適当メイキング 黒スト編 19枚 (Pixiv Fanbox)
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約9ヶ月ぶり、久々のメイキングです。
今回はピクシブのブクマ数が一番多かった+黒ストの要素が多かった「居残り補習JKさん」で解説させていただきます。
使うソフトはclipstudioになります。
SAIやPhotoshopなどでは一部、不可能な作業があります。
拙い文章で大分読みづらいかもしれませんがご了承ください…。
レイヤー
まず、黒スト関係のレイヤーはこんな感じになります↓
普段はレイヤーにあまり名前を付けませんがメイキング用にわかりやすく各レイヤーにタイトルをつけておきました。
レイヤーの順番=描写する順番ではありません。
(今回は黒ストメイキングなのでパンツは割愛させていただきます)
下地
濃い色で先に塗りつぶしてから、水彩ツールで明るめの色と濃い色の2色で塗る→色混ぜツールでぼかすの繰り返しです。
この段階では陽の光や反射光は気にせず立体だけを意識して着色しています。
自分は人体の構造には疎いし勉強するのも面倒なので似たポーズの女性の画像をひたすら検索してそれを参考に塗ってます。
写真ほど確実なものはありませんからねぇ(´∀`)
膨らみ 発光 反射光
立体感を強調するために覆い焼き(発光)レイヤー「膨らみ」で塗ります。
不透明度30%前後で抑えてください。
下地だけで十分と感じた時はこの工程を飛ばして次の「光」作業に入ることもあります。
次に加算(発光)レイヤー「光」で塗り足します。
左側に陽の光がきているのでそれを意識して塗ります。
普段はやりませんがいつも以上に強い光を出して尻を強調させたかったので加算(発光)レイヤー「光補足」を加えています。
不透明度は30%にしてあります。
スクリーンレイヤー「反射光」で地面に合わせた色を塗ります。
かかとが尻を押し付けている感じが強調されました。
赤み
足裏やお尻の割れ目周辺に赤みを足します。
レイヤーは乗算にして薄い赤みがかった色で塗ります。
自分はこのくらいの色にしています↓
この色は尻や足裏以外に肩や肘、膝、ほっぺ、唇にもよく使いますね。
地味ですがこの作業をやることでエロみが増す……気がしますw
縫い目
このレイヤーだけはお股付近の線画レイヤーより上に持っていきたいので線画フォルダーに入れています。
真っ黒に塗ってから薄ら光を加えます。
暗(ランガード、トゥ部、ダイヤマチ)
ランガードとトゥ部(足先)とダイヤマチを塗り足します。
効率を考えて初めに真っ黒に塗ったあとで不透明度を20~30%にして薄めます。
その後、フィルター→ぼかし→ぼかしガウス10%で馴染ませます。
更にランガードとトゥ部の端の部分を濃くすることでリアルさが増します。
(実際のイラストでは塗っていなかったのですがメイキングのために塗り足しましたw)
ザラザラ
ここからが本題、質感を出す作業になります。
まず新しいレイヤーを作り合成モードをオーバーレイにします。
そしてフィルター→パーリンノイズ→スケールを「3」→OKします。
レイヤーの不透明度を10~20%にします。(今回は15%)
これだけで黒ストにザラつき感が出ます。
網目
更に質感を出すために網目を入れますがまずクリップスタジオ公式で専用のブラシをダウンロードしてください。
クリップスタジオ→素材をさがす→「タイツ繊維ブラシ」(sayappa先生制作)
このブラシを使って立体を意識しながら適当に線を引きまくりましょう。
これを描いた当時は自前で作ったブラシ(「油彩平筆」を下地に)を使っているのでこのイラストは上記のブラシを使っていませんが、こちらのほうがそれっぽくできるのでオススメします。
綺麗に線を引くより粗粗しく描いたほうがリアリティが出ます。
強調
仕上げに質感、光を強調させます。
独自に作った「ザラつきブラシ」を使います。
ブラシの設定は以下のとおりです。(水彩ブラシを下地に作っています)
ブラシ先端は素材の中にある「にじみ スプレー」を使っています。
レイヤーを覆い焼き(発光)にして膨らみがある箇所をササッと塗ります。
感覚を掴むまである程度かかりますが上手くいけば更に立体感が出ます。
以上で完成になります。
もし気になる点や解りづらい点がありましたらコメントをくださいませ。
ここまで読んでくださりありがとうございます!失礼します!