯気を放つ程だった。

そしてそれは履いているビキニ型のプロレスパンツも同じだ。

お互いを象徴する赤と青のプロレスパンツは、この日の為に雄の臭いを込め続けた代物。

股間の汗を大量に含み、周りに男の蒸れた匂いを振りまいていた。

股間は中にある立派なイチモツのせいで大きく膨らみ、今から戦うという興奮で二人共いきり勃っている。

そしてお互い伸びをする度に晒される腋。

立派に毛が生え揃い、一本一本から汗の水滴が流れ落ちる程に蒸れたそこは、まさに熱帯雨林のようだった。

足、股間、腋、どこをとっても雄の臭い溢れる宗一郎と正吾。

これから二人はプロレスとこの匂いで戦うのだ。

「早く嗅がせてやりてぇなぁ」

正吾は自らの股間を撫でながら、見せつけるように前に突き出す。

「それはこっちの台詞だよ」

宗一郎は腋を見せつけながら、余裕ぶる正吾にそう返した。

「両者準備は良いか」

「あぁ」

「勿論」

「では…試合開始だ!!」

そう言って後ろに下がるレフェリー。

「「「うぉぉおおおおっ!!」」」

一斉に盛り上がる観客達。

そして二人は、そのリングの上で少し距離を取りながら構え、お互いを睨んでいた。

「おら、早く来いよ。最初に俺が受けてやるよ」

「ちっ、舐めやがって!!」

昨年の勝者である正吾の挑発に乗り、宗一郎が正吾に向かって走っていく。

しかし正吾はその様子を余裕の笑みを浮かべて見ているだけで、宣言通り一歩も動こうとしなかった。

「おらっ!!」

そんな正吾の後ろに回った宗一郎は、正吾の肩を抱きながら足を払って床へと仰向けに倒すと、そのまま身体を受け止めながら技を掛ける。

「腋の臭いを嗅がせてやるよ」

宗一郎がかけた技はドラゴンスリーパーだった。

寝かせた正吾の顔を腋で挟んで腕ごと固める寝技だ。

正吾の顔は宗一郎の蒸れた腋へと埋められ、否応なしにその腋の臭いを嗅ぐしかなくなってしまう。

「んっ…」

「くっせぇだろ!!俺の蒸れた腋の臭いはよぉ!!」

腕をグッと固め、痛みで呼吸を乱して無理やり呼吸を止めさせず、腋を鼻に擦るようにグリグリと動かす宗一郎。

腋汗が溜まり発酵した雄の臭いを放つ腋によって、その濃く臭い腋の臭いが正吾の鼻へと入っていく。

「んんっ…はっ、くっせぇ腋してやがるぜ。少し舐めてたよ。ぐっ」

「ははっ、腋の臭いに溺れろよ」

宗一郎は腋の臭いで窒息させる勢いで、グッと更に強く腋を正吾の顔に押し付けた。

腋は熱を籠らせて正吾の鼻を覆い、腋毛がズリズリと鼻を擦りつけられる。

「んあっ…ったく、くっせぇ腋してやがる…だけど少し考えが甘いな」

正吾は宗一郎の腋の臭いに苦しみながらも、笑みを浮かべて言った。

「はっ、負け惜しみか」

そんな正吾の姿に少し不安を感じながらも、宗一郎は自身の腋の臭いを信じて正吾を責め続けた。

しかし正吾に一行に負けを認める気配はない。

「ちっ、次はこうだ!!」

宗一郎は正吾から腋を離すと、そのまま身体を横に倒して正吾の腕を掴み、腕十字固めを決めた。

「おらっ!今度はくっせぇ足嗅がせてやるよ!」

「んごぉっ!!」

本来ならば足は床に付けるが、その足裏をわざと正吾の顔に乗せて腕を固めたのだ。

ジットリと湿る宗一郎の赤いソックス。

ブーツで蒸れ、足型が浮き出る程に汚れた足裏は、正吾の鼻を覆うように乗せられ、濃く臭い足の匂いを正吾に嗅がせた。




続きは

全文約12200文字

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