【リク】浦シベ太郎と亀キャッピー (Pixiv Fanbox)
Content
『浦シベ太郎』
※実際の浦島太郎とは一部異なります。
むかしむかし、漁師の浦シベ太郎が浜辺を歩いていると、
一匹の亀が足をつって溺れかけているのを見つけました。
浦シベ太郎は亀を助けてあげました。
助けてもらったお礼に、亀は浦シベ太郎を
『竜宮城』へ招待してくれると言いだしました。
浦シベ太郎は亀の背中に乗り、
海の中へもぐっていきました。
竜宮城へ着くと、亀はたちまち乙姫の姿になり
浦シベ太郎に結婚を申し込んできました。
即答でOKしました。
夫婦となった浦シベ太郎と乙姫は、
竜宮城で幸せでラブラブな日々を過ごしました。
3年の年月が経ったある日のこと、
緑茶が飲めないことに耐えられなくなった浦シベ太郎が
「実家に帰る」と言い出しました。
海の中では緑茶の茶葉が育たないのです。
浦シベ太郎と離れたくない乙姫は
一緒に陸へ行くことにしました。
自分の家へ戻った浦シベ太郎でしたが、
そこには見慣れない町並みが広がっていました。
まだ3年しか経ってないと思っていたのに、
なんと陸の世界では何百年も経っていたのです…
途方に暮れている浦シベ太郎を不憫に思った乙姫(亀)は、
おもむろに甲羅の中から玉手箱を取りだすと、
浦シベ太郎に向けて開きました。
すると箱の中から白い煙が立ちこめて、
もくもくと浦シベ太郎を包みこみます。
煙をかぶった浦シベ太郎は、みるみる歳をとり
おじいちゃんになってしまいましたが、
すぐに鶴の姿へと変化しました。
鶴になった浦シベ太郎は、乙姫(亀)を背中に乗せて
空へ飛び立ちました。
そして遥か遠く、仙人が住むといわれる『蓬莱山』へと向かい、
茶葉を自給自足しながら、今度こそ乙姫と幸せに暮らしましたとさ…
めでたしめでたし。
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『うらしまシベ太郎と亀キャッピー』
というリクエストをいただきました!
(※版権のパロディはFANBOXで描かない方針ですが、
昔話には著作権が無いのと、大幅なアレンジを加えているため
セーフとしています)
昔話あるあるですが、
浦島太郎の物語って何通りかパターンがあるんですよね~。
現代版にアレンジされたもの、御伽草子版のものなど…
今回描いたシナリオは色んな説をミックスした上で
勝手にアレンジしたものです(笑)
●乙姫の正体=助けた亀
●乙姫(亀が正体の女性)に『夫婦になろう』と言われる
●玉手箱を開けると鶴になり、『蓬莱山』へと飛び立つ
(亀になった乙姫も時を同じくして蓬莱山へ向かう)
この3つは、よく知れ渡っている現代版にはない展開ですが
実際に別パターンで言い伝えられてる展開です!
気になった方はぜひ調べてみてください~^^
リクエストありがとうございました!
(そういえば遥か昔に「桃太郎」のパロディ漫画も描いたっけな~…
漫画のリンクはっときます笑)