Home Artists Posts Import Register
The Offical Matrix Groupchat is online! >>CLICK HERE<<

Content

隣国からのスパイ・ステラによって

身体を入れ替えられ、身体だけではなく”騎士団長”の立場まで

奪われてしまったアーサー。


親友のロビンが、そのことに気付き、あれこれ手を尽くしたものの

アーサー(ステラ)も、そう簡単にはボロを出さず、

ついには”処刑”のその日を迎えてしまうー。


覚悟を決めるステラ(アーサー)ー。

そしてー…


★前回はこちら↓★

<入れ替わり>あなたがスパイでわたしが騎士団長④~裁きの日~

投獄された親友を救うため、ロビンは、 敵国のスパイ・ステラがアーサーと入れ替わったという情報を 広めていくー。 その作戦は順調に進んでいたー。 しかし、女王の前でアーサーになったステラが、 その場で左腕を突き刺し、血を持って忠誠を示すという行動に 出たことにより、ロビンの作戦は失敗、 ステラ(アーサー)...

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


”さよなら、わたしー”


アーサー(ステラ)は”元・わたし”を斬り捨てることに

一瞬、躊躇を見せたものの、

すぐに意を決して、剣を振り下ろそうとするー。


全てはー

何もかも失い、行き場さえ失っていた自分を、

育て、スパイとして重用してくれたドラゴン帝国のためー。

そして、平和を愛するなどと言いながら周囲を苦しめている

フライ王国への復讐のためー


「ーーーーー」

ロビンは、”親友の死”から目を逸らそうとするー。


だが、その時だったー


「お待ちくださいー」

声が処刑が行われる広間に響き渡ったー


「ーー!」

アーサー(ステラ)がギリギリのところで剣を止めるー。


死を覚悟して目を閉じていたステラ(アーサー)が

驚いて目を開くー。


アーサーの親友・ロビンも、その声の主のほうを見つめるー。


そこにやってきたのは騎士団の副団長で、

アーサーの疑いを晴らすために、一時的にロビンに協力していた

セレドニオだったー。

その横には、やる気のない新人騎士・チャーリーの姿もあるー。


「ーーその罪人ー…やはり、中身はアーサー様で

 間違いないかと」


セレドニオがそう言い放つと、横にいたチャーリーから

”何か”を受け取り、それを手にするー。


アーサー(ステラ)は、表情を歪めるー。


「ーー…せ、セレドニオー、いったい何を?

 そんな絵空事、まだ信じているのか?」


”アーサー”として、そう言い放つアーサー(ステラ)。


「ーー私も最初は絵空事だと思いましたー。

 ですがー、やはりあなたはアーサー様ではない」

セレドニオの言葉に、

アーサー(ステラ)は表情を歪めると、

「ー我が忠誠の証は、この腕にある」と、

先日、疑われた際に自ら剣を突き立てた腕を見せるー。


まだ包帯が巻かれていて、その腕は痛々しいー。


「ーー私こそが、フライ王国

 王宮騎士団団長のアーサーだー。

 それは、疑いもない事実!」


アーサー(ステラ)はそう言い放つと、

処刑を待つ身のステラ(アーサー)を指差して、

「この敵国のスパイであるメイドのたわごとを信じるのか?」と、

セレドニオに対して声を荒げたー。


「ーえぇ、その証拠はあるー」

セレドニオは、先ほどチャーリーから受け取ったものを

手にしながら、それを掲げて見せるー。


が、そんな言葉に、アーサー(ステラ)は

「聞く必要などない!」と、言葉を遮り、そのまま

ステラ(アーサー)を処断しようとするー。


がーーー


「ー待ちなさい」


「ーー!」

アーサー(ステラ)が表情を歪めるー。


「ーーー…話を聞きましょう」

女王ヴィオラが、立ち上がりながらそう言い放つー


「じ、女王様!

 あのような戯言を聞く必要などー」

アーサー(ステラ)が食い下がるー。


「ーーーアーサー…

 聞く必要があるかどうかは、女王であるこのわたしが決めます


 ーー下がりなさい」


女王ヴィオラの言葉に、

アーサー(ステラ)は「ーー入れ替わりなど、あるはずがありません!」と、

なおも反論するー。


「ーーー下がりなさい」

女王ヴィオラは、先ほどよりも語気を強めて、繰り返したー


「ーーーー…っっ… 仰せのままにー…」

アーサー(ステラ)は悔しそうにそう言いながら下がると、

ステラ(アーサー)は、驚いた様子で周囲の様子を見つめるー。


”あと数秒で死ぬー”

そんな状況から、この状況ー。

まだ、身体は震えているー。

どんなに修練を積んだ騎士でも、死の瞬間は、やはり恐ろしいー。


「ーーーー(俺も、死ぬのは怖いんだなー)」

ステラ(アーサー)は、震える自分の身体を見つめながら

そう呟くと、成り行きを見守るー。


「ーセレドニオ、話を聞きましょう」

そう言い放つ女王ヴィオラに対して「はっ」と、頭を下げると、

「ーードラゴン帝国の”入れ替わり玉”ー

 私はその実物を入手しました」と、そう言葉を口にしながら、

ステラが使ったのと同じものが、2つ入った袋を取り出したー。


広間に集まった大臣や騎士たちがどよめくー。


あれだけ探して入手できなかった、アーサーの親友・ロビンも

意外そうに驚きの表情を浮かべると、

「ーーそんな戯言、誰が信じるものか!」と、

アーサー(ステラ)が口を挟んだー。


「ーーーーーもちろん。わたしも戯言だとは思いますー。

 がー、我が騎士団の密偵がドラゴン帝国から入手したもので、

 間違いのない情報です」


セレドニオのそんな言葉に、

女王ヴィオラは表情を歪めるー。


女王ヴィオラも、話が本当なのかどうか、

迷っているようだー。


広間に集まっている人間も同じー。

それぞれが信じるような言葉を口にしたり、

”メイドの悪あがきだ!”と、否定の言葉を口にしたりしているー。


「ーーーー」

セレドニオは、そんな様子を見て、少し困惑した様子だー。


だがー、そこにロビンが割って入ったー。


「ーー皆様ー、お疑いなのであればー、

 今、この場でこのロビンが”入れ替わり”を証明してご覧に入れましょう」

とー。


「ーロビン殿ー?」

少し驚いた表情を浮かべるセレドニオに対し、ロビンは

「ーそれを貸してほしいー」と、セレドニオが持つ入れ替わり玉を

手にすると、そのままそれを口に放り込んだー。


”入れ替わり”の実在を証明するのであれば、

”入れ替わり”を、実際にこの場で見せるしかないー。


「ーー女王様ー」

ロビンは、意を決して女王ヴィオラを見つめると、

「ー失礼いたしますー」と、

そのまま女王ヴィオラにキスをしたー。


アーサーから聞かされた

”アーサーとステラが入れ替わったとき”の状況を再現しながらー。


セレドニオが入手してきた入れ替わり玉が本物なら、

女王ヴィオラと入れ替わり、女王にも”入れ替わり”を証明できるー。

そうすれば、アーサーの疑いは晴れるだろうー。


がーーー…

もし、”入れ替わり玉”が、偽物ー、あるいは実際に入れ替わるには

何か別の条件があるとすればー、

ロビンは”いきなり女王にキスをした頭のおかしな大臣”となってしまいー、

この場で処断されるかもしれないー。


これは、ロビンにとっても賭けだったー。


セレドニオにキスしてもよかったがー、

一大臣のロビンと、騎士団副団長のセレドニオが

”い、入れ替わりましたぁ!”と言っても、周囲は信じないかもしれない。


だから、”女王”に実体験してもらうしかないのだー。


”もし、入れ替わらなかったらー

 俺もお前と一緒に仲良く死刑になるぜー…アーサー”


そんなことを思いながら、キスを終えるとーー


「ーーこ、これはー」

と、”驚く自分の声”が聞こえたー。


「ーーー…!」

前の前に”ロビン”がいるー。

ロビンから見て、目の前にロビンがいるということはー…


「ーーーーこれが…ーー奴らの仕掛けた”入れ替わり”ですー」

女王ヴィオラの身体になったロビンがそう言い放つー。


入れ替わりに成功したー。

実際に、それを実演し、入れ替わりは実在すると証明したー


「ーーー……まさか、こんなことがー」

ロビンになった女王ヴィオラは、ロビンの身体を見つめながら

驚きの表情を浮かべているー。


「ー女王様ー突然のご無礼をお許しくださいー」

入れ替わりを証明するためとは言え、突然キスしたことを詫び、

すぐにその場に膝をつくヴィオラ(ロビン)ー


すると、ロビン(ヴィオラ)は驚いた表情を浮かべてから、

すぐに穏やかな笑みを浮かべたー。


「ーーーいいえー…ロビン、あなたのおかげで、

 全て、理解しましたー。


 わたしは危うく、忠臣を処断するところでしたー」


ロビン(ヴィオラ)はそう言うと、

処刑台に膝をついている状態の、ステラ(アーサー)を見つめるー。


そして、気を取り直して、再度”膝をつく自分”のほうを見つめると

少しだけ笑いながらー、


「ロビンー…いつまでわたしの身体で頭を下げているのですー?」

と、揶揄うような口調で言葉を口にしたー。


「ーし、失礼いたしましたー」

ヴィオラ(ロビン)がそう言うと、ヴィオラ(ロビン)は

もう一つの入れ替わり玉を手に、お互いの身体を元に戻したー。


身体が戻ると、ヴィオラはすぐに”処刑の中止”を宣言、

”アーサー”と”ステラ”に再度尋問を行い、

入れ替わっている確証を得たのちに、対応を考えると宣言したー。


がーーー


「ーー…くっ……」

アーサー(ステラ)は表情を歪めるー。


解放されたステラ(アーサー)がボロボロの状態で近付いてくると、

寂しそうに言葉を口にしたー。


「ーーーーーー…もう、こんなことはやめるんだー。

 君の、そんな顔は見たくない」


ステラ(アーサー)が言うと、

アーサー(ステラ)は「”この顔”は、あなたのものよー」と、

吐き捨てるように言い放つー。


「ーー誰の顔だろうと、関係ないー。

 でも、今の君は”笑って”いないー」


ステラ(アーサー)はそう言い放つと、

「たとえ、偽りの笑顔だったのだとしてもー

 君には笑っていてほしかったー」と、

そう言葉を口にしたー。


「ーーーーー」

アーサー(ステラ)は、うなだれたまま、悔しそうに唇を噛むー。


”フライ王国”に、家族も、故郷も奪われたのは事実ー。

アーサーの所属するフライ王国には”暗部”が存在するー。

それも、事実ー。

何が平和を謳歌する王国だ、と笑いたくなるー。


しかしー…

もう、言い逃れはできないー。

入れ替わりの存在が明るみに出てしまった今ー、

どんなにとぼけても、時間の問題で

”この二人は入れ替わっている”と断定されるだろうー。


「ーーー…だったら、笑えばいいじゃないー」

アーサー(ステラ)が呟くー。


ステラ(アーサー)は、どういう意味か分からず、

表情を歪めるー。


その時だったー。


アーサー(ステラ)が剣を手にーーー

それを、自分に向けたー。


「ー笑ってるわたしがいいならー、

 わたしの身体でいくらでも笑えばいいー…!

 

 この… この偽善者どもめ!」


アーサー(ステラ)は、泣き叫ぶようにして、

女王ヴィオラのほうを睨みつけるー。


そしてーー


「ーーあんたの身体も、道連れにしてやるー」

アーサー(ステラ)は、目から涙をこぼしながらそう叫ぶとー、

止めようとしたステラ(アーサー)の手が届く前にー、

自らの身体に、剣を突き刺したー


「ーーーぁ…」

アーサー(ステラ)は、その場に倒れ込み、笑みを浮かべるー。


”わたしは、何も喋らないー。

 これがー、任務に失敗したわたしの運命ー”


最後に、アーサー(ステラ)は、

自分が所属するドラゴン帝国の皇帝の顔を思い浮かべながら

”ーこんなわたしを拾って下さって、ありがとうございましたー”と、

心の中でそう呟いたー。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「ーーーそれにしても、大丈夫なのか…?その身体でー?」


後日ー

”騎士団長”に復帰したアーサーに向かって、

ロビンが戸惑いながら言うと、

「ー男だろうと、女だろうと、鍛錬を積むのみだー」と、

アーサー…、いや、”ステラの身体”のアーサーが言葉を口にしたー。


結局、あの場でアーサーの身体のまま、ステラは自ら命を絶ってしまったー。


そのため、アーサーはステラの身体で生きることを

余儀なくされてしまったー。


しかし、それでもステラ(アーサー)は、

ステラの身体に合う剣を見つけ、装備を整え、

王宮の訓練所で必死に鍛錬を積むことで、ステラの身体なりの

戦い方を身に着け、騎士団長に復帰したー。


「ーーはははー、まぁ鍛錬を見てる限り心配はなさそうだなー。

 むしろ、身のこなしは素早くなった気がするし」

ロビンがそう言うと、

ステラ(アーサー)は、少し照れくさそうに笑うー。


ステラの身体になってからは、細剣を武器として使うようになり、

そこに体術を織り交ぜた”新しい戦い方”を取り入れているー。


「しかし、メイドから騎士にジョブチェンジとはなぁ」

ロビンが冗談めいた口調で言うと、

「ーメイドをやってたのは俺じゃないけどなー」

と、ステラ(アーサー)は苦笑しながらそう言うと、

少し間を置いてから言葉を口にしたー。


「ー今回は、本当に助かったー。ありがとうー」

改めてお礼の言葉を口にするステラ(アーサー)。


その言葉に、ロビンは「いいさー。昔からの仲だろ?」と、

明るい口調で言うと、

ステラ(アーサー)は頷き、王宮のほうを見上げたー。


「ーーこれからも俺とお前で、フライ王国を支えていこう」

ステラ(アーサー)が、決意を口にすると、

ロビンも静かに、そして力強く頷いたー。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


これが”W(ダブル)”ー。


スパイは一人じゃない、”二人”だー。


メイドとして潜り込んでいたステラ。


そしてーーー

騎士団に見習いとして潜り込んでいるチャーリー。


軽い性格のやる気のない新人騎士・チャーリーも、

”ドラゴン帝国”からのスパイー。


”W”とは、二人のスパイを潜り込ませていることを示しているー。


”ステラ”が追い詰められつつあったチャーリーは、

ステラとアーサーの入れ替わりを知り、一度は皇帝陛下に確認した上で

静観していたー。


しかし、処刑の前日にロビンが”証拠を手に入れた”と言って回っているのを

見て、チャーリーは”ステラ”を切り捨てることにした


ロビンの言葉が真実にせよ、ハッタリにせよ、

いずれにしても、ステラはもう、”疑いの目”をこれから先もずっと

向けられ続けるー。


そうなれば、スパイとしての利用価値はもうないー。


だからー、”あえて”騎士団副団長のセレドニオの密偵に

”入れ替わり玉”を不自然になりすぎないような形で掴ませ、

入れ替わりがあの場で暴露されるように仕向けたー。


ステラが”死”を迎えるようにー。


そして、ステラは死んだー。

”もう一人”スパイがいることは知らされていなかったステラは、

何も知らないまま、死んだー。


これでフライ王国は”スパイは死んだ”と安心するはずー。

それが、盲点だー。


ステラは、自分を助けてくれた帝国に心酔していたー。

けれど、皇帝は確かに言っていたー。


”ああいう女は、扱いやすいー。

 自分は、捨て駒だとも知らず、命をかけて働いてくれますー”


とー。


”ーーフライ王国に家族を奪われ

 ドラゴン帝国に捨て駒として利用されてー

 くくー 少しだけ同情しちゃうな”


チャーリーはそう思いながら、少しだけ笑うと、


「ーーーへへー 

 これからも”やる気のない新人騎士”のフリをして、

 色々探らせてもらいますよー」


そう呟いてから、静かに闇の中へと姿を消したー。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


半年後ー。


「ーーーー…」

ステラ(アーサー)は、王宮近くの見晴らしのよい広間で、

一人、休んでいたー。


そこに、ロビンがやってくると、

「もう、その身体には慣れたかー?」と、笑うー。


「ーーん?あぁー。もう自分が男だったってこと、忘れそうだよー」

ステラ(アーサー)が、笑いながらそう言うと、

「何か、考え事か?」と、ロビンはステラ(アーサー)のほうを見つめるー。


「ーー2つ、なー」

ステラ(アーサー)はそう言うと、

生前、ステラに言われた言葉のことを口にしたー


”「あなたたちフライ王国には”王直属”の秘密部隊が存在するのー

 表に出来ない略奪や暗殺は、全て”そこ”がやるー。

 あなたたち騎士団はただの”お飾りー”

 そうねー

 今の女王ヴィオラも、裏で”秘密部隊”を指揮して

 略奪を繰り返しているわー。」”


しかし、あれから半年、そういう痕跡は見当たらなかったー。


あの言葉が、嘘だったのか、

それとも、本当にフライ王国に暗部が存在するのかは、分からないー。


それを聞いて、ロビンは少しだけ笑うと、

「もしそうなら、俺が正すー。

 そのために、俺は騎士じゃなくて、政治の道に進んだんだから」

と、言葉を口にするー。


小さい頃は騎士を目指していたロビンー。

しかし、今は大臣として、日々、一生懸命働いているー。


「ーはは、お前がいれば、安心かもなー」

ステラ(アーサー)はそう言うと、

「で、もう一つは?」と、ロビンがもう一つの考え事を尋ねるー。


「ーーん?…あぁ、いやー…

 ほらーーー俺、ステラの身体になっちゃっただろー?

 …結婚とか、どうすりゃいいかな、って少し思ってさ」


ステラ(アーサー)が、笑いながらそう言い放つー。


そういえば、”アーサー”には、入れ替わる前

有力な家の娘と縁談が持ち上がっていた気がするー。

が、アーサーが女の身体になってしまったため、その話は

白紙になったと聞いたー。


「ーー俺がしてやるよ」

ロビンがそう言うと、ステラ(アーサー)は「ふーん…そっか、なら安心ー」と

まで言葉を口にして、

「えっ!? 今、何てー!?」と、

顔を真っ赤にしながらステラ(アーサー)が叫んだー。


「ーーーははは、冗談冗談ー」

ロビンは笑いながらそう言うと、そのまま立ち去ろうとするー。


「ーーな、なんだよオイ!一瞬びびったぞ!」

ステラ(アーサー)が、顔を真っ赤にしながら叫ぶと、

ロビンは、笑いながら「そろそろ仕事に戻らないとー」と

手をあげるー。


立ち去っていくロビンを見送りながら

ステラ(アーサー)は、穏やかな表情で空を見上げると、

「ーありがとなー」と、そう静かに呟いたー。


この先の未来もー、

お前がいれば、きっとうまくやっていけるはずだー。


そう、思いながらー。



おわり


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


コメント


騎士団長とスパイの入れ替わりの最終回でした~!

身体は元には戻れませんでしたが

この先も上手くやっていけそうですネ~!


ちなみに、

③の時点で、スパイが二人いることを匂わせる描写が

ありましたが、気付きましたか~?★

(新人騎士として潜り込んでいるチャーリーと

 帝国側の皇帝が会話しているシーンがあります~!)


ここまでお読み下さりありがとうございました~!☆

Files

Comments

飛龍

チャーリーがスパイだったのは読めなかった~! とりあえず主人公が助かるハッピーエンドでおさめつつも、スパイ物らしく主人公の国の闇疑惑が出たりスパイが他にも潜んでたりとダークな要素が入ってたのは面白かったです。好きな話でした。

無名

ありがとうございます~!☆ ハッピーとダークのブレンド(?)具合に悩みつつ、 最後はこの結末にしました~!笑 いつか、番外編や続編(?)が書けたりするかもですネ~!!