【男→男小説】『ノンケ限定匂いフェチ喫茶』【男からの脇の匂い、足の匂い、腋コキ、足コキ、靴下、素足責め】 (Pixiv Fanbox)
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2021-02-10 15:00:00
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2021-08-02 03:05:45
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ある店の個室の中。
仕事終わりのスーツ姿の会社員が、床に寝ている男の顔に足を乗せていた。
「はぁ…ほんとあんたも好きだよなぁ」
「あぁあぁっ♡臭いぃ♡臭いよ恭介君の足ぃ♡」
男は下半身を露出し、自身のチンポをしごきながら、必死に会社員の男の足の裏の匂いを嗅いでいた。
一日革靴を履いていたせいで蒸れに蒸れた、黒のビジネスソックスを履いた足裏を。
「ったく、ホモってほんと意味わかんねぇよなぁ。くっせぇ足の何が良いんだか」
そう言いながら男の鼻を、汗で湿った足指で摘まみ上げる恭介と呼ばれた男。
「んほぉぉぉぉぉっ♡あぁぁあぁぁっ!!♡」
余程興奮したのか、チンポをしごいていた男はそこで射精をした。
■■■■■■■■■■■■■■
「はぁ…金がない…」
俺、中村智也は自分の財布の中を確認しながらため息をついた。
残金は1780円。
給料日まであと5日をこれで過ごすのだ。
仕事の休憩の時間になり、外に食べに行く奴らがいる中、俺は自分のデスクで嫁の作ったおにぎりを広げた。
おにぎりも悪くはないが、たまには外で同僚と昼食を取りたいが、嫁からのお小遣い制の俺には少し難しい話だった。
もうすぐ子供も生まれるため、そのために節約が必要だから仕方ない。
諦めて俺はラップに包まれたおにぎりを開いた。
「おーい、智也。今日昼食いに行かね?」
声を掛けて来たのは同期の陽介だ。
俺と同い歳で今年27になる陽介もまた、近々子供が生まれると言っていた。
給料は俺と同じはずなのに、陽介はほぼ毎日昼は外食だ。
「すまん。今日嫁がおにぎり作ってくれてるから」
「お前の嫁さんマメだよなぁ。働いてんだろ?」
「あぁ。もうすぐ産休取るけどな」
「偉いわぁ。うちのは専業主婦だからなぁ。子供が生まれりゃ大変だろうけど、今は家でのんびりしてんぞ」
「まじか」
俺はふと疑問に思った。
奥さんが働いてないってことは陽介の給料だけで生活してるってことだよな。
将来のためにかなり節約しているとは言え、うちは共働きで生活がギリギリなのに、俺と同じ給料のはずの陽介がなんでそんな余裕があるんだ?
「なぁ、お前っていつも外食だよな?」
「ん?あぁ。うちの嫁さん朝は身体がキツイっつって寝てるからな」
「それでよく金足りるな。俺なんてそんな毎日外で食ってたら破産すんぞ」
「いやいや、外で食うって言っても立ち食いソバとか牛丼とかだし、一食500円とかだぞ」
「そうかもしんねぇけど、それにお前この前スマホも新しくしたって言ってたし、その時計だって結構高いだろ」
「ん?まぁな…」
陽介の腕に嵌められた某ブランドの時計。
確か10万以下じゃ買えないはずだ。
「まぁ俺んち嫁さんとこの持ち家で家賃掛かんねぇしな。それに…俺ら営業は、外回って、汗かいて、足で稼ぐもんだろ」
何かを含むように笑いながら言う陽介に少し違和感を感じる。
確かに陽介は一日のほとんどを外回りにしている。
かと言ってうちの会社は成績で多少賞与が前後するぐらいだし、成績を見る限りそこまで俺との差はないはずだ。
そこで更に陽介の違和感に気付いた。
いくら営業と言っても、陽介は一日外回りという日が多すぎるのだ。
営業と言っても事務作業はある。
売上の管理や顧客とのメールや報告などだが、会社の中を嫌がってカフェでやる連中もいるが、それにしても陽介は多すぎるのだ。
俺の場合、午前中に基本的な外回りは済ませ、午後はなるべく社内で作業をするようにしているぐらいだ。
それでも陽介はキチンと仕事はしているらしく、上司から特に何か言われることもない。
「足で稼ぐったって、どんなに頑張ったって天井は見えてるだろ」
「はははっ、足で稼ぐってのは、外回りを多くするってことじゃねぇよ」
「どう言う意味だよ」
「文字のまんまだよ」
自身の太腿をポンポンと叩きながら言う陽介。
俺には意味がさっぱり分からなかった。
「実はさ、会社に内緒で副業してんだよ。それが結構割の良い仕事でさ」
「お前…外回りが多いと思ったら、副業なんてしてたのか…」
「まぁな。っつってもちゃんと仕事はしてるし、文句言われるような筋合いはねぇけどな」
「そりゃそうかもしんねぇけど…」
「あ、そうだ。良かったら智也もやらねぇか?慣れれば楽だし、お前なら結構稼げると思うぞ」
俺の顔から足元までを舐めまわすように見て言う陽介。
「お前さ、結構良い体してるけど、何かスポーツでもやってたんだっけ?」
「俺か?俺はずっと野球だけど…」
自慢じゃないが、中学から大学までずっと野球をやってたし、今も筋トレだけは続けてるから身体は自信があったりする。
「体育会系ってやつか」
「まぁそうかな。先輩にはかなりシゴかれたよ」
「ははっ。そりゃ大変だったな」
そう言う陽介は俺とは違い、ガッチリと言うよりもスタイルが良い。
身長はお互い高い方だが、スラっとしている分陽介の方が足が長く見え、顔が良いだけにモデルと言われても信じてしまいそうだ。
いや、そういやスーツのモデルやったことあるって確か言ってたな…
「んで副業だけど、智也もやろうぜ。お前みたいなの受けそうだしな…」
「ん?どう言う意味だ?」
「あ、いや、こっちの話。で、どうする?」
「いや俺は…」
「お前次第だけどよ。俺は休みの日もちょいちょいやってるから、良い月だと20くらいいくぞ」
「そんなにか!?」
今の給料にプラスで20万も貰えたらどれだけ生活が楽…というか俺の生活の幅が広がるか…
昼食だって外食できるし、ここんとこスーツ関連の服以外買ってなかったが、それだって買える。
履き潰すまで履いてる革靴だって、もっと良い物が買えるじゃないか。
「お、少しは興味持ったか?」
「ま、まぁ…」
煮え切らない返事をしたが、俺は陽介の話に俄然興味が沸いていた。
「ちなみにどんな仕事なんだ?」
「ん~…説明が難しいからな…まぁ見るのが早いから、明日一緒に行こうぜ。見てから実際やるかどうかは決めても良いし」
「お、おう」
「よっしゃ決まり。あ、そうだ。お前んとこももうすぐ子供生まれんだろ?母子手帳ってあるか?」
「?そりゃあるけど…」
「おっけ。じゃあ明日それ持って来いよ」
「は?なんで母子手帳?」
「まぁ良いから。最初だけ必要なんだよ。それと、午前中に外回りは全部終わらせておけよ。んで昼食ったら、会社の下のコンビニの前集合な」
「お、おい。仕事中に行くのかよ。俺売り上げの入力だったり顧客と連絡取らないと…」
「あ、それなら仕事用のノートPCかタブレットも持って来いよ。そっちでも仕事できるからよ」
「???わかった…」
益々意味が分からなかった。
仕事をしながらできる副業ってなんだ?
「じゃあ明日なぁ」
そう言って陽介は昼飯を食いに行ってしまった。
ほんと大丈夫な副業なんだよな…?
少し不安になりながら、嫁の作ったおにぎりに齧り付いた。
うん。今日は明太子か。
副業が上手くいけば食べる機会が減るかもしれないおにぎりを、今日は味わって食べることにした。
■■■■■■■■■■
次の日の昼終わり。
今日は陽介に言われた通り、外回りを全部午前中に詰め込んだお陰でかなりバタついた。
暑かったせで汗をかきすぎて、シャツを取り換えたいぐらいだ。
思ったよりも時間に余裕がなく、いつも通りのおにぎりをさっさとお茶で口に流し込み、陽介との約束の場所へと向かう。
「コンビニの前っと…あ、いたいた」
会社のビルに入っているコンビニの前に、缶コーヒーを飲みながらスマホを弄る陽介の姿が見えた。
なんというか、イケメンっつーのはただ立ってるだけなのに絵になるもんだな…
俺と違って上等なスーツを着てるし、すげぇ似合ってる。
「おい、何ぼーっとしてんだよ」
俺に気付いた陽介が俺に声を掛けてきた。
「あ、すまん。いや陽介ってモデルやってただけあって、スーツ似合ってて羨ましいなぁなんて思ってさ」
「智也も似合ってんじゃん。ザ・営業って感じするぞ?」
「なんだそりゃ」
「スーツなんて智也みたいに身体がガッチリしてる方が格好がつくってことだよ。まぁ俺も似合ってるってのは否定しないけどな」
「はいはい。言うんじゃなかったよ」
「はははっ。じゃあ早速行こうか」
「お、おう」
俺は陽介に連れられるように歩き出した。
会社から15分程歩いたところにある、人通りが多いとは言えない裏路地。
目的の場所はそこにあった。
「ここだよ」
陽介が比較的綺麗なビルを指指していう。
「ここの4階だ」
「4階…『メンズサロン』って書いてあるけど、メンズエステかなんかか?」
「違ぇよ。まぁ取り敢えず行こうぜ」
流されるようにエレベーターに乗り込み、4階へと向かう。
「なぁ、ほんと何する場所なんだ?まさか詐欺とかそう言うのじゃ…」
エレベーターの中で思い切って陽介に聞いてみる。
「はははっ、安心しろって。犯罪とかじゃねぇっての。まぁ行けば分かるからよ」
またはぐらかされてしまった。
4階に着くと、殺風景な廊下にいくつも扉が並んでいた。
「こっちだよ」
陽介はその中でもガラス張りの扉の前に立って言う。
中に入ると、昔のラブホのように、相手の顔が見えない受付のような場所があった。
「すいませーん。俺の分はこれで」
受付に声を掛けながら、陽介は何やらカードを受付に出した。
「はい。確認しました。こちらが番号です。そちらの方は…」
陽介は何か番号の書かれたプレートを渡され、それを首から掛ける。
「あ、俺は…」
「こいつは俺の紹介です。今日登録したいんですけど」
「お、おい。登録ってなんだよ。俺まだやるとは…」
「まぁ登録するだけしとけばいつでもできんだろ。それに登録しねぇと中まで入れないからな」
「お前なぁ…」
「まぁまぁ、紙に記入して身分証見せるだけだから。コピーも取られる訳じゃねぇし」
「……ったく…」
「ではこちらにご記入ください」
出された紙を見る。
「名前、呼称、年齢、身長、体重、仕事、既婚未婚…」
なんだか妙な内容だな…
「おい陽介、この呼称ってなんだ?」
「あぁ、それは源氏名みたいなもんだな。俺はここだと『恭介』って名前で働いてる」
「はぁ?なんだよそれ。ホストクラブってことか?そんなの俺には無理だぞ」
酒は嫌いじゃないが、女を会話で楽しませるなんてそんな…
「違うっての。あぁ、めんどくせぇ。俺が決めてやるよ。お前は智也だから『俊也』な。ほら」
横から手を伸ばしてきた陽介に『呼称』の部分を勝手に書かれた。
俊也って…
胡散臭さを感じながらも他の部分を記入し、受付に提出した。
「はい。では身分証と、会社で働いているという証明書、既婚である証明書を確認させてください」
「え?」
益々意味が分からない。
身分証だけなら兎も角、他の二つはどういう意味が…
「おい陽介」
「名刺か社員証持ってきてるだろ?それと言っといた母子手帳出せよ」
「大丈夫なのか?」
「大丈夫だって。安心しろ」
ほんとなんなんだよここは…
言われた通り免許証と名刺、そして用意していた母子手帳を出す。
それを受付に出すと、少し中身を確認した後すぐに戻された。
それで何を確認したって言うんだ。
「ではこちらが番号です。本日は初回なので見学だけでも結構です。その場合はその番号は首から掛けずにお持ちください」
「は、はぁ…」
訳も分からず返事をする。
「じゃあ行こうぜ」
陽介はこっちだと言うように受付の隣にある扉の前へと行った。
扉の奥に何があるんだ…
俺は不安しかないまま陽介について行く。
その部屋の中は思ったよりも広く、カフェのようになっていた。
いくつもテーブルが並び、俺と陽介のようにスーツを着た会社員風の男もいれば、大学生のような若いにーちゃんや、作業服を着た奴らまでいる。
10人程の男が、各々好きにくつろいでいるようだ。
カフェのカウンターには缶の飲み物やお菓子が置いてあり、店員がいる訳ではない様子。
「なぁ、ここってなんなんだ?」
「まぁまずは座ろうぜ」
陽介は言いながら近くのテーブルへと腰掛ける。
そして慣れた手つきで持ってきたPCを開き、備え付けのコンセントを使ってスマホの充電まで始めた。
「俺も使って良いのか?」
「勿論」
俺は陽介の向かいに座り、同じように仕事用のPCを開く。
「ここでは各々好きなことしてて良いんだよ。あそこの飲み物とか軽食は無料だし、喫煙所まで完備。完璧だろ?俺ほとんどの事務作業はここでするようにしてんだ」
「入場料とか後で取られんのか?」
「いや、俺らは無料だよ。安心しな」
無料でこれだけ自由な場所を提供してくれるって、ボランティアじゃあるまいし怪し過ぎるだろ…
「今日は智也は見学だし、俺が呼ばれるまでは好きにしてろよ」
「おい、そろそろここが何するところなのか教えてくれても良いだろ」
疑問が多すぎて、流石にこんなところで仕事なんて落ち着いてできない。
すると、陽介は急に真面目な顔になり言う。
「なぁ、俺らって何があると思う?」
「は?どういう意味だ?」
「会社で営業として働き始めてもうすぐ5年になるけどよ、もし副業をするとして、俺らに何か資格やスキルがあるか?」
そう言われると弱い。
特に専門職ではないため、自社製品の知識やトークの技術は多少あるかもしれないが、それが直接他の仕事に繋がるわけではない。
「特にねぇけど…」
「そう思うだろ?だけどあるんだよ。俺らにもな」
「何がだよ」
「女が好きってとこだ」
「はぁ?」
何を言ってるのか理解できない。
「女を好きって…何言ってんだお前」
「お前も俺も、男じゃなくて女が好きだろ?」
「当たり前だろ」
「それにもう価値があるんだよ」
益々意味が分からない。
「どう言う意味だよ」
「だから、俺らは異性愛者、つまりノンケってことだろ?」
「だから何なんだよ」
「世の中には色んな奴がいてよ、ホモってやつは俺らみたいなノンケに価値を見出すんだよ」
「ホモだぁ?」
「そう。あいつらは俺らみたいなノンケが大好きなんだよ。ノンケと良いことできるなら金出すって奴らがいくらでもいるんだ」
良いことってつまり…
「おいおい、俺はホモに抱かれるなんて絶対嫌だぞ…」
冗談じゃない。
いくら金詰まれても男となんて気色悪くてキスすらしたくねぇ。
「まさかここってホモに身体売る場所なのか!?いやいや、俺は絶対嫌だからな!」
俺は一刻も早くここを出たくなり椅子から立ち上がろうとする。
「まぁ待て。俺だってホモに抱かれるなんて嫌だし、ホモ相手に勃起なんできねぇから抱くこともできねぇって。お前の言うことは大まかには合ってるが少し違う。話は最後まで聞けよ」
考えてみればそうだ。
こいつだって既婚者であり、根本の考えは俺と同じのはず。
「智也さ、今日午前中は外回りだったよな?」
「あぁそうだけど…」
いきなりなんだ。
「暑かったし大分汗かいたんじゃねぇの?」
「まぁそりゃな。シャツ変えようと思ったぐらいだよ」
「腋と足はどうだ?」
「どうだって、そりゃ汗かいてるよ」
「ちょっと匂い嗅いで良いか?」
「はぁ!?」
本当に意味が分からない。
この店の話を聞いてるはずなのに、なんで陽介が俺の匂いを嗅ぐって話に…
「良いかって聞いてんだよ」
「いや別に良いけど、ただ臭いだけだぞ」
「そう言うことだ」
「はぁ?」
「ここはな、匂いフェチのホモ共が集まる場所なんだよ」
「匂いフェチだぁ?」
「ホモじゃなくてもいるだろ。女のアソコや腋の匂いが好きとか」
確かにそう言うフェチ物のビデオは見掛けたことはある。
自分は全く好きではないが。
「俺らの匂いはな、価値があるんだよ。お前の臭い足も腋も、ホモは金払ってでも嗅ぎたいんだ」
「なんだよそれ…勝手にホモ同士でやってりゃ良いじゃねぇか」
「それじゃダメなんだよ。ノンケのってのが大事なんだ。それにリアルな匂いじゃねぇとな」
「リアルってなんだよ」
「AV女優って綺麗だけど、なんか妙に素人物の方がエロく感じる時ねぇか?」
「分からなくはねぇけど」
「制服だってそうだろ。コスプレしてくれる風俗よりも、実際にその制服を着て働いてる女としたいと思わねぇか?」
「ま、まぁ…」
「つまりそう言うことだよ。俺らはリアルにスーツ着て働いてるノンケの会社員だ。そんな俺らの匂いを、金払って嗅ぎたいってホモが結構いるんだよ。それをこの店は出会いの場所として提供してるんだ。だから受付の時に本物の会社員かと、ほんとにノンケかどうかの確認をするんだ」
そのための名刺と母子手帳ってか。
「けどホモ相手なんて…」
正直気持ちが悪い。
何をするかも具体的に分からないし、ホモに性的な目で見られることすら気分が良いものではない。
「今日はお前はやらなくても良いし、俺が相手するのを見ておけよ。んでやろうって思ったらやれば良い。確かに最初は気色悪かったけど、慣れれば普通に働くのがバカらしくなるよ」
「うーん…」
ここでまた疑問が沸いた。
出会いの場所ってことは、ここにいる連中にホモがいるってことなのか?
見た感じ普通の奴らみたいだが…まぁ見た目で判断つくものではないけど。
「この中にホモがいるのか?」
「ん?あぁ、違ぇよ。ここにいるのは全員俺らと同じノンケだ。ホモ達はまた別の入り口があって、俺らとは別の部屋にいる。ほら、色んなとこに監視カメラがあるだろ?あのカメラに映る映像を別室で見て、気に入った奴の番号を言うんだよ。あ、ほら見ろ」
陽介が指さす先にモニターがあり、『ポーン』という音と共に番号が表示された。
すると、先ほどまで漫画を読みながら飲み物を飲んでいた大学生風の男が立ち上がり、入ってきた扉とは別の扉から出ていく。
「あそこに番号が表示されたってことは、客から指名されたってことなんだよ。あっちの扉の先にはいくつも個室があって、そこで客と話すんだ」
「話すって…」
「どこまでするかは俺ら次第だからな。値段設定は店が基準出してるけど、ある程度自分の言い値で良いんだよ」
「ふーん…」
「まぁ今日は俺が客と話すとこも見学してけよ。そんで実際に見てみて、やりたくなったらやれば良い。番号を首から掛けなければお前が指名されることはないからな」
「なるほどな」
なるほどと言ったものの、正直未知のこと過ぎて理解が追い付かない。
ただ、俺は恐らくやらないだろう。
陽介がここまで言う以上見学まではするが、それ以上は正直俺には無理だ。
「まぁ番号が表示されるまで適当に仕事してようぜ。俺はほとんどないけど、呼ばれないこともあるにはあるしな」
「あ、あぁ…」
やっぱりおにぎり生活から抜け出すのは無理そうだな。
そんなことを思いながらPCに目を向けた。
■■■■■■■■■■■
30分程経ってからだろうか。
『ポーン』
その音と共にモニターに陽介の番号が表示されたのは。
「お、今日は中々早いな」
「そうなのか?」
「いつもは大体1時間前後待つからな」
「ふーん」
あまり基準が分からない俺は、それが早いのか遅いのかの判断すらつかない。
「じゃあ行こうぜ」
「お、おう」
俺は陽介と共に奥の扉へと向かう。
扉の先には陽介の言った通りいくつも扉があり、個室になっているようだった。
扉の前にいたスタッフらしき男に陽介は番号を見せ、部屋へ案内される。
「ちょっと待ってな。見学して良いか客に聞いてくるから。あ、気を付けて欲しいのが、ここでは俺は『恭介』って名前だからそう呼べよ。それとお前は『俊也』だからな」
「あ、あぁ、わかった」
そう言うと陽介はその部屋に一人で入っていく。
ホモ相手に本名をバラしたくないってことか。
陽介は少しすると再び部屋から出て来て、俺を呼んだ。
「良いってよ。入れよ」
俺は陽介に言われて中へと入る。
そこには、陽介と30代くらいの男がいた。
恐らくこの男が客なのだろう。
見た感じはほんと普通の男で、TVでみるようないかにもホモって感じの人物ではなかった。
「ど、ども」
一応挨拶をする。
「初めまして。関と言います」
物腰柔らかく挨拶をされ、俺も頭を下げる。
「関さんは俺の常連なんだよ」
「恭介君にはよくお世話になっててね」
「そ、そうなんですね」
なんて言って良いかわからず、俺は適当に相槌を打つ。
「俊也は俺の隣に座って見てれば良いから」
「え、あ、うん」
一瞬俊也というのが俺だと分からず返事が遅れる。
部屋には椅子いくつかあり、床にマットのような物も敷かれていた。
その一つに座っている陽介の隣に俺も座る。
しかし関という男は椅子に座らず、なぜか陽介の前に立っていた。
「じゃあいつも通りで良いか?」
「うん。頼むよ」
関さんの返事を聞くと、陽介はスーツの上着を脱ぎ、伸びでもするように腕をグっと上げる。
汗染みのできたシャツの腋を関に見せつけるように。
すると、関は自身の顔を近づけ、その汗染みの目立つ腋に鼻を押し付たのだ。
えぇ…
内心驚きながらも俺はなんとか声に出すのを押さえた。
「スー、スー、んんんっ、おぉ…」
そして鼻から息を吸い、陽介の腋の匂いを嗅いでいるようだった。
「あぁ…良いね恭介君…良い匂いがするよ…」
「良い匂いってことは、臭いってことだろ」
「まぁそうだね…あぁ…熟した汗のツンとする匂いに、仄かに香水の匂いが混じってて凄く良い…臭い…」
スースーと何度も鼻から空気を吸い、嗅ぐ角度を変えながら陽介の腋の匂いを堪能するように嗅ぎ続ける関。
「あぁ…堪らないよ…今日は暑かったからね。いつもより汗が凄いね…」
「かなり蒸れてるからな」
「はぁ…臭い…良いよ恭介君…はぁ」
鼻息だけでなく息を荒くし始める関。
どうやら本当に腋の匂いだけで興奮し始めているようだった。
爽やかな見た目の陽介だが、あの汗染みじゃかなり匂うはずだ。
匂いフェチのホモってほんとにいるんだな…
「じっとり湿ったシャツがまた良いね…あぁ…臭い、はぁ、はぁ、臭い…」
「こっちのが蒸れてるぞ」
そう言って関の嗅いでる方とは逆の腋を関の方に出す。
「どれどれ…」
促されるようにもう片方の腋を嗅ぐ関。
「お、おぉ…!ほんとだ。こっちの方が臭い。汗の酸っぱい臭いが強烈だよ」
「はははっ。そうだろ。こっちの方が腋に力入るからな。汗かきやすいんだ」
「あぁぁ…臭い…臭いよ恭介君…」
必死に陽介の腋の匂いを嗅ぎながら興奮した声を上げる関。
「な、なぁ…恭介君、そろそろ…」
「あぁ、分かってるよ」
関はそう言うと、陽介の腋から顔を離し、マットの敷かれた床へ仰向けに寝る。
陽介はというと、上着だけでなくシャツまで脱ぎ、中に着ていたタンクトップ一枚になった。
程よく締まった陽介の身体は、その黒のタンクトップが似合っている。
腋毛が思ったよりも濃く、その毛の林は見るからに蒸れ、俺なら嗅ぎたいなんて絶対に思わない程に臭そうな腋だ。
「あぁ…いつ見ても恭介君の腋はエロいよ…」
「ははっ、ほんと意味わかんねぇ」
陽介の言葉に内心同意した。
ほんとに意味が分からない。
なんであんな臭そうな腋を見てエロいなんて思考になるんだ。
「じゃあ関さんの大好きなやつ、しましょーか」
「あ、あぁ…」
待ちきれないと言う風に声を上ずらせ、唾を飲みながら返事をする関。
陽介は何をするのかと思えば、タンクトップ姿のまま、横になる関の方へと行き、関の顔を腋で跨ぐように肘を付いて横になった。
寝ながら関の顔をその臭そうな腋で覆ったのだ。
「あぁぁぁぁぁっ♡臭いぃ!やっぱ生の腋は匂いが格段に強いね。あぁ…♡鼻が曲がりそうだよ」
「ほんと好きだよなぁ。こんな臭ぇ腋に圧迫されたいなんて」
顔を腋に覆われながら、顔を陽介の腋に擦り付けるように動かしながら関は嗅いでいた。
「んはぁぁぁっ♡こんな臭い腋に潰されるなんて幸せだよ♡んはぁぁぁっ♡くっせぇぇっ♡」
最初の頃の関の普通そうな印象とは違い、臭い腋を嗅いで喘ぐ関は、変態そのものだった。
「あ、今腋舐めたよな?」
「ご、ごめん…我慢できなくて…追加料金払うから…」
「ったく、仕方ねぇな…ほら、舐めて良いぞ」
「う、うん…」
そう言うと、腋を嗅ぎながら陽介の腋に舌を伸ばし始める関。
「あぁぁぁぁっ♡汗がしょっぱくておいしいよ…」
「はぁ…なんかくすぐってぇから舐められんのあんま好きじゃねぇんだよな」
「こんな臭い腋嗅がされたら我慢できるはずないだろ…んぁぁぁっくっせぇぇ♡ジュルッ、んんっ、美味しいよ恭介君の腋ぃ♡」
「あっそ」
正直関に対してドン引きしていた。
なんであんな臭い腋をこうも興奮しながら嗅いで舐められるんだ。
しかも男のだぞ?
陽介も陽介だ。
こんな変態に、嗅がせるだけなら兎も角、腋を舐めさせるなんて…
「んふぉぉぉっ♡臭いぃぃぃっ♡」
「この臭ぇ腋から逃げられないこの体勢が好きなんだもんな」
「うん♡恭介君の臭い腋に窒息させられたいぐらいだよ」
「変態が」
「あぁぁ…ダメだ…ねぇ恭介君、腋コキ、して貰いたいんだけど…」
「腋コキぃ?いくら出すんだよ」
「3でダメかな…射精まではしないからさ」
「まぁ良いか。絶対射精すんなよ。腋に出したら5取るぞ」
「分かってるって」
陽介は起き上がると、今度はまた俺の隣の椅子に座った。
関も立ち上がり、ズボンのベルトに手を掛ける。
うわぁ…腋コキってあれだよな?
こいつのチンポを腋で挟むってことだろ?
気持ち悪ぃな…
「お、おい。俺はそろそろ…」
正直見たくない光景で、始まる前にこの部屋からでようと声を掛ける。
すると、ズボンを下ろす関と目が合ってしまった。
「えっと、確か俊也君だっけ」
「え、えぇ」
俺を吟味するように見る関。
「君もなかなかカッコいいね。恭介君とは違うタイプで、君の腋も臭そうだ…」
「えっ…」
まずい。このままじゃ俺まで腋にこいつのチンポを…
「関さん、そいつ今日見学なんで無理っすよ」
「あ、そうなのか」
陽介が助け船を出してくれたお陰で助かった。
「けど勿体ないなぁ…ねぇ、シャツの上からで良いから、嗅がせてくれない?」
「えぇ…俺はちょっと…」
「俊也君の腋嗅ぎながら、恭介君の腋コキなんて最高じゃないか。なぁ恭介君、もし俊也君が腋嗅がせてくれるなら、腋コキに5払っても良いよ」
「まじ?射精なしで?」
「勿論」
「オッケー。んな訳で俊也、よろしく」
「ちょ、ちょっと待てよ!俺はやらないぞ!」
一瞬で手のひらを返して俺の敵へと成り下がる陽介を睨む。
すると、俺の耳元で陽介が囁く。
「まぁ怒んなよ。シャツ越しに腋嗅がれるだけだぞ?それに、たったそれだけでお前、3000円も貰えんだぞ?」
「えっ…」
その金額に揺らぐ。
月々の小遣いがスマホ代なども含めて3万の俺からすると結構大きい。
「よく考えろ。シャツ越しに腋嗅がれるなんて、別に手上げて数分立ってりゃ良いだけだろ。それで3000円なんて時給に換算したら万超えるぞ」
「確かに…」
金額を聞いて少し考えを改める。
腋コキなら兎も角、俺がするのはただ嗅がせるだけ。
それなら別に友達に冗談で嗅がれるのと変わらないじゃないか。
それで3000円なら…
「俺が上手いことやるから、お前は上着脱いで関さんの隣に手上げて立ってりゃ良いよ」
「……分かった」
俺は意を決して答える。
「関さん。こいつオッケーです」
「ほ、ほんとか?それは嬉しい」
離している間に脱いでいた関は、下半身を露出しながら喜んでいた。
勿論その露出した下半身も喜んでいるようで、見たくもない関の勃起したチンポをモロに見てしまった。
うわぁ…
俺はそれを見ないように関の顔を見るようにした。
「えっと、俺はどこにいけば…」
「じゃあ俊也君は僕の隣に来て腕を上げてくれる?」
「は、はぁ」
言われた通り、関の隣で腕を上げた。
「お、おぉ…これはまた臭そうな腋だ…」
自分の腋を見ると、陽介よりも自分の腋の方が汗染みがひどく、臭そうだった。
うわぁ…今日の営業のせいだな…
「じゃあ早速…」
関の顔が腋に近付いてくる。
ビクッ
関の鼻が腋に触れ、思わず身体が震えてしまった。
「ははっ、腋が敏感なんだね。匂いは……んんんっ!?」
スゥっと一瞬俺の腋を嗅ぎ、鼻を詰まらせるように唸る関。
「あの…どうしました?」
俺は思わず関に尋ねる。
「おぉぉ…凄い…こんな臭い腋があったとは…あぁぁぁああっ♡凄い…」
どうやら俺の腋が臭すぎたらしい。
「そ、そうですか…」
「あぁぁっ…最高だよ♡んはぁぁぁっ♡くっさい♡ダメだ…臭すぎて鼻がおかしくなりそうだ」
「おい、お前の腋どんだけ臭ぇんだよ」
「いや俺だって自分の腋なんか嗅いだことねぇよ」
「奥さんが可哀相だな…」
「うるせぇ!」
「何言ってるんだ。僕は奥さんが羨ましいよ…こんな臭い腋の男に抱かれるなんて最高じゃないか」
嬉しくも無い誉め言葉を関から貰い、なんて返せばいいか分からない。
「あぁぁっ♡臭い臭い臭い臭い…最高だよ♡ダメだ。我慢できない。恭介君、腋、良い?」
「はいはい。好きにしろよ」
関は座って手を上げる陽介の腋に、自身の勃起したチンポを擦り付け始めた。
「んほぉぉぉぉぉおっ♡んあぁっ♡腋が汗でヌルついてて、腋毛がチンポに絡んでくる♡あぁぁっ、俊也君の腋も臭いぃぃ♡」
陽介の腋にグリグリと擦り、俺の腋に鼻をスリスリ摺り寄せながら嗅ぐ関。
腋を嗅がせてるだけだから思ったより不快感はないが、やはりその姿は気色悪い。
3000円の為だと俺はグッと我慢した。
「ほら、こうされたいんだろ?」
腋に擦り付けているだけだったチンポを、陽介は腕を下ろして腋で挟み込んだ。
「あぁぁぁぁっ♡恭介君の腋、蒸れてあったかくて腋毛が気持ちぃぃい♡」
腋に挟まれたまま腰をヒコヒコと動かし、陽介の腋で必死にピストンをする関の興奮した声が部屋に響き、その姿に狂気を感じた。
「んはぁぁぁっ♡俊也君の腋くっせぇぇええ♡嗅いでも嗅いでも全然匂い弱くなんねぇ…なんでこんなくっせぇ腋してんだよぉ♡」
「あ…すいません…」
流石にそこまで臭い臭い言われると傷つくが、本人としては褒めているつもりなんだろうな…
「ほんと変態だよなぁ…俺らの臭ぇ腋でこんだけ興奮してんだもんだ」
「そうだな…」
思わず同意してしまう。
「あぁ、やっべ…なんでこんな腋…すっげぇ…♡」
腋の隅々まで鼻で嗅がれ、たっぷりと陽介の腋をチンポで味わう関。
相当感じているのが声を聞いただけでも分かる。
「あぁ…やばい…イきそう…」
「おい、イくのはダメだぞ」
「んあぁぁっ♡わ、分かってるって…」
余程イきそうなのか、関は陽介の腋から自身のチンポを抜いた。
「な、なぁ恭介君、次は…」
「ん?あぁ、足か」
「足?」
俺は思わず聞き返す。
「あぁ、関さん腋も好きだけど、足の匂いが一番好きなんだよ」
「足の匂い…」
腋でこれだけ興奮していた関に、今更驚きはないが、よりによって足って…
営業マンの足なんて相当臭いぞ。
「俊也君…君の足も嗅いでみたいんだけど…」
「え、俺のもっすか?」
正直腋より足の匂いの方が嗅がせるハードルは低い。
だけど自分でも確信する程に俺の足は臭い。
しかもこの暑い中革靴で歩き回っていたため、その匂いは相当なものになっているはずだ。
嗅がせるのは良いけど、臭すぎて文句言われるのもなぁ…
「ダメかな。足でも3出すよ」
なんとなく3が3000円だと察する。
腋と足の匂いを嗅がせるだけで6000円なんて大分おいしい話だが…
「あぁ…別に良いですけど…俺の足今かなり臭いけど、大丈夫ですか?」
一応言っておかないと後で臭すぎてダメなんて言われても困る。
正直どのぐらいの匂いが良いかの加減なんて分からないしな。
「あぁ、僕は臭すぎるぐらいが好きだから大丈夫だよ」
「安心しろよ。関さんは相当だぞ。俺の最高に足が臭い時の匂いも喜んでたぐらいだしな」
「へ、へぇ…」
自分で聞いといてなんだが、また気色の悪い情報を得てしまった。
まぁ臭すぎる足が好きなら、俺の足も平気かな。
「じゃあ俊也君も嗅がせてくれるってことで良いね?」
「あ、まぁ、はい」
俺が返事をすると、関はチンポを起たせながら俺が座っていた椅子を動かし、陽介と向かい合うような場所に置く。
「じゃあここに座って」
「はぁ」
俺は言われた通り座ると、関は俺を陽介の座った真ん中に仰向けに横になった。
陽介は当然のように革靴を脱ぎ始める。
俺も真似して革靴を脱いだ。
脱いだ瞬間自分でも分かる程にモワっと足独特の嫌な匂いが充満した。
それは陽介の足も同じで、俺の足の匂いも臭いが、陽介のも相当な匂いだと言うことを物語っている。
「くっさ…だ、じゃなくて恭介の足臭ぇな」
俺は思わず言ってしまう。
いかにもモテるタイプの爽やかイケメンの陽介が、腋もそうだが足もこんなに臭いとは思わなかった。
「臭ぇのはお前の足だろ!!んだよこの匂い…俺のが気分悪くなりそうだよ」
整った顔を歪ませながら言う陽介。
確かに臭いが、陽介のも似たようなもんだと思うけどなぁ…
まぁ自分の匂いってのはなかなか分かり難いもんか。
「おぉぉぉぉぉっ♡嘘だろ…もうこんな臭ぇってありえんのか…?」
そんな足の臭さを言いあっていると、床に寝ている関が声を上げる。
寝ている分、関の方が足との距離が近く、関の方がこの臭い足の匂いは強く感じるのだろう。
「あぁぁっ、くっせぇ♡まだ直接嗅いでねぇのにこの匂い…たまんねぇ♡」
見たくもないがこの足の匂いに反応した関のチンポが、ビクンビクンと脈打ち動くのが見えてしまった。
自分の勃起したモノなら何度となく見て来たが、思えは男のチンポが勃起した姿なんて今日初めて見た気がするな。
なんと言うか…男が興奮する様は見ていて気持ちが悪い。
「は、早くその臭い足を嗅がせてくれ…!」
「はいはい、分かったよっと。おら、どうだ」
陽介は革靴を脱いだばかりの濃紺のソックスを履いた足で、関の上向きの顔を覆うように踏んだ。
関の顔に乗せられた足は、濃紺のソックスは足指の部分が汗が染み込み黒く変色し、そのソックスが蒸れて臭いことは明らかだ。
「んほぉぉぉぉぉぉおおおっ♡あ"あ"ぁ"ぁ"っ♡くっせぇぇぇぇええ♡」
イってしまってるような声でその臭さを叫ぶ関。
「おうおう、臭ぇだろ。営業マンの足ってのは臭ぇんだよ」
陽介は嗅がせるのを楽しむように、顔に乗せた足でグリグリと顔を踏み、関の鼻をその臭い足裏で塞いでいる。
うわぁ…臭そ…
見てるだけのはずなのに、俺まで嗅いだような錯覚に陥る程に臭そうな光景だった。
「あぁぁぁぁっ♡恭介君の足ぃぃ♡臭ぇぇぇえっ♡」
スーハースーハーと聞こえる程にその陽介の臭そうな足を嗅ぐ関は、その相当な匂いであろう陽介の足を嗅ぎながら自身のチンポを掴んだ。
おいおい…嗅ぎながらシゴく気か…?
「んはぁぁぁぁっ♡すっげっ♡恭介君の納豆足くっせぇぇえっ♡」
「納豆足って…んなダセぇ呼び方すんなよ」
グイっと足指で鼻を摘まみながら言う。
「あぁぁぁぁぁっ♡ごべんなざいぃぃっ♡」
「ったくよ。くっさい足が大好きなクソホモは大人しく嗅いでりゃ良いんだよ。嗅がせんの止めんぞ?」
「ごべんなざいぃぃ♡恭介君の臭い足が好きなんですぅぅっ♡やめないでぇぇええっ♡んほぉぉぉぉっ♡」
あぁ…バカらしい…
なんでこんな変態相手にしてんだろ。俺。
「ほんと変態だな…おい、俊也のも嗅ぎたいか?」
「えっ」
突然俺のことを言われて驚く。
「はいぃぃぃっ♡俊也君の臭い足も嗅ぎたいですぅぅぅうっ♡」
「だってよ。俊也」
「あ、あぁ…」
って言われてもどうすりゃ良いんだよ…
顔に足乗せれば良いのか?
俺が戸惑っていると、察したように陽介が関の鼻から足をどけた。
「ほら、鼻に乗せてやれ」
「お、おう」
俺は陽介がやっていたように関の鼻の部分に、恐る恐る足を乗せる。
足裏が擦れて白くなり、革靴の中でじっとりと蒸れた黒いビジソの俺の足は、陽介のよりも大きいらしく、顔の小さい関の顔を全て足で覆えそうだった。
「俊也君の足ぃ…んんんっ…ん"ん"ん"ん"ん"ん"っ!?!?!?!?」
「えっ、何だ」
俺の足を一瞬嗅いだ瞬間、身体をバタバタと暴れされ、大きく呻いたと思ったら顔を横に反らしてしまった関。
え?なんだ?
俺は助けを求めるように陽介を見るが、関のその様子を陽介も驚いているような顔で見ていた。
「おい、どうしたんだよ」
陽介が関に声を掛ける。
「……あ"ぁ"ぁ"あ"あ"っ!!」
「うわっ!なんだよ」
突然呻きだし、驚いて思わず顔から足をどけてしまった。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……くっせぇぇぇぇぇぇぇぇえええええっ!!!」
「はぁ!?」
「臭い臭い臭い臭い!!!いや、臭い。臭過ぎる。何その足…臭すぎて一瞬理解できなかったよ!!どうやったらそんな足が臭くなるんだよ!!」
「え、え、え??」
突然のことに再び陽介を見ると、陽介は肩を震わせて笑っていた。
「あっはっはっはっ!!俊也すげぇじゃん!!どんだけ臭い足してんだよ!関さんがこんな風になるの初めて見たぞ」
「えぇぇ…」
どうやら関がああなったのは、俺の足が臭すぎたからだと理解した。
いや確かに足が臭いのは自覚してるけど、営業なんてみんな足が臭くなるもんだし、陽介のとそんな変わらないと思ってたぞ…
「いやぁ…そんな臭い足初めてで…しかもそんなでかい足で臭いって…」
「えっと…もう嗅ぐの止めときます…?」
俺の足だと臭すぎてダメなんだと思い、そう提案する。
「いや!最高だよ…そんなデカくて臭い足嗅げるなんて…あぁぁぁっ…思い出しただけでも臭い…早く、早く嗅がせて!!」
俺の言葉に食い気味に言う関。
目をギラつかせ、息を荒くし、獲物をみるような目で俺の足を見ていた。
「あ、はぁ…」
再び顔を上に向けた関の鼻に、再び俺は足を乗せた。
足裏にスースーと涼しい風が入り、関が嗅いでいるのが分かる。
「ん"ん"ん"ん"ん"っっ!!んあぁぁぁぁぁぁぁぁあっ♡♡ぐっぜぇぇぇぇえええええっ♡」
嗅ぎながら狂ったように叫び悶える関を見て、ほんとに大丈夫なのかと不安になる。
「あぁぁぁぁぁっ♡すげっ、すっげぇぇええっ♡こんな臭い足なんてもう兵器だろ。あ"あ"あ"あっ!くっせぇぇぇええっ!!♡」
「すげぇなお前。こんな関さんを匂いで狂わせるって、お前才能あるよ」
「なんのだよ!俺はただ足が臭ぇだけだろ!」
言ってて悲しくなるわ!
「いやいや、足が臭くなるのも才能だって。俺はここまで臭くはならないだろうしな」
全然嬉しくない誉め言葉を貰い、俺は思わずため息が出た。
なんだよ足が臭い才能ってよ。
「あぁあぁぁっ♡くっせぇぇぇええっ♡ね、ねぇ俊也君。あぁぁぁっ♡素足も嗅いで良いかい?んおぉぉぉぉおっ♡」
「はぁ…好きにしてください」
自嘲気味に答えると、俺の足のスーツをまくり、靴下をずり下げていく関。
「あぁぁぁっ♡靴下でこんなに臭ぇのに、素足はどんだけ臭いんだ…」
靴下を脱がされ、汗で蒸れてるせいで黒い靴下のカスが付いている俺の足が現れる。
そしてうっとりしたような顔で関は見つめると、そのまま一番臭いであろう足指の間を広げ、そこに鼻を押し当てて嗅いだ。
「ん"おっ!!!!!!っっっっっっっっっっあ"あ"あ"ぁっ!!!」
目を白黒させながら絶叫する関。
正直そのぶっとんでるような顔は怖かった。
そんなに臭いのか?俺の足って…
「あぁぁぁぁぁあ"あ"あ"あ"っ!!くっさっ!!!あぁぁぁぁっ、くっせぇぇぇぇええっ!!♡♡」
「なんか関さんが狂ってんぞ」
「そんな臭ぇ臭ぇ言われると、嫁さんに申し訳ない気持ちになるよ」
「大変だろうな」
変な同情を貰いながら、ふと関のチンポの方を見てしまった。
「嘘だろ…」
「ん?あぁ…」
そこには、恐ろしく勃起した関さんのチンポがあった。
なんかさっきよりでかくなってる気がするけど、それだけ臭ぇ足に興奮したってことだよな…
理解できねぇな…
「んほぉぉぉぉっ♡あぁあああああっ♡くっせぇぇぇっ♡あ"あ"っ!!油断するとぶっ飛ぶっ♡んあぁぁあぁっ♡一生嗅いでたいぐらいだよ♡」
「余程お前の足の匂いが気に入ったらしいな」
「喜んで良いのか微妙だな…」
「なんか負けた気分だよ。全然悔しくないけどよ」
「だろうな…」
お互い顔を見合わせて苦笑いをした。
「きょ、恭介君っ!!んあぁぁっ♡足コキ…頼めないかな…んふぉぉっ♡」
「ん?良いぞ。俺だけで良いのか?」
「お、おい!俺はしないぞ!」
男のチンポを足でするなんて絶対に嫌だ。
「恭介君…んはぁぁっ♡二人でしてくれたら、んおぉぉぉっ♡靴下買い取り込みで一人5出すよっ、あぁぁぁくっせぇええっ♡」
「「5!?」」
二人で驚いて声を上げてしまった。
「あぁ…んあああっ♡その変わり、恭介君はっんんんっ♡素足でしてっあぁぁあっ♡」
「おっけー。おい俊也、やるぞ」
「お、おい!俺足コキなんかしたことねぇぞ」
「大丈夫だよ!お前はチンポに足添えときゃ良いって。俺が足動かすからよ」
「けど俺男のなんて」
「5だぞ5!お前は靴下越しなんだから良いだろ!後でその金で新しい靴下買えって!」
そう言われて妙に納得してしまった。
靴下越しなら感触が気持ち悪いぐらいだし、そもそも履き古した安い靴下なんてどうなっても良いか。
こういうのは勢いだよな…
「わ、分かった」
「おしっ。じゃあまずそっち側から足でチンポ押さえろ」
片足の靴下を脱ぎながら陽介が言う。
陽介の素足もまた、蒸れているせいで靴下のカスがついて臭そうだ。
素足なら俺より陽介の方が臭い可能性もあるんじゃないか?
そんなことが一瞬頭を過ったが、声には出さなかった。
陽介に言われた通り、俺は関の勃起したチンポの側面に、自分の足を添わせるように触れた。
靴下越しでも分かる程熱くなった関のチンポに、一瞬嫌悪感が出たが、グッと我慢した。
「んふぉぉぉぉぉぉっ♡あぁぁ俊也君のムレムレのソックス気持ち良ぃ♡あぁぁぁっ♡」
「気持ち悪ぃ…」
思わず声に出してしまった。
まずい!流石に失礼だよな…
「す、すいま…」
急いで謝ろうとした時、俺の足裏でビクンビクンとチンポが波打つのを感じた。
え、喜んでる…?
「俊也、お前の反応は正しいし、関さんはそう言うの嫌いじゃないから大丈夫だぞ」
「え、えぇ…」
益々気持ち悪いと思ったが、流石にこれは我慢した。
「うし、じゃあ俺もっと」
そう言って陽介が俺の足を添えてる逆の側面を、俺の足と陽介の足で挟むように置く。
そのせいで俺の足裏に、余計関のチンポが擦り付けられた。
「あぁぁぁあぁあっ♡良いよ恭介君の素足…汗でベタベタしてて気持ち良ぃぃ♡やばい…んはぁぁぁぁぁっ♡こんな臭い足嗅ぎながらこんなんされたらっ…すぐ出ちゃいそっ」
「あはははっ、ほんと気持ち悪いな。こんな臭い足に挟まれてイきそうとか」
俺の気持ちを代弁するようにずけずけ言う陽介。
再びビクビクするチンポに、関が喜んでいるのを感じた。
まじかよこの人…
「ほら、俊也のだけじゃなくて俺のも嗅げよ」
そう言って関の顔に乗せている俺の足に割り込むように、陽介の靴下を履いたままの足が乗せられる。
「んあぁぁぁぁっ♡二人の臭い足最高だよぉぉっ♡ねっとりする臭さの恭介君の足も良い…あぁぁぁぁっ♡」
「はは、言ってろ」
顔には俺の素足と陽介の靴下の足、チンポには俺の靴下の足と陽介の素足が設置され、関はほんとに嬉しそうに喘いでいた。
「おら、動かすぞ」
陽介がチンポを擦るように足を上下に動かす。
その度にグイグイと俺の靴下の足裏に関のチンポが擦られていた。
「あぁぁぁぁっ♡やばっ、これやばぁぁぁっ♡蒸れ足にコかれてくっさい足嗅ぐのやばっ♡んふぉぉぉぉぉおおっ♡」
顔に乗せた俺らの足を掴み、必死に嗅ぎながら腰をくねらせる関。
なんつーか…異様な光景だな…
「あ~あ、我慢汁出すぎだよ。足裏汚くなんだろ」
元々汚いだろと突っ込みたいが、気持ちは分かる。
なんだか靴下越しにヌルつく感覚があるのは、関の我慢汁のせいだと分かると、無性に汚く感じた。
「なんか靴下に染み込む感じして気持ち悪ぃ…」
「なんでこんな臭ぇ足でされて喜んでんのか意味わかんねぇよな」
思わず出た言葉に乗るように陽介も言う。
「んひゃぁぁぁぁっ♡ごめんなさいぃぃぃっ♡二人の臭い足が好きでごめんなさいぃぃっ♡あぁぁぁぁっ♡くせぇぇぇぇぇええっ♡臭い足ぎもぢいいぃぃいっ♡」
「なぁ、ホモってみんなこんななの?」
「知らねぇ。けどここで会うやつはみんなこんなだぞ」
「まじかよ…」
少しだけゾッとした。
「おい、足が気持ち悪ぃからさっさとイけよ」
グリグリと俺の靴下の足裏に擦り付けるように、陽介が足の速度を早くする。
「んほぉぉぉぉぉおっ♡あぁぁぁああっ♡そんな臭い足で速くされたらっ♡あぁぁぁっ♡くせぇぇっ♡あぁぁダメだダメだ頭おかしくなりそっ♡」
こんな男の臭い足に挟まれてこんなに興奮する奴がいるなんてな…
「俺もさっさとイって欲しいから足動かすわ」
スーツの足の裾を捲り上げ、そのまま陽介の足の動きに合わせるように上下に動かした。
「あぁぁぁぁっ♡すごいぃぃぃぃっ♡ソックスと素足でグリグリされたらっ♡んほぉぉぉぉぉおおおおおっ♡あぁぁっ、出ちゃうっ、出ちゃうぅぅぅっ♡」
「はいはい。さっさと臭い足嗅いでイけよ」
陽介が鼻を塞ぐようにグイっと足を顔に押し付けたのを見て、俺もそれにダメ押しで栓をするように素足の足指の間で鼻を挟む。
「あぁぁぁぁっ♡ぐざいぃぃぃっ♡匂いでじんじゃううぅぅぅぅっ♡」
「いや匂いじゃ死なないでしょ」
「おら、さっさとイけや変態ホモ」
グチュグチュと溢れる液体のせいでやらしい水音まで鳴り出した。
足裏を押し返すチンポの力がグっと強くなるのを感じる。
これは…
「んおぉぉぉぉぉっ♡イグっ♡臭い足嗅いでイグぅぅぅぅっ♡あああああぁぁっ♡臭い足にイかされぢゃうぅぅぅぅっ♡んはぁぁぁぁぁぁぁあああああああああっ♡!!」
関が一際大きい声を上げだ瞬間、関のチンポから白い液体が勢いよく飛び出した。
その瞬間、飛び散らないように陽介が足でチンポの先を覆う。
「おぉ…」
咄嗟の陽介の行動に関心し、思わず声が漏れた。
「あぁぁあっ♡んぉぉぉっ♡」
身体を震わせながら射精の余韻を味わっている関。
「あ~あ、足裏気持ち悪ぃ…」
そう言いながら、椅子の脇にあったウェットティッシュで足をゴシゴシ拭く陽介。
俺もチンポに触れていた靴下を脱ぎ、ウェットティッシュで両足を拭く。
その間ずっと脱力したように関は床に倒れていた。
■■■■■■■
「で、どうだったよ?」
待機するための部屋に戻ると、陽介に聞かれた。
「ん~…確かにおいしいバイトだな…」
「だろ!」
今日の売り上げは、腋の匂い3000円、足の匂い3000円、足コキと靴下の販売で5000円の計11000円だ。
手数料を店側に払うと、約9000円が手元に残った。
1時間経ってないと言うのに、この金額は凄い。
「営業は足で稼ぐ。意味が分かっただろ」
「まぁな」
正直陽介程腋コキや足コキはできる自身はねぇけど、嗅がせるだけだとしてもそこそこ良い金額になるかもしれない。
「明日も午前中に外回り全部終わらすか…」
「そう来なきゃな」
取り敢えず嫁に内緒で口座を作るか…貯まったら何買おうかな。
そんなことを考えながら、今日の仕事の報告書を入力した。
END