温泉 (Pixiv Fanbox)

「――裸の付き合い…とは万国共通だとは思うんだが……」

「その…なんだ…メートルの祖国じゃこうやって見せつけるのが文化だったか？」

「…正直に言おう…こいつは……とんでもなく恥ずかしいんだが……」

「あぁ、勘違いするなよ？男同士見せるのは別に構わないんだが…そんなにまじまじ見られるとな、体躯に見合ったモノか見定められてる気がしてな…」

「え？十分立派だって？ははは、まぁ、このクラスじゃそうなってるだろうさ…」

「なかなかどうしてコンプレックスってもんは呪いみたいなもんなんだろうな…」

「え？――ははは…まいったな……こんな時に限って酔いが醒めてきちまったみたいだな…」

「…――だが、なんだっていいさ。何せメートルたっての頼みだ。最後まで付き合ってやるぜ！相棒！」

「――さぁ、次はお前の番だぞ…！…なんだその顔は？当然だろ！嫌とは言わせないからな？」

「――俺がじっくり見定めてやるから覚悟するんだな！」