【サンプル】『ちょっとした遊び』【女からの靴下、素足、臭い責め】 (Pixiv Fanbox)
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※リクエスト作品
「お前等ぁ!!」
教室で来月の試合のスタメンについて話していると、廊下から男の怒声が聞こえた。
「はぁ…またやってるね」
呆れたようにユッコが廊下の方へと目を移し、大きなため息をついた。
「この前ちょっと制服着崩してただけで私もやられた」
マユマユも思い出しながら苛ついているような口調で言う。
「この学校で校則守れなんて言う方が間違ってるのにねぇ」
「ほんとほんと」
ユッコの言葉に私は苦笑しながら頷いた。
「遥はムカつかないの?あのドラゴリに」
「私?ムカつくに決まってんじゃん」
話を振って来たマユマユに、当然と返す。
私だってあいつには散々な目に合わされてきた。
阿久津 龍(あくつ りゅう)、通称ドラゴリ。
スポーツが盛んなこの学校で、体育を担当している教師だ。
勇ましい名前通り、筋肉質な身体に190近くある巨体で、ラグビーの選手として結構良い線まで行ったという話も聞いたことがある。
兎に角校則に厳しく、このご時世なのに聞き分けのない奴らには体罰すらも行う、一人だけ時代に取り残されたような教師だった。
スポーツが盛んな学校というだけあり、生徒達には血の気の多いのが多いが、一通りのスポーツができ、武道までやっているというドラゴリに歯向かえる生徒はいない。
私達のような反抗的な生徒には特に厳しく、逆に大人しい優等生ぶってる生徒にはめっぽうに甘かった。
故にドラゴリを嫌う奴らは少なからずいた。
「私だってこれまで何回指導で怒鳴られたか分かんないわよ」
「遥もかぁ。私だって買い食いしただけなのにその場で怒鳴られた」
「私も私も!ちょっと彼氏と良い雰囲気になって、教室でくっついてたらドカンと。そのくせ優等生の彼氏には注意すらしなかったし」
「調子乗ってるよね」
「かなりね」
「ねぇ、私達もうすぐ引退じゃん?」
ユッコの言う通り、3年になった私達は、この夏の大会で所属していた女子サッカー部を引退することになっている。
「だからなに?」
「2年の子達もドラゴリのこと嫌ってるのが多いんだよね」
「あぁ、あいつ学年関係なく怒鳴るからね」
「顧問でもないのに、色んな部活怒鳴り回っちゃってさ」
スポーツが万能な割には、あいつは何の部活の顧問も持っていない。
それはこの学校がスポーツが盛ん故に、部活ごとに専門のコーチが付くからだ。
顧問の教師はあくまで管理をしているだけで、特にスポーツの知識も経験もいらないため、ドラゴリのように檄を飛ばすような奴より、メンタルのケアに重点を置いた教師が選ばれる。
ドラゴリはその点は評価されていないということだろう。
「で、引退するからなんなのよ」
話が反れてしまったのを元に戻す。
「引退する前に、ちょーっと悪戯してやんない?」
ユッコが何かを思いついたような、含んだ笑顔で私達に言った。
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サッカー部の夏の大会。
この大会で3年の連中は引退になる。
毎年のことだが、部活を引っ張って来た3年が引退する大会というのは、胸が熱くなる。
この大会期間中は他の部活も遠征しているため、学校全体が自習の期間になり、部活に入っている生徒は自習ではなく自主練することも許されている。
もうすぐ女子サッカー部の決勝戦の日。
練習にも熱が入り、これを利用して女子サッカー部は朝から練習を重ねている。
昼過ぎに檄を飛ばすために見に行ったが、かなり気合いが入っていた。
これは試合の日には俺も応援に行ってやらないとな。
そんなことを考えながら、他の部活の様子を見るために、俺は体育館へと向かおうとした。
「阿久津先生」
すると、練習から抜けてきたのか寺崎が声を掛けて来た。
「おぉ、寺崎か。どうした」
健康的な肌色に程よくついた筋肉、そして足が長くスラッとした奴らが揃う女子サッカー部。
その中でもエース的存在なのがこの寺崎裕子、通称ユッコだ。
「私達決勝が近いんで、練習終わりに部室で喝を入れて欲しいんですけど」
そんな寺崎が声を掛けて来た理由は、とても意外なことだった。
普段厳しい俺は、生徒達から恐れられている自覚がある。
それを今日は敢えて喝を入れて欲しいなんて。
不思議に思いながらも、嬉しい気持ちが先行した。
「よし。良いぞ」
俺は意気込んで返事をすると、寺崎はなんだか妙な笑顔を浮かべていた。
もうすぐ試合で緊張しているのか…これは強めに檄を飛ばしてやるか。
そんなことを考えながら、俺は上機嫌にその場を去った。
「阿久津先生!」
夕方。
他の部活の連中や生徒が帰った時間、言われた通りに部室に行くと、寺崎といつもつるんでいる、沢渡真友と高杉遥の二人がいた。
部長の沢渡と、副部長の高杉。
エースである寺崎と合わせて3バカは、学校の男子生徒からモテるせいで、そっち関係で俺から怒られることが多い3人だ。
「他の連中は?」
部室には寺崎とその二人だけで、他の連中はいない様子。
「他のメンバーはみんなは家で集中したいってことで帰りました。私達三人だけなんだか緊張しちゃってて」
「そこで阿久津先生に頼もうって話になったんですよ」
普段は校則を守らず、手の付けられない三人だが、こんな素直なところを見せられると、俺の愛の鞭が伝わっていたと実感し、その成長に感動すら覚えた。
確かにこの三人は試合で重要な役割を果たす三人。
他の部員達よりも責任を感じているのだろう。
「っし、じゃあ三人共そこに並べ」
「「「はいっ!!」」」
並んだ三人の背中を、端から順番に引っぱたいてやる。
勿論本気ではなく、跡が残らないように力加減をしてだが。
バチンッバチンッバチンッと衣服と手のぶつかる音が部室に響く。
「お前等、頑張って来いよ!!」
「「「ありがとうございます!!」」」
背中へのビンタで三人の目つきが変わったのを感じた。
目に闘志を燃やすような、そんな力強い目に。
これで三人の緊張は取れたはずだ。
しかし…
「なんだかこの部室、匂うな。ちゃんと普段から掃除してるか?」
部屋に入った瞬間から感じていたが、先ほどまで部員達がいたせいか、部室全体が汗の匂いで充満し、酷い匂いが鼻をついていた。
サッカーはやっていないが元々色々なスポーツをしていたせいで、この運動部特有の臭い部室には慣れているものの、やはり少し気になる。
周りを見渡すと、練習用のスパイクやソックス、ユニフォームが、恐らく洗濯もせずにいくつも投げ捨てられていた。
男子も女子もこの辺は変わらないな…
「掃除は試合が終わったあと、三年全員でする予定です」
部長の沢渡が答える。
「そうか。後輩たちのためにも綺麗にしていってやれよ」
「はい!」
「それで先生、ちょっとお願いが…」
「おう、なんだ?」
なんだか照れたように寺崎が言う。
「ちょっと今までのお礼がしたいので、そこにマットがあるじゃないですか。そこに寝て貰っても良いですか?」
「ん?これか?」
目線の先にはサッカー部が柔軟に使うためのマットがある。
なんでこんなことを頼んでくるのかは分からないが、何かサプライズがあるのだろう。
ここは何も言わずに寝るべきか。
俺はそのマットに仰向けに寝転んだ。
「あ、もうちょっと上に」
「こうか?」
マットの上から頭だけはみ出るように寝る。
「今よ!!」
「うわっ!!!なんだ!!」
瞬間、沢渡と高杉の二人が俺を転がすようにマットを持ち上げ、俺の身体をくるむようにマットを巻いた。
「おい!お前等!!」
俺の制止も聞かず、元々マットの下に敷いてあった縄でマットごと縛り始める寺崎。
あっと言うまにマットに簀巻きにされてしまった。
「なっ!!なんだこれは!!」
「だから言ったじゃないですか。お礼だって」
「なんでこんなことをした…早く離せ!…んんんっ!!」
叫ぶ俺に、何かを被せる沢渡。
これは…スパイクか!?
「ちょっ、マユマユそれやばい!!」
そう言って爆笑する寺崎を横目に、沢渡はそのスパイクの紐を使って俺の顔に固定する。
「お前等どういうつもっっ!!!」
怒鳴ってる途中で、鼻から入って来るスパイクの嫌な匂いに面食らってしまった。
「あはははははっ!!それ誰のスパイク?」
「知らなーい。その辺に落ちてたやつだから」
「ってそれ私の!!」
どうやらこのスパイクは高杉のらしい。
「あははははははっっ!!お腹痛いっ」
それがツボだったのか、腹を押さえながら笑い続ける寺崎。
「良いでしょ。今履いてるやつあるんだし、放置してたってことはもう捨てるつもりだったんでしょ?」
「まぁそうだけどさぁ」
「うっ…おいお前等!ふざけるのも良い加減にしろ!!んんっ…これを外してマットも解け!!」
鼻で息を吸わないようにしながら話すが、それでも怒りで鼻息が荒くなってしまう。
「いやぁ、ダメですよ。今離したら絶対私のこと怒るでしょー」
「当たり…前だっ。こんなことをするなんて、大問題だぞ…っんんっ」
意識すればするほど鼻から吸い込む臭い靴の匂いが気になって仕方ない。
「まぁまぁ、この姿の写真撮ったら離してあげますよ」
「なん、だとっ…!!」
段々と鼻が慣れて来る。
確かにこのスパイクは臭いが、昔やっていたラグビーや、趣味でやる野球や剣道のあの汗臭さを経験している俺にとっては、こんな放置されていたスパイクなど大きな問題にはならないということだ。
それよりもこいつらだ。
俺をこんな状態にするなんて、絶対に許すことなんてできない。
しかもこれを写真に撮るなんてことをさせる訳にはいかない。
「ふざけるな!!」
「ちょっとした遊びじゃないですかぁ」
「取り敢えずまずはこの臭ぇスパイクを外せ」
「あははっ!!遥のスパイク、やっぱり臭いってさ!!」
「うっさい!あんたのだって臭いでしょ!!」
「まぁまぁ遥。足が臭いのは仕方ないって」
「マユマユまで!!言っとくけどマユマユも今すごい足臭いからね!」
「えぇ?遥程じゃないよ」
馬鹿な会話で盛り上がる三人。
誰の足が臭いなんてどうでも良い話でよく盛り上がれるものだ。
「早く外せ!!」
そんな三人に割って入るように俺は怒鳴った。
そんな俺に目をやると、寺崎が何かを思いついたかのような顔をする。
「ねぇ、私達みんなそれぞれ足が臭くないって思ってる訳じゃん?」
「まぁね」
「そだね」
「じゃあほんとに臭くないか、先生に嗅いで貰おうよ」
二人に目配せをするように言うと、沢渡も高杉も同意するように頷いた。
「良いねぇ~。これまで私達のこと散々目の敵にしてくれたお礼も兼ねてね」
「まぁ私の足は臭くないけど!」
二人が子供じみた笑顔で俺を見て言った。
おい、こいつらまさか…
「せーんせ、覚悟した方が良いですよ。この二人の足、すっごい臭いんで」
「いやそれはあんたでしょ!あんな放置してたスパイクが臭いんだから」
「まぁまぁ、それを決めるのは先生だから」
そう言いながら、俺の顔を囲み始める三人。
仰向けに寝る俺の顔の左右に寺崎と沢渡、そして上には高杉が陣取った。
「うっ…」
三人のスパイクを履いた白いサッカーソックスの足が近づいた瞬間、ムワっと嫌な匂いが漂ってきた。
今俺の鼻を覆っている靴からではなく、恐らくこれは三人の足から直接放たれているもの。
「ふざけるな!!なんで俺がそんな…」
「まぁまぁ先生。先生だって私達に散々酷いことしたじゃないですか」
「かるーく仕返し?的な」
「散々私達のこと怒鳴って辱しめたんですから、こんなことで済むなんて安いもんでしょ。それに安心してくださいって。私達全員自分の足が臭いなんて思ってないんで」
「んっ…それはお前らが校則を破ったからだろ!!それに臭い臭くない関係なく足の匂いを嗅ぐなんて嫌に決まってるだろうが!!うっ…」
囲む足の匂いと鼻についた靴の匂いが鼻の奥まで入り、一瞬噎せそうになるが、まだなんとかなるレベルの匂いだ。
バレー部やハンドボールなどの他の部活に比べれば、こいつらはまだ細身の部類。
ごつい奴らの匂いに慣れている俺だからこそ耐えられているが、それでなければかなり酷い匂いを放っている。
「はいはい。校則破ったら何しても良いって訳ね」
「まぁ私の足は臭くないですけど、二人の足は激臭なんで気を付けてくださいよ~」
「だから遥のは臭いって!先生良いこと教えてあげますよ。今日一日、校庭で試合のために丸一日練習してたんですよ。あの炎天下の中」
今は大分ましにはなったが、今日の気温と湿度はかなり高く、水分補給を少しでも怠れば熱中症になるレベルの熱さだった。
見るからに汗で湿り、泥で汚れた三人のソックスは、その練習の過酷さを物語っている。
湿ったソックスはべったりと足に張り付き、脛当てと足の筋肉がくっきりと浮き出ていた。
「そんな訳でぇ…」
ニヤリと笑いながら、寺崎が俺の顔についていたスパイクを外す。
そしてそのスパイクを隅のほうに投げ捨てると、今度は履いているスパイクを脱ぎ始めた。
それに合わせるように他の二人もスパイクを脱ぎ始める。
そして一斉に現れる三人の白いサッカーソックスを履いた足。
練習を1日していたと言うだけあり、白いソックスは茶色く変色し、足裏には土と汗でくっくりと足形が浮き出ていた。
瞬間、気のせいではなく、俺の顔の周りの湿度と温度が上がったのを感じた。
スパイクを外されて油断していたところに、近くにある三人の足の匂いが鼻へと流れ込んでくる。
「うぅっ…!!」
まだ顔に触れている訳でもないのに、既に嗚咽きそうになる程に臭い足の匂い。
スポーツ特有の汗臭さには耐性がある方だと自負していたが、それでもかなりキツく感じた。
「せんせー大丈夫ですか」
「やっぱ遥のが臭いんだって」
「だからなんで私だけなの!」
「ほら、そろそろいくよー」
「はいはい」
「せーの」
その掛け声と共に、三人の足が俺の顔を覆った。
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