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普通の修学旅行のはずだった。

3年の夏、うちの学校は旅行先が沖縄のため、少し遅めの時期に修学旅行に行くのが常だった。

「修平、やっぱり沖縄って言ったら海だろ!結構女だけの旅行客も多いみたいだし、ナンパしようぜ」

「いやいや、学生なんて相手にしねぇだろ」

「分かんねぇだろ!もしかしたら夜部屋に呼ばれて、良い思いできるかもしんねぇじゃん!」

「はいはい、勝手に言ってろ」

宿泊先へと向かうバスの中。

同じ班である裕太と共にくだらない話をしていた。

旅行でテンションが上がっていつもよりもめんどくささが増している裕太の話も、俺もやはり気分が上がっているのか、それも悪くないと感じている。

車内では裕太と同じように興奮した様子で話している連中ばかりだが、この沖縄の青い海と空を見ればそうなってしまうのも頷けた。

「裕太君は私達なんかより大人の女の人が好きなのね」

裕太の話を聞いていたのか、通路を挟んだ隣に座っている美沙が話しかけて来る。

「当たり前だろ!お前等みたいな子供なんて俺は相手にしねぇの。大人のお姉様と俺は楽しく過ごすんだよ!」

「ふ~ん…」

面白く無さそうに答える美沙。

それもそのはず、美沙は裕太のことが好きなのだ。

鈍感なこいつは全く気付いていないが、普段の美沙の様子を見ていれば誰が見ても裕太に好意を寄せているのが分かる。

修学旅行の班決めの時も、無理矢理俺達のグループに入ってきたぐらいだ。

「まぁまぁ美沙ちゃん。海は基本的に先生も一緒だし、裕太君も変なことできないって」

そう言って美沙を慰めているのは、美沙の親友である寧々だ。

普段活発な美沙に比べ、大人しめの寧々がなぜ美沙と仲が良いのかは謎だが、学校ではいつもこいつらは一緒にいる。

勿論美沙と共にグループに入ってきた寧々も俺達と同じグループだ。

「それに修平君もいるし、裕太君もいるしさ」

俺の方を見ながら笑って言う寧々に、少しドキっとした。

天真爛漫で可愛らしい見た目の美沙に比べ、寧々は比較的静かな美人。

裕太と美沙があんな状態だから、必然的に寧々とも一緒にいることが多くなる。

静かだけどちゃんと周りの事を見て話せる寧々に、俺は好意を持っていた。

美沙はこの修学旅行で、裕太に告白しようと意気込んでいるというのを前に耳にしたが、それは俺も同じだ。

俺もこの旅行中に寧々に…


そんな時だ。


「なんだよあれ」

「ガスマスク?」

クラスの連中が前を見てザワザワと騒ぎ始める。

何があったんだと前を見ると、担任の教師である寺島とガイドさんが前の方に立っていた。

異様なのは顔に付けられたガスマスク。

バスに乗る時はそんなものはつけていなかったはずだ。

ミラー越しに見える運転手もまた同じ物を付けているようだった。

「先生~、なんすかそれ」

クラスの誰かが笑いながら寺島に声を掛けるが、寺島は返事をしない。

その様子がなんとも不気味だった。

何かが変だと皆がざわつき始めた時、車内でシューッと言うガスが流れ込むような音が聞こえた。

「何?なんなの?」

「怖い」

美沙と寧々が身体を寄せ合いながらその様子に怯えている。

「なんかのドッキリだろ?サプライズ的な」

呑気なことを言っている裕太も、顔が若干引きつっており、この状態の異様さに内心気付いているようだ。

「まさか…!!」

気付いた時は既に遅かった。

流れ込んで来たガスを吸ってしまっていた俺は、そのまま眠るように気を失ってしまった。



■■■■■■■■■■■■■■


「…修平…君…」

「んんっ…」

「修平君!」

美沙の声で目が覚めた。

身体を起こすと、ジャラジャラと金属の擦れる音が響く。

身体中が何やら重い。

「大丈夫?修平君」

寧々の声も聞こえた。

やっとはっきりしてきた頭で自分の身体見ると、いつの間にか着替えさせられたのか、学校のジャージを着ており、手首と足首には何やら錠のようなものを付けられていた。

見えないが何やら首にも金属でできた首輪のような物が付けられており、周りを見ると、鍵をつけられた牢屋の中にいるようだった。

「な、何だよこれ」

二人の声のした方へと顔を向ける。

二人は通路を挟んだ向かいの牢屋の中に二人で収監されているようだ。

「わかんないよ…起きたらここにいて、こんなの付けられてて…」

美沙が泣きそうな声で言う。

二人も俺と同じように錠を付けられていた。

「ゆ、裕太は!?」

こっちの牢屋の中は俺しかいない。

「分かんないよ…私達が起きた時にはもう裕太はいなかった…」

「なんでこんな…」

必死にこれまでのことを思い出す。

俺達は修学旅行に沖縄に来て、ホテルに向かうバスの中でガスを吸って眠くなって…

「あ…」

そこで思い出した。

「まさか…これって…」

「EL制度」

俺が思い出したと同時に、今まで黙っていた寧々が口を開いた。

「EL制度って…」

ハッとしたように美沙も口を噤む。

「間違いないよ。私達はEL制度に選ばれたの」

「嘘だろ…だってあれに当たるのなんて100校に1校、しかも1クラスだけのはずじゃんか…」

「それってそんなに確立低くないよ」

「嘘だろ…」

EL制度。

20年程前からできたこの制度は、人間の世界に突如現れたエルフ達のせいでできた制度だ。

耳が長く、人間離れした綺麗な顔のエルフ達は、人間よりも寿命が長い。

エルフ達の目的は、人間の持つ生命のエネルギーであり、それを欲したエルフ達は人間を攫っては監禁し、エネルギーを吸い尽くして殺した。

科学とは違う方向で技術が発展しているエルフ達の世界では、魔法の類が発展しており、もし全面的に争ったとしても人間側が勝てる見込みはない。

そこで人間達とエルフ達の間である取り決めができたのだ。

人間の中でも一番パワーのある10代の男女を、毎年一定数エルフ側に預ける。

その人間達は1年間エルフの経営する牧場へと送られるのだ。

全員無事に帰ってきてはいるが、出て来た者は記憶を消されているため、中で何があるのかは誰も知らない。

その10代の男女は、全国の学校からランダムでいくつかのクラスが選ばれ、突然連れていかれるのだ。

それがEL制度。

つまり、俺達は今回のEL制度に選ばれてここに連れて来られたということ。

「い、嫌よ…ここで何をされるの」

「分かんねぇよ…」

顔を伏せ、ついに泣きだした美沙。

俺はなんて声を掛けてやれば良いか分からなかった。

「大丈夫。殺されることはないわよ」

そんな中、やけに冷静な口調で寧々が言う。

「…何か知ってるのか?」

「んーん。何も知らない。けど、お姉ちゃんはちゃんと帰ってきたから」

「え!?」

「私のお姉ちゃんもEL制度に選ばれたの」

「嘘…」

美沙も顔を上げ、驚いた顔で寧々を見つめる。

「お姉ちゃんも1年間帰って来なかったけど、ちゃんと無事に戻って来たから…」

「ほ、ほんとに…?」

「うん。それにね。EL制度ってそんな悪いことばかりじゃないんだよ」

「どういう意味だよ」

「1年間経ったとしても、私達は歳を取らないの」

「は?」

言っている意味が分からなかった。

「あくまで戸籍上の話だけどね。出て行った時、私達は誕生日が1年ずらされるの。クラス全員がここに来てるはずだから、帰ったらそのままそのクラスで残りの学校生活が送れるから、私達は歳を取らない」

「そんなこと…」

「国が絡んでることなんだから、そんなこと簡単よ。それに、家族には国から補償金が支払われるから、家族としても悪い話じゃないの。そもそも修学旅行に行く前から家族は知ってるはずだしね」

「嘘…ママも知ってたって言うの…?」

ショックを受けたような顔で美沙が寧々に聞く。

それもそのはずだ。

美沙は母親と仲が良い。

自分がこんな場所に行くことを、自分の母親が黙っていたことがショックなのだろう。

「知ってるはずよ。だけどこのことは本人には言ってはいけない決まりになってるから、お母さんを責めないであげて」

「嘘…嘘よ…」

再び泣き始める美沙に寄りそうように寧々が肩を抱いていた。

「なぁ寧々、お姉さんは…その…特に変わりは無かったのか…?その、怪我とか…」

聞きにくいことだが、これから自分達に起こることのヒントになるかもしれない。

「大丈夫。お姉ちゃんは特に怪我してる感じも無かったよ。それに何も覚えてないみたいだし、いつも通りのお姉ちゃんだった。だけど…」

俯き、何やら言いにくそうにする寧々。

「何があったんだ…?」

聞いちゃいけないと思いながらも言葉が先に出てしまった。

「お姉ちゃん、そう言うことするような人じゃなかったんだけど…ある日、男の子達が数人お姉ちゃんの部屋に来てたの。何してるんだろうと思って、少し覗いちゃったんだけど…お姉ちゃん、その人達相手にセックスしてた…」

「は?え?」

予想外の答えにマヌケな声が出てしまう。

「それがここのせいかは分からない。けど、お姉ちゃん、保健の授業だって苦手なくらい性に関しては潔癖なところがあったのに、お姉ちゃんも男子達もみんな裸で、貪るようにセックスしてて…でね、結局学校卒業したら出て行っちゃった。沖縄に住むって急に言い出して…」

「沖縄って…」

「うん。だからほんとはさ、修学旅行を少し抜け出してお姉ちゃんに会いに行く予定だったんだ。だけどまさか自分まで選ばれるなんて…」

「寧々…」

手を震わせながら、悲しそうな顔で言う寧々。

冷静に見えたが、寧々も怖いのだろう。

「でも大丈夫。ほんとそのこと以外は普通のお姉ちゃんだったよ。もう暫く会ってないけどさ。だから私達もきっと大丈夫」

自分だって怖いくせに、他人のことを元気づけようとしてくれる。

そんな優しい寧々を俺は好きになったんだった。

俺だっていつまでも焦ってる訳にはいかない。

「寧々、ありがとう。おい美沙。取り敢えず泣き止め。いくら泣いても解決なんてしねぇし、それに1年ここにいりゃ無事に出られるんだからよ」

「うっさい分かってるわよ!……寧々、ごめんね。もう大丈夫だから」

寧々の優しさに気付いたのか、美沙も少し落ち着きを取り戻したようだ。

その時。


カツンッ、カツンッ


通路を誰かが歩くいくつもの足音が聞こえた。

「おらっ、出ろ!」

「嫌だぁあああ!!何すんだよ!!」

少し離れた場所で声が聞こえる。

どうやらここには俺らが入っている牢屋以外にもいくつかあるらしい。

嫌がっている声は同じクラスの前田の声に似ていた。

「暴れるな!!」

「た、助けて!!おい!飯塚!助けてくれよ!!」

「おい!離せよ!」

どうやら飯塚は前田と同じ牢屋に入っているらしい。

「チッ」

バチッ!!

「ギィアァア!!!」

何かが弾けるような音がしたと思った瞬間、叫ぶ飯塚の声が響いてきた。

「大丈夫か飯塚!!」

「お前もこうなりたくなければ大人しくついてこい」

「おい!飯塚に何した!!」

「チッ、めんどくせぇ」

バチッ!!

「ギャアァ!!」

再び音が聞こえた瞬間恐ろしい程静かになり、今度はズルズルと何かを引きずる音が遠ざかっていった。

「かわいそ~」

「うわ!!」

飯塚と前田のことに夢中になっている間に、いつの間にか牢屋の前に来ていたのか、一人の男が立っていた。

どうやらさっきの足音とは逆側から来たらしい。

「どーも」

軽い感じに話すその男は作業服の若い男だった。

「お前誰だよ!!」

「名前なぁ…まぁ鈴木とでも呼んでくれ。どーせお前らと会うことなんて数える程度だろうしよ」

「エルフか!?」

「見れば分かるだろ。人間だよ人間」

「ちょっと!前田君と飯塚君に何したの!!」

鈴木と名乗る男の後ろから美沙が声を荒げた。

「あ~煩いなぁ。お前もあの二人みたいにしてやろうか?」

明らかに苛立った口調で美沙の方を振り向く鈴木。

まずい。

「おい!あの二人に何したんだよ!」

このままじゃ美沙達が何かされる。

そう思った俺は敢えて鈴木に声を掛けた。

「あ~、うるせぇうるせぇ。ったく…首輪だよ首輪」

「首輪…」

首に付けられた金属製の首輪に手を触れる。

「そー、それそれ。お前等があんまり言うこと聞かねぇと、そっから電気が流せんだよ。身体にゃなんの影響もねぇけど、すっげぇ痛ぇぞ。気ぃ失うぐらいにはな」

そんな恐ろしいことを軽く言うその鈴木にゾっとした。

「おい、無駄話はここまでだ。お前、ここから出ろよ」

牢屋の鍵を開け、俺に向かって言う鈴木。

「一応言っておくけど、暴れたらあいつらみたいに痛い目見ることになるかんな。俺もお前引きずってくの重くて嫌だし、お互いの為に大人しくついて来いよ」

先ほどの飯塚と前田の様子を知っているのに、ここで反抗する程俺はバカじゃない。

開けられたドアから俺は外に出て、鈴木の前へと立つ。

「修平君…」

向かいの牢屋から寧々の心配そうな声が聞こえた。

「大丈夫。すぐ戻ってくっから。裕太のことも探してくるよ」

正直内心ビビッていたが、それでも残った二人を不安にするようなことだけは避けたかった。

「安心しなって。君達のこともすぐに迎えが来るよ」

二ッと笑いながら二人に言う鈴木。

二人は身体を寄せ合いながら震えていた。

「おい、さっさと行うぜ」

これ以上ここにいたら余計二人を怖がらせかねない。

急かすように鈴木に声を掛ける。

「それはこっちの台詞だっての。まぁ良いや。じゃあねお二人さん。たっぷり楽しんでよ」

何やら意味深なことを言って歩き出す鈴木の後を、俺は黙ってついていった。


通路を歩いていくと、牢屋がいくつも並んでいて、そこにそれぞれクラスの連中が入れられていた。

空の牢屋もあるのは、恐らく既に連れていかれた連中のだろう。

牢屋の並ぶ通路の先にドアがあり、そこを開けるとまたドアの並ぶ通路になっていて、また暫く歩くと大きい扉に突き当たった。

僅かではあるが、中から悲鳴のような声が聞こえてきている。

「すげぇもんが見れんぞ」

俺がその声を聞いて微妙な顔をしていると、ニヤニヤ笑いながら鈴木は言い、その扉を開いた。


瞬間…


「んおぉぉおおおおっ♡」

「助げでぇええええっ!!あぁあああ♡」

「もう無理いぃいいいい"い"い"っ」

男達の叫びや呻き声が一斉に流れ出てきた。

それだけでも驚きだが、中に入って更に驚くことになる。


「なんだよこれ…」


そこはまるで牛小屋のようだった。

器具で強制的に四つん這いに拘束された、100人以上はいるであろう全裸の男達が、一人一人区切られた柵の中にいた。

男達は皆、乳首とチンポと尻に何か器具を付けられており、特に何かに繋がってる訳ではないが、自動でその器具達は動いている。

「どう?凄いだろ」

驚く俺を見て面白そうに言ってくる鈴木。

「なんだよ…ここは…! 」

恐らくこの男達は、俺と同じでここに連れて来られたどこかの学校の生徒達だろう。

それがなんでこんな…

「ここはエルフ達の為に人間のエネルギーを搾取する施設なんだよ」

「エネルギーって…」

見る限り、エネルギーを搾取しているというより…

「人間達の精液がエルフ達のエネルギーな。あいつらについてるあの器具は、精液を出させるためにエルフ達の魔法で動いてんだよ」

よく見ると、確かに器具は宙を浮き、全てが同じ動きをしている訳ではなさそうだった。

「ほら、あいつ見てみ」

鈴木の指した先には…


「裕太!!」


そこには他の男達と同じように、四つん這いにされて器具に襲われている裕太の姿があった。

「ん?知り合いか?ってちょっと!!」

俺は鈴木の制止の声など聞かずに裕太の元まで駆け寄った。

「んおぉぉおおっ♡あぁああああっ♡」

「裕太!!」

口からだらしなく舌を出して唾液を垂らし、グチュリグチュリと音を立てながら器具達によって身体を責められて喘ぐ裕太。

俺の声に気付いたのか、裕太は俺を見て驚いた顔をした。

「しゅ、修平っ、んあぁあっ♡だずげっ、おぉぉおおおっ♡」

「待ってろ!!」

俺はその器具達を離そうと裕太に近付いた。


バチッ!!


激しい音と共に首に激痛が走る。

思わず首を押さえてその場にうずくまってしまった。

「はぁ、まったく。搾取中の奴に近付いちゃダメっしょ」

俺の後ろにいつの間にか鈴木がいた。

「その電流は、さっきの二人がやられたやつの半分の威力だから。これ以上勝手な行動したら、お前にもあいつらが受けたのと同じの流すかんな」

これが飯塚達の受けた電気の半分…?

あまりの痛みに冷や汗が止まらない。

こんなの本気でやられたら…

身体の血の気が引いていくのが分かった。

「それにほら、見ろよ」

鈴木に顎を掴まれ、裕太の方を無理やり向かされる。

四つん這いで、顔中を涙や唾液でぐちゃぐちゃにしながら、艶のある喘ぎ声を出し続けている。

「あいつの性器についてる器具あるだろ?あれって、中ですげぇ大量の触手が、ヌルヌルする液出しながら吸って動いてんだよ。それに男でも乳首をグッチュグチュにしてやると喜ぶ奴多いから、ちゃんと丁寧に責めてやってんだぞ?んで最後にケツな。奥の奥まで突きながら、人間を発情させて精液作る薬を投与してんの」

鈴木の言う通り、裕太は見るからに感じていた。

チンポは筒に包まれているが、硬く大きく勃起しているのは明らかだし、声も叫びと言うより喘ぎの方が多い。

「後ろにタンクがあるだろ?」

言われて見ると、裕太の後ろには2リットルのペットボトル程の大きさの透明なタンクがある。

それは裕太だけでなく、ここで四つん這いになっている全員の後ろにあり、底の方には白っぽい液が溜まっていた。

「あの筒で吸った精液は、後ろのタンクに貯まってくんだよ。あれがいっぱいになったらその日のお勤めは終わりだ」

「あれにいっぱいって…そんなこと無理に決まってる」

「まぁ普通はそうだよなぁ。けど言っただろ。ケツから液を入れてるって。粘膜に直接媚薬を投与されるされてるんだ。萎えたくてもなえらんねぇよ。ずっと気持ち良く射精し続ける人間家畜のできあがりって訳だ」

人間のくせにエルフに使われ、人間がこんな扱いをされてるのを笑いながら言う鈴木に、殺意すら覚えた。

「おいおい、俺を睨んだってどうにもなんねぇぞ」

知らない内に不快感が顔に出てしまっていたらしい。

「はぁ…ったく、恨むなら国を恨めっての。エルフからすりゃ俺ら人間だって牛豚と変わらねぇんだよ。お前だって卵食って肉食って乳製品食って生活してんだろ?お前らだけ特別だって思ってるのは人間のエゴだぞ」

こいつの言ってることは確かに正しいのかもしれない。

だけどそんな簡単に受け入れられることではないし、人間はエルフと言葉を交わすことができる。

俺らだって牛や豚の話す言葉が分かったら、今のように補食する方向に進んではいないだろう。

それに、目の前で裕太がこんなことをされているのに、それを仕方ないとなんて思えるはずがない。

「んぁぁっ♡も、もぅっ、あぁぁああっ♡」

グチュグチュと音を立てながら裕太に張り付いて動き続ける搾取するための器具達。

そして甲高い喘ぎを吐き続ける裕太。

俺はもうそんな姿を見ていたくなかった。

「チッ……もう良いだろ。さっさと行こうぜ」

しかしそんな俺の心情を察したのか、鈴木は嫌な笑みを浮かべ始めた。

「まぁまぁそんな焦んなよ。ちょっと面白いもん見せてやる」

そう言うと、裕太の前にある柵を越え、喘ぐ裕太の隣にしゃがんだ。

「おい!裕太に何する気だよ!!」

何をするのかはわからないが、俺はそれを止めようと同じように柵へと向かう。

「おっと止まれ!お前がこの柵を越えたら首輪からさっきの倍の電流が流れんぞ」

俺は寸でのところで足を止めた。

「言っておくが、俺から一定の距離を離れても流れるからな。お前は大人しくそこで見ておけ」

「くっ……!」

何もできない悔しさに歯を食い縛った。

「ちゃんと見とけよ」

そう言うと、鈴木は裕太のチンポをずっぽりと包んでいる筒のような器具を少しずつ抜いていく。

「あっ♡あぁっ♡あぁぁぁっ♡」

グチュグチュと音を立てながら筒に包まれていた裕太のチンポが現れる。


ペチンッ


筒が完全に抜けると、裕太のチンポは勃起している勢いで腹へと当たり、肌と肌のぶつかる音が響いた。

「おぉぉぉぉっ♡」

ぶつかった勢いで裕太のチンポから白濁した液が出る。


え、イったのか…?


「ははっ、無駄イきしたな」

そう言って鈴木は筒を置くと、今度は裕太の両乳首に吸い付いている大きな吸盤のような器具を摘まんだ。

その吸盤を外すのかと思いきや、鈴木はそれを上下左右に動かし始めた。

動かす度にズチュックチュッと音を立てる吸盤。





続きは7月10日に公開予定 現在タバコプランにて先行公開中 全文約12800文字

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