【全体公開:女→男ショート小説】蟲と恋のダブル激臭足袋地獄【足袋の臭い責め】 (Pixiv Fanbox)
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※アンケートリクエスト作品
「どうやらこの鬼は、人間の体臭で弱体化するらしいですね」
胡蝶は真剣な顔でそう呟いた。
「体臭…?」
そう言う胡蝶に、蜜璃は同じく真剣な顔で問う。
「えぇ。この鬼を殺すには、体臭で弱らせた上で太陽の光を当てるしかないようです」
「日輪刀で首を切っても倒せないの…?」
「そのようですね。まったく、厄介な鬼もいたもんです」
口に荒縄を咥えさせられながら全身をギチギチに拘束され、床に転がされている男の人型の鬼。
香鬼と名乗るこの鬼は、女を良い香りで誘惑し、散々身体を弄んでから喰らう悪質な鬼だった。
一般の鬼殺隊では歯が立たず、柱である胡蝶と、蜜璃が出向いて捕まえたのだ。
胡蝶が何度首を切っても鬼は復活し、太陽の光に直接当てても、苦しみはするものの絶命させるまではいかなかった。
そんな中、しのぶによって導き出された答えが、人間の体臭、しかも悪臭であればある程この鬼を弱体化させられると言うことだった。
匂いで誘惑する鬼の弱点が匂いとは皮肉なものだ。
そこで朝になれば四面から太陽の光が差し込むこの部屋に鬼を拘束し、胡蝶と蜜璃によって朝までこの鬼を弱らせることになったのだった。
「それにしても体臭なんて…何を嗅がせれば良いんだろ」
そう聞く蜜璃に、胡蝶はフフッと笑って答える。
「鬼に嗅がせてあげる体臭なんて決まってるじゃないですか」
何か考えがあるように言いながら鬼へと近付いていく胡蝶。
蜜璃もそれに続いていくが、何をしようとしているのか予想もつかなかった。
鬼は咥えさせられた荒縄によって、口では呼吸ができなくされている。
つまり今鼻に押し付ければ、強制的に匂いを嗅がせることができるという訳だ。
「ふぅっ…ふんっ…」
鬼は鼻息を荒くしながら、近付いてくる二人を威嚇するように睨み付けた。
「ふふっ、苦しいですか?あなたは今から朝まで、私たちの体臭で更に苦しむことになるんですよ」
「ふぅっ!!んぐっ!!」
そう言う胡蝶に鬼は言葉を発せず、ただただ荒い鼻息で怒りを露にしている。
「臭ければ臭い程良いらしいですからね」
胡蝶はそんな鬼を見てニコッと笑うと、履いていた草履を脱いだ。
動きやすいように黒い足袋がピッチリと履かれた胡蝶の足裏が晒される。
歩き、走り、そして戦った後、少し乾かすぐらいで洗いはしない、何日分もの胡蝶の足汗がたっぷりと染み込んだ足袋。
臭ければ臭い程良いと言う鬼に嗅がせる体臭は、この足袋を履いた足の匂いが良いと胡蝶は結論付けたのだ。
「存分に嗅いでくださいね」
そしてその胡蝶の黒い足袋の足裏が、鬼の鼻を覆うように乗せられた。
「ふごぉっっ!!ふぐおぉっっ!!」
鬼の鼻へと流れ込む胡蝶の臭くて堪らない足の匂い。
足袋で熟成された胡蝶の足汗は、ネットリとした匂いに合わせて酸味も含み、おぞましい匂いとなって鬼の鼻に入っていく。
元々鼻のきく鬼にその足臭は相当きついようで、その臭い足袋の匂いから逃れようと顔を振るが、そんな僅かな動きでは胡蝶の足から逃れることはできない。
「どうですかぁ。臭いですか?ふふっ、あなた達を倒すための訓練の証ですね。その匂いを嗅ぎながら太陽の光で消えてくださいね」
胡蝶の足臭に苦しむ鬼に無慈悲に言う。
自身の足の匂いが臭いことを全く気にした様子はなく、むしろその匂いに苦しむ鬼を楽しむように、汗で蒸れた足袋を鬼の鼻へグリグリと押し付けていた。
「ふごぉっ!!んんん"っっ!!」
胡蝶の足の臭さに悶絶し、それでも鼻からしか呼吸ができないためその臭い足の匂いを何度も何度も嗅ぎ続ける鬼。
その度に悲痛な声をあげ、身体は臭い足の匂いで震えていた。
「す、凄い…ほんとに体臭に弱いんだぁ…」
胡蝶が鬼に足袋を押し付け臭い足を嗅がせ、それに苦しむ鬼を見て、蜜璃は感心するように言う。
「でも足の匂い…かぁ」
確かに人間の匂いが濃い場所と言えば足が浮かぶ。
しかし蜜璃からすれば、足が臭いというのは戦いや訓練の証として当然であると思うものの、それを誰かに嗅がせるというのは少し恥ずかしいことでもあった。
「甘露寺さん、あなたも早く嗅がせてくださいね」
そんな気持ちなど知るよしもなく、胡蝶は蜜璃に早く鬼に嗅がせろと指示をする。
胡蝶が恥ずかしげもなく嗅がせているのに、後輩である自分がしない訳にはいかない。
蜜璃は意を決したように鬼の顔の方へと近づくと、胡蝶と同じように草履を脱いだ。
「んんごぉっ!!ぶふぅっ!!」
胡蝶の臭くて堪らない足袋を嗅がされながら、草履を脱いだ蜜璃を見て鬼は苦しそうな声で威嚇する。
ーーこれはあくまで鬼殺隊の任務。嗅がせるのは鬼を倒すため。
そんな鬼を見てそう自分に言いきかせると、その黄緑色の長い足袋を履いた足を鬼へと近付けていく。
蜜璃の足袋もまた胡蝶と同じく蒸れて湿っており、任務で何日も履き続けていたため、かなりの匂いを放つ代物だ。
胡蝶は蜜璃が足を乗せられるように、片方の鼻穴から足袋の足をずらす。
そこへ蜜璃は自身の足を乗せた。
クチュッ
汗で湿った蜜璃足が鬼の顔に乗り、その蒸れた足袋から僅かに水音がする。
そして鼻息荒く、鬼はその足の匂いを嗅いだ。
「ふごぉぉっ!!んごぉおおっ!!」
胡蝶のネットリとした納豆のような匂いの足と、蜜璃の酸っぱさのあるかきたての足汗臭。
左右の鼻の穴からその別々の足の匂いが流れ込み、鬼の身体の奥へ奥へと入っていった。
嗅覚の優れた鬼には、その足の悪臭が何倍にも強く感じてしまう。
「うわっ、ほんとに効いてる…そんな臭かったかな」
蜜璃は自身の足の匂いに苦しむ鬼を見て驚きながらも、改めて自分の足が臭いと言う事実に苦笑した。
「私達が鬼を倒すためにどれ程鍛練を積んでいるか、この匂いで分かるでしょう」
胡蝶はそう言いながら、憎しみを込めるように鬼の鼻に足袋裏をグリグリと擦りつける。
その度に胡蝶の足袋に染み込んだ足汗が鬼の鼻につき、たとえ足が離れても胡蝶の臭い足の匂いがする程だ。
「ふぐぉっ!!んごぉっ!」
鬼はその胡蝶の足袋の臭さに悶絶する声を上げながらも、その苦しさに鼻から呼吸を繰り返してしまい、更に臭い足の匂いを嗅いでしまうというループにいた。
「そう、だね。じゃあ私も」
胡蝶のその様子に触発されるように、蜜璃は恥ずかしさを捨て、鬼に足の匂いを嗅がせるために足を動かし始める。
胡蝶よりも蒸れた蜜璃の足袋。
それをグチュグチュと音を立てながら鬼の鼻へと擦り付けた。
「んん"っ!!おぉっ!!」
左の鼻の穴からは胡蝶の芳ばしい足の匂い、そして右の鼻の穴からは蜜璃の酸味の強い足の匂い。
それが体内で合わさり更に強い激臭となり、まさに鬼にとっては足臭地獄だった。
「ふふっ、苦しんでますか?そんなに私の足、臭いですか」
普段のような優しい口調の胡蝶だが、それが逆に冷酷に責めるような台詞を際立てていた。
「そ、そう!えと、私のく、さい…足は、その…どう!」
やはり自身の足の臭さに抵抗があるのか、蜜璃は顔を少し赤らめながら言う。
「んぐぉっ!ぶふぉっ!」
二人の蒸れた足袋の匂いは薄くなるどころか、部屋の暑さも相まって足汗をかき、更に臭くなり続けた。
「甘露寺さん、恥じることはないんですよ。誰だって足袋は履いていれば臭くなります。カナエ姉さんだって足袋は激臭でしたから」
「そ、そうなんですか!?」
胡蝶が足指を足袋越しにグニグニと動かし、臭い足の匂いを撒きながら言う。
あの上品で良い匂いがしそうなカナエですら足は臭いと言うのなら、自分の足が臭いのは仕方ないのかもしれない。
蜜璃は自分にそう言い聞かせ、現在進行形で蒸れ臭くなっていく自身の足に、グッと力を入れた。
「ほらっ、嗅ぎなさい!」
「ふ、ふぐぉっ!」
そして先程とは違い、胡蝶と同じように鬼に対して堂々と嗅がせ始めたのだ。
「ふふっ、良いですね。甘露寺さんの足はかなり臭いようです。鬼も苦しんでるみたいですよ」
蜜璃の足は見かけによらずかなりの匂いを放ち、鋭く刺すようなツンとした足特有の臭さだった。
「し、しのぶちゃんの足だって臭くて鬼に効いてるみたいだよ!」
そして胡蝶の足は蜜璃のとは違い、長年履いた足袋と足汗が混じって発酵し、納豆のように粘り気のある臭さだ。
それを同時に嗅がされる鬼はたまった物ではない。
「ふごぉおっ!んぐっ!」
臭い足の匂いに苦しむ鬼に、二人は無慈悲に足を嗅がせ続けた。
「では仕上げです」
胡蝶はそう言うと、乗せていた足の指をグッと開く。
それによって足袋の足指の股が開き、足で一番匂いの濃い場所が表れた。
胡蝶の黒い足袋の足指の股部分は、汗で色濃く変色しており、見ただけでその臭さが伝わってくる程だ。
「こ、こうかな?」
蜜璃も胡蝶と同じように、黄緑色の足袋の指の股を晒す。
足汗が溜まりに溜まり、深緑に染まるそこは、足で一番臭い場所に他ならない。
「ふごぉっ!んごぉ!」
鬼は今からされることを察して必死に踠くが、拘束は解けず逃げることなどできなかった。
「いきますよ」
「うん!」
胡蝶は蜜璃の威勢の良い返事を聞くと、その開かれた指の股で鬼の鼻を塞ぐように足指で鼻を摘まんだ。
そして蜜璃も同じように、胡蝶の足に重ねるように足を乗せると、そのまま足指の股で鬼の鼻を塞ぐ。
鬼の鼻の穴は二人の足指に挟まれたおかげで、もうその臭く蒸れた足袋を通った空気しか吸えなくなってしまったのだ。
「ふぐぉぉおおおおっっ!!」
空気と共に鬼の鼻へと流れ込む、二人の足指の股の濃厚で臭い匂い。
先程までの足裏よりも凝縮された足の匂いが、ズドンと勢いよく鼻腔を突いたのだ。
「ふぎぃぉぉおおっっ!!」
匂いに敏感な鬼の鼻で嗅ぐ二人の足の匂いは強烈で、悲痛な叫びを上げながらもその臭い足の匂いを嗅ぎ続けるしかなかった。
「どうですか。匂いで惑わすあなたには丁度良い罰でしょう」
足袋の指の股を鬼の鼻へとグリグリ押し付け、汗でじっとりと湿る足袋で臭い液体を擦りつける。
「苦しんだ人の分、あなたも苦しんで罪を償いなさい!」
そして蜜璃もこれでもかというほどに指の股を鼻へと押し付け、鬼の鼻の穴を臭い足で密封してしまう。
二人の激臭足袋の匂い。
日々の訓練や旅路で蒸れに蒸れ、暑い中何日も連履きされた足袋。
それは鬼が今まで嗅いだどんな匂いよりも臭く、身体の奥の奥まで染み込んでいた。
「ほら、臭いですか。朝まではまだ時間はあります。あなたが消滅するまで、ずっと嗅がせ続けて差し上げますね」
「わ、腸だって。まだこっちの足だって残ってるんだから!日が上るまで覚悟してね!」
「んぎぉおっ!!あがぁぁあっ!!」
臭い足での責めはこの後も続き、途中で胡蝶に呼ばれて参戦してきたカナヲまでもが臭い足袋の足を嗅がせ、最後には三人の蒸れて臭い足袋の足が顔に乗せられ、足の臭さに悶絶しながら鬼は朝日に消滅した。
END