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本当はネームの描き方とか載せようと思ってましたが

初回からいきなり「ネーム」はネタとしてもとっつきにくいな…と思ったので、

もっと根本的な話から始めたいと思います。


初回のテーマは【マンガ描く時の考え方】です。


ここで言う「マンガ」は「オリジナルマンガ(創作本)」という

意味だと思ってください。


この話は多分、普段から創作マンガをいっぱい描いてる方や

プロの方が見ても何も面白くないと思います。


「マンガを描きたいけど描き方がわからない、描いたことが無い」

「二次創作なら描くけど、オリジナルを描こうとすると筆が止まる」


という方には少し役立つかも?しれません。


(技法的な「描き方」についてはネーム回で書いていく予定)



続きはこちら↓↓↓





==========


【マンガ描く時の考え方編】


マンガ描くのって難しくないですか?(開口一番)


プロット書いてネーム描いて下書きしてペン入れしてトーン入れて……


めんどくさいよ!!!!!!!!!!!!!!!

(本音)



こんなめんどくさいことを10年くらいやってると思います。

最初は二次創作コピー本とか作ってたと思う。


10年くらいやってても、今この瞬間もマンガを描くのは難しいです。

なんでやってるんだろう。


ド●●もんのひみつ道具で脳内の妄想をマンガにしてくれるやつ、

あれさえあれば私はマンガを描かなくて済むのですが。


今の科学では実現できそうにないので、とりあえず自分流の話をします。



でもこのご時世「ムダに長い記事なんて読んでられっかよ!」

という方の方が多いことでしょう。


なので、先に結論から描きます。


結論

【自分の買いたい本を描け!!!!!!!!!】


これです。でも本当にこれが大事だと思います。

これで納得のいく方は以降の文章読まなくて良いです。

完全に蛇足です。


でも、もうちょっと詳しく読みたい、という方はお付き合いください。



※この線内の文章は「あくまで私のパターン」の話です。

そんなモン読んでられっか!!!!俺の助けになることを書けよ!!!!!


という方は、この線の内部を飛ばして下の方までスクロールしてください。

========================ここから==========


~~~~~~~~~※


マンガを描く時の入り口は、人によって様々です。


世界観を描きたくてマンガを描き始める人もいますし、

ただただストーリーを作っていくのが好きな人もいます。


でも、一番スタンダードというか、一般的なのは

「キャラを作る」から入る方法です。


私もキャラ作りから始めることが多いです。

(キャラと世界観は連動しているものですが、とりあえずキャラ優先)


この記事は「キャラから漫画を描く場合」が前提の話になります。


~~~~~~~~~※


【二次創作とオリジナルの違い】


(オリジナル)マンガの描き方の話の前に、

「二次創作とオリジナルの違い」について。


二次創作……誰でも一度はしたことがあると思います。

マンガじゃなくても小説とか、もしくはなりきりツイートでも良いです。


「誰かの作った創作物を使って妄想し、何らかの形で表現すること」


二次創作の定義は色々あると思いますが、とりあえずこんなイメージで語ります。


マンガを描くことは難しいですが、

「二次創作マンガを描くこと」はそこまでハードルが高くありません。

(絵を描くのが難しいとかは別問題として)


長きに渡りコミケ(二次創作)文化が出版業界に

見逃されてきた(共存してきた)のも、これが理由の一つだと思います。


二次創作は「作家を育てる」または「マンガを描く(創作をする)こと」への

ハードルをかなり下げてくれます。


勝手に作家が育ってくれるわけですから、わざわざそれを潰す必要も無いわけです。

(著作権問題などは主題ではないのでひとまず置いておきます)


「すでに出来ているキャラ(ストーリー)をアレンジ、

または別解釈で動かすだけで良い」


というのは、誰にとっても簡単です。二次創作のネタかぶりとかは置いといて、

既にキャラ(ストーリー)があれば別ルート・別世界線など妄想しやすくなるので。



『二次創作なら描くけど、オリジナルを描こうとすると筆が止まる』



こういう二次創作作家、同人作家は星の数ほどいます。


というか私がその一人でした。10年近く二次創作しかしていません。

オリジナルを描き始めたのは、本当にここ1~2年のことです。


特にオリジナルを描くつもりが無く、二次創作同人をし続ける場合は

二次創作への愛を詰め込んでいけばそれで良いのです。



「オリジナルを描こう!」と思った瞬間に筆が止まりました。



二次創作をしていた時には年に数冊同人誌を描いていたのに、

「オリジナル」と思った瞬間、半年くらい何も描けませんでした。


「マンガを描く」という行為は同じなのに、

二次創作とオリジナルではなぜここまでハードルが違うのでしょうか?


これは人によると思いますが、私の場合は

「自分の作ったキャラをキャラと思えない(動かせる気がしない)」


というのが大きかったです。

どういうことかというと「そこにいる気がしない」ということです。


曖昧すぎますね。もうちょっと具体的に言うと、


「自分が作ったキャラじゃシコれねぇよ」ってことです。


……今度は具体的すぎたでしょうか。


でもそういうことです。「シコれねぇ」はかなり的確だと思ってます。

そして、仮に「シコれた」としてもマンガを描く上でのハードルは同じです。


これはエロ漫画ではない、一般向けな健全な漫画だとしても、

ようするに『マンガとして動かせる、魅力的なキャラにならない』ってことです。


自分が二次創作をしてきた、魅力的なキャラたちと何かが違う。

というかもう全部違う。全部ダメ。なんか興奮しない。どうでも良いと思う。

そんなことより二次創作本を作らせてくれ。


「二次創作は出来るけどオリジナルは描けない」タイプの作家は、

遅かれ早かれこういう結論に行き着くと思います。


『自分の好きなキャラ属性をぶち込んでるはずなのに…

なんでイマイチ魅力的にならないんだろう…マンガを描ける気にならないんだろう…』


そんな私と同じタイプの方には、少し参考になるかもしれないお話です。↓



~~~~~~~~~


【考えることが多すぎるから描ききれない】


つくしくんの漫画を描く前に、

いくつか全く違う草案(プロット、ネーム)を立てていました。

それは今のTSF同人とは無関係で、キャラも違うし全く別の漫画です。

アイディアのみと言って良いです。


アイディアのみであれば、色んなネタがありました。(健全、エロ問わず)


でもマンガには出来ない。やる気が出ない。序盤を描くことすらキツい。


そういう方、多いのでは無いでしょうか。

私は序盤の5ページ程度すら描くのがキツかったです。


一応ネーム30ページほど無理やり描いたものもありましたが、

到底清書をする気にはなれませんでした。(仕事でやったようなものです)


全てがとっちらかっている。いわゆる

「何したいかわかんないマンガ」です。編集者が良く言うことでおなじみのアレです。


頑張って「マンガの技法書」をいくつか読んでも、

どれも書いてあることは似たりよったり…


テーマがどうのこうの…起承転結…ヤマとオチ…登場人物はこうでああで……


正直つまんないです。

この記事もだけど、長ったらしい内容は基本つまんないです。


「こういうモノを描こう」

というビジョンがうっすらあっても、

それを「描きたい」と思う熱量がありませんでした。


「どこかに正解があって、それを探している」

「探すことに疲れてしまう」


という感覚です。

技法書に描かれている「盛り上げポイント」やら

「起承転結の「承」が大事」やら、

気をつけることに疲れました。


そんなもの別に気にしなくて良いじゃん?と今なら思いますが、

その時の私は「教科書通りにやらなきゃダメなんだ」という気持ちが強かったのです。


二次創作はあんなに楽しくてすぐ描けるのに、

オリジナルを描くのは、まるで学校の勉強のようだと思いました。

(個人の見解です)


「考えなきゃいけないことが多くて疲れるしめんどくさい」


心底そう思っていました。



~~~~~~~~~


【自分の読みたいマンガを描く】


私はオリジナルを描くことを諦めました。

少なくとも、「オリジナルのストーリー漫画」を描くことはスッパリ諦めました。


「ストーリー漫画の描き方を教えてくれるんじゃないのかよ!?」


と思った人、私はエロ漫画描きですからそこには期待しないで下さい。


でも、最終的には

「健全な一般向け漫画でも、エロ漫画のストーリーでも、やることは同じだな」


というところに行き着きました。

(重要視されてることや技法的な違いはありますが)



ストーリー漫画は描けない!諦めよう!!!


と思った私はエロ漫画を描くことにしました。

エロ自体は二次創作で描いてたので、そこにハードルは感じません。


正直最初からエロしか描きたくない、というのが本音でした。

(色々あって出版関係の話が来てたからストーリー漫画に

挑戦することになってたんですけど)

(やめちゃったけどね)


しかし、今度は「エロ漫画を描きたいほど魅力的なキャラが作れない」

という壁にぶち当たりました。結局ハードル高いんだよオリジナル。


読みたいエロ漫画なんて世の中にいっぱい出てる!クオリティー高いし!

買えば良いじゃん!!!???!?


こうなります。(なりました)



こうして、ストーリー漫画もエロ漫画も描けずに

くすぶっていた期間が半年~1年近くありました。


その間仕事はしていましたが、二次創作も少しやる程度で

「マンガ」というものにかなり無気力になってました。


そんな時に、友人と話していて「やっぱ創作マンガ作ろっかな」と思って

出来たのがつくしくんの漫画(健全版)です。


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「お互いに創作キャラの二次創作をしようぜ」


という、中学生のようなノリで作り始めました。


今思えば、これがとても大事なことでした。


ようするに

「二次創作してもらえるくらいには、相手に理解されるものを描かなきゃいけない」


と思ったわけです。

この「第三者の視点」は猛烈に大事で、これさえあれば

どんな長編マンガも描けると言っても過言ではありません。



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「シコれるキャラ(魅力的なキャラ)作り」に必要なものは

「第三者の視点」だったわけです。


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どういうことかというと、

完全に自分の中だけで作ったものは自分の分身みたいなモンですから、

そりゃシコれんよってことです。


「自分の好きな属性で作ったキャラ」も同様です。

その属性の元キャラ(二次創作元の原作キャラ)を意識しすぎてしまうので、

結局原作のキャラより劣るというか、シコれねぇ!!!ってなります。


「第三者の視点」を意識する以上、

「読む人にとってどう映るかな」ということを意識せざるをえません。


そうなると、元ネタに相当するキャラがいたとしても、

「読者向けにカスタマイズして、理解されるようにわかりやすくしたキャラ」になるので、


その時点でもう完全に元ネタとは別キャラが生まれます。爆誕します。


こうなれば、もはや「自分の分身」ではなく

「このキャラ(こういう人)」という認識になるわけです。


第三者を意識することで、イイ感じに「読者から見たキャラ」という「他人」になってくれます。

自分とは無関係の存在になってくれます。


(作家が描いてる以上要素はありますが、

作家にとって少し距離を置いた存在になるのが大事、ということです)



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健全版の方は導入に情報を詰め込みすぎですし、かなり拙いマンガだと思います。

それでも「誰かに読まれるモノ」として描こうという努力は見えます。


オリジナルの漫画そのものに高いハードルがありましたが、

ひとまず、キャラと名前と世界観を覚えてもらえる程度の内容にはなりました。




つくしくん本で何故TSF(女体化・性転換)を選んだかというと、


読み手に「外見の変化がわかるマンガ」の方が

良いな(わかりやすいかな)と思ったからです。


変身モノにしようというよりは、

Twitterなどにアップする場合のわかりやすさを重視したものでした。


男女の変化は(何度も書いてますが)らんまが好きだったからです。

可逆式TSが珍しい、ということはそこまで意識していませんでした。


女性向けBLも描いていたので、男の子を出したかっただけ、というのもあります。

(でも男ばっかりは趣味じゃないっていう)


まぁ描いたマンガのジャンルはともかく、


『自分が読みたいもの描けば良いんだな』

『でも人に読んでもらう以上、わかってもらえるようにしないとな』


という知見を得たことは間違いないです。



~~~~~~~~~


【オリジナルエロ漫画を描くことにした】


さて、「第三者の視点を持つ」という当たり前やんけ、

みたいなことにようやく気付いたわけですが、私はエロ漫画を描くことにしました。


何故かというと、猛烈にお金が無かったからです。


って書くと銭ゲバっぽいですが、どちらかというと


「一般向け作品を作ってそれを商業レベルまで育てて、漫画家になる」というほどの

金銭的余裕も、時間的猶予も無かった。という方が正しいです。


多分このルートでいわゆる「漫画家」になる、お金を稼ぐために掛かる時間は、

早く見積もっても3年は掛かるものだと思います。


そのため、私にとって「最短で漫画を描く方法」が

いわゆる「オリジナルエロ漫画を描くこと」でした。


仮に売れなくても、在庫が沢山余っても、

「オリジナル本を出すこと」にまずメリットがあると思いました。


それにオリジナルは電子配信ができますからね。

これはめちゃくちゃ大きなメリットです。


というわけで、

「とにかくさっさとオリジナル本を完成させること」を目標に描き始めました。


最初は練習のつもりで創作BL本を出しましたが、

オリジナルBLはそもそも市場が小さいので、

売れてるのか売れてないのかもよくわからん、というのが正直なところでした。

(比較する数字もよくわからん状態)


ま、描くの楽しかったし在庫は完売したから別にいっか!!!という感じです。

(二次同人ならここで終わって良いのですが)


ちょっとだけオリジナル漫画のコツやら反省点やらわかったので、

その後はつくしくんのエロ漫画を描くことにしました。


元々健全ネタで描いてたキャラのエロを描くのは倫理的にどうなんだよ~~~~


という気持ちもありましたが、

それこそ「二次創作エロ同人を描く(というつもりでオリジナルを描く)」

ってハードル下げが自分の中では必要でした。


元キャラ(健全版)がいる方が描きやすいのは当然です。


(なので、本当にオリジナルエロ漫画として描いたのは

商業マンガの方ですが、それについてはまた今度)


でもそのままの設定だと読み切りエロマンガにするのは難しいので、

色々設定を変えてわかりやすいものを目指しました。


結果的に、沢山の人に読まれるマンガになって本当に良かったと思います。

「第三者の視点」は本当に大事だと確信しました。


それがちゃんと出来ているかはともかく、

意識するようになったことが大事だと思っています。


もちろん反省点も結構あるのですが、

一番最初(ボツになったネームやアイディアの山)から考えればものすごい進化です。


一度キャラを作ったら描きたい話が山程出来たので、

それを描き終わるまでは、つくしくんのTS本シリーズを描き続けたいと思っています。


つくしくんの本以外も、オリジナル本を作り続けたいです。


本当に些細なことですが、

「第三者の視点を持つこと」が自分にとっては一番大事な発想の転換でした。



~~~~~~~~~


===========================ここまで========


【ここから先は裏ワザの話】



で、散々色々語って来ましたが、

上記の文章は「あくまで私の場合の話」です。


10年近く「マンガ」そのものは(二次創作であっても)描いてた人の話です。


ここから先に描くことは、

「いや、そもそもマンガ描けないんだってば!!!!!」という方向けの話をします。

(ここから先の方が本質的な話をしています)



絵が描けない、という方も安心してください。

今は便利なものが沢山あるんです。




【★とりあえずCLIP STUDIO PAINTを買え】


iPad版でもスマホ版でも良いです。

正直、絵を描くだけならお絵かきソフトは沢山あります。


でもクリスタをオススメしておきます。

理由としては


「最初からマンガ制作ソフトとして作られている」

「3Dモデルや素材を使うことができる」


というものが大きいです。


マンガ(特に同人誌にするような、大きなサイズの印刷できるマンガ)の出力は

他のお絵かきソフトではちょっと難しく、WEBにしかアップしないなら良いのですが、

CLIP STUDIOを買っておけば間違いないです。


何より「3Dモデルが安価(もしくは無料)で手に入る」


これが何よりもデカイです。




【★自分が絵なんて描けないことを認める!!!!!!!!】


マンガ描く上で一番大事なのはこれです。

私はずっとこのモットーでやっています。絵なんて描けない。それで良い。


3Dもめっちゃ使うし、写真撮ってトレスとかするし、

とにかく「描き終わるためならなんでもやる」

(※自分で撮るか利用可の写真素材じゃないとダメですよ)


画像素材というか、絵の構図テンプレ配布みたいなものも今はいっぱいありますね。


本当に助かります。無いと描けないです。

多分アナログ原稿の時代だったら漫画描けないです私は。ほんとにムリです。




【★絵を並べればマンガは作れる】


エロ漫画描きたい人はエロ漫画を参考に。画面作りしてみましょう。

(これについてはネームの話する時に詳しく書く予定)


正直好きな絵を真似して似たような構図の絵を並べるだけでも良いです。

種付けプレスとかね。


特に練習やネームの段階ならそれで大丈夫です。

それ並べてセリフつければ、

少なくともこの時点でCG集の土台みたいなものは出来ます。


少年マンガとか好きで描きたいけど描けないよ~~~っていう人は、


とりあえず「自分が一番描きたい場面」の絵とか構図だけ描きましょう。


よくあるやつで良いです。むしろよくあるやつが良いと思います。

捻るのはやめておきましょう。わかりづらいだけです。


自分のイメージした「描きたい場面」と

「自分の好きな漫画の、プロが描いた画面」を比べてみましょう。


なんか違いますよねきっと。それで良いです。


別の「描きたい場面」を描いていきましょう。

(これ、絵じゃなくて文章とかでも良いです。

絵の方が視覚的にわかりやすいですが)


いくつか「描きたい場面」は出来ましたか?


じゃあそのうちの「これは絶対に出したいシーン」を抜粋してみましょう。

4枚くらい。


その絵を違和感無い流れになるように並べてみてください。


これで大本の大本になるような「あらすじ」が出来ます。

ウソみたいな話だけど本当です。


「絶対この絵は出したい」


これでマンガはほぼ出来ると言って良いです。


ストーリーから考えるのはやめましょう。

ストーリーなんて読まれなきゃそもそも理解されないんです。


それよりも「どういう絵になるのか」を考える方が大事です。

(これはマンガ原作者とか小説を書く人でも同様だと思っています)




【★1ページ目と最終ページのオチだけ考えろ】


ストーリー漫画作れなくても最初と最後だけ考えれば、

そんなに複雑な漫画じゃなければすぐ描けるようになります。


具体的に言うと24ページ程度の漫画です。

24ページって結構長いですよね?ジャンプは週刊で19ページですから。


24ページでも「そんなに複雑な漫画」にはなりません。全然ページが足らないので。

最初と最後を繋ぐだけで、そのくらいのページすぐにいきます。




【★見開きで考えろ】


見開きっていうのは、本を開いた時の左右のページってことです。

電子書籍だと1ページごとの表示なので、ちょっとわかりづらいかもしれません。


でもとりあえず、同人誌や書籍化の本を前提に考えると

見開きでページ全体を考えれば、単純に労力が半分になるんです。

(詳しくはネームの説明する時に書きます)


見開きの右上が始まりの部分で、左下が終わりの部分です。

24ページの漫画だったら(大体は右綴じスタートなので)


1(最初のページ)

2_3

4_5

6_7

8_9

……

22_23

24(最終ページ)



こういう感じになります。


この時、見開きごとに「注目される絵」を必ず入れなければなりません。

これは一般向けだろうがエロ漫画だろうが同じです。


そうしないと読み手は飽きてしまうので…

というわけで、強制的に「注目される絵」を入れることになりますね。


だから「絵から考える」ことが大事なんです。マンガなので。


アニメや小説なら「山場」とかはまた別のテンポや見せ方があると思います。

でも、少なくともマンガでは「見開き(もしくは1ページごと)の使い方」で

良し悪しが決まります。


ストーリー全体が良いか悪いかという判断はその後です。


「注目される絵」を入れていくことを意識すれば、

ある程度マンガの形にはなります。

(※ネームのように構図考えるだけでOKです)


面白いマンガになるかどうかは、その後で徐々に訓練していけば良いことです。

結局一回でも最後のページまで描ききらないと「マンガ」の評価はできないので。


まずは描ききってしまいましょう。


そこからどんどん良くしていけば良いのです。




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ここまで全文読んでくれた方、本当にお疲れ様でした。

(本当に本当にお疲れ様でした……いるのかな…??)


結構暴論が多かったと思いますが、これは全て「あくまでも私の考え方」です。

全く別の方法で描いている方の方が多いでしょうし、マンガの描き方は人それぞれです。


それでも「そういう考え方もあるんすねぇ~」くらいに思ってもらえればそれで良いことだと思います。


もっと細々とした、具体的な話はまた別の記事でやっていくつもりです。


気が向いた方はそちらも読んでみてください。











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