メガゾー壊胎感想(初出しイラストあり) (Pixiv Fanbox)
Content
ooooooooooooooooooっくえばせながら
メガゾーで挑んだ壊胎の話をしていくむあぁす
KP むつー
参加PL mega
テラゾー
ネタバレふくみまさlす
2020/5/26
https://www.youtube.com/watch?v=wIHYr-GMhVM&t=2386s
【クトゥルフ神話TRPG】俺がずっとやりたかった『壊胎』 #メガゾー壊胎
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まずはすっげーキーパリングをしてくださったむつーに感謝。
シナリオ作者直々にまわしてもらうってことは人生で二回目なのだが、やっぱりすごい!というかまずこのシナリオすごい!!!!
ちゃんとどこに行けばいいか、導線がわかりやすくてすごかった……。
今別のTRPG企画でオールRPとかいう無茶苦茶な無茶をしているんだけど、今回はひさびさの普通のTRPGでまずテラゾーと思ったのが「今回はPL会話できる~」とか言う謎の安心感でした。
これが普通なんだけどな~。
自分のキャラクターを掘り下げます。
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【アンナ】
本名は五十嵐はな。
ギャンブルで生活をしている。
高校生になった時、父親は会社をリストラされ、母親は主婦でヒステリーもち、家庭内暴力が日常と化し普通の暮らしが出来ていなかった為いじめられる事もしばしば。
家が裕福でなく食事もままならない、自分はこんな暮らしはしたくない、親にも懲り懲りだ。そして両親よりもたくさんの金を稼ぎたいからと言う理由で17歳で学校も家庭も放り出し一人で生きる事を決意。
どうせ離れるなら国外まで行ってやろうと、親からくすねた金でなんとか海外に行く事が出来たが、英語の成績が悪かったために身振り手振りで生きてきた。
色々な労働手段はあったものの中々思うように行かず路地裏で生活するような事もあったが優しい初老の女性「アンナ」に助けられて二人暮しを始める。
彼女の身の回りの手伝いと引き換えに自分の衣食住の確保ができた。そこで、結局自分も知らない土地では両親と同じような生き方をしていると悟る。それが20歳の時であった。その時は既にステイ先の女性の助けもあり、不自由なく生活をしていたが何か物足りないともやもやとした葛藤を抱えたまま過ごす。
ギャンブルに依存したのは働き先のバーですすめられたカジノへ行ったことが始まり。元々少なかった貯金を元手にしたカジノでの興奮は自分を変えた。ビギナーズラックもあいまって、勝ち星をあげた金を抱えてステイ先を旅立つ。久しぶりに日本へと帰国した。
生まれ故郷へ戻った時には両親は既に自分の住んでいた街から居なくなっていた、それでもどこか清々しい気分であった。賭博行為に昼夜励み、揉まれ、生を実感している。
現在は四畳半の都会のアパートに住み、たくさんの金を手に入れたがどこか空虚にも思える。ギャンブルをしている時しか自分は自分ではないような気がする、タバコ、酒、セックス、暴行、薬にも手を染めた。増えていく貯金は実際に嬉しくはあったが、事実空虚でありそれだけが自分をつなぎとめていた。
生に縋り付いている気も起きず、散々体験できない事を楽しんだ後に35歳にはこの世を去ろうと考えている。
それはもうすぐだ。
職業:ギャンブラー
年齢:33
STR:9 DEX:14 INT:15 アイデア:75
CON:11 APP:11 POW:10 幸 運:50
SIZ:16 SAN:50 EDU:13 知 識:65
H P:14 M P:10
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最近脳死キャラクターが続いていたので、少ししっかりしつつもおちゃらけたお姉さんをやりたかったんだよな~まあ自分もやりやすいし、しぜーんに選択肢が選べそうな屈強キャラクター。
一方のテラゾーもいい感じのおじさんだったし頼りになるな!!!と思っていた。おもっていたんだよ……。テラゾー…。
自分は中身が阿呆なもんで、キャラクターを降ろさせることによって頭よくなるんじゃね?と思ったら本当にテキパキ頭がまわってびっくりした。これからずっと頭の良いキャラクターをやれば良いのかと思った。
もう先々月?くらいになるけど、印象的で未だに覚えているシーンをなんとなく思い出していく。
役割分担!すごかったよね~。
テラゾー扱うゲンジさんとの補い合い?めちゃくちゃ自分でも感動した、わたしがわからん部分を咀嚼してくれている…。ありがてえ。
NPCは可愛がらなくてはいけない、と涼に耳が痛くなるほど教わっていたからメタいけどどうあれ「NPC」は守護るものと思っていた。なので、疑ったりとかはあまりせずに「アンナ」の思うままに行動した。
そこらへんで一度あってすぐに消えていく人間ならばいざしらず、いつまでずっと一緒にいるかもわからない、下手したらここで殺してしまうかもしれない人の生死には敏感だった、とおもう。
自分の生死に関しては本当にどうでもよかった。
執着も持っていないつもりだった、ただシナリオが進むにつれて「おもしろい」という感情が徐々に芽生えるアンナ、ギャンブルより面白いことがまだこの世にあるなんて。
だから率先して色々なところを回ったり、躊躇なく漁ったり、いざとなれば自分が盾になればいいだろ。くらいに思っていた。
だってこんなところで金なんてなんの価値もないから、ただ目の前の面白さを追求して思春期の女の子のように遊べた。
一度大怪我をしたときは、あーここで退場か!はやかったなー、全然面白いこと出来てないじゃん、ゲンジごめんなーって思ってたけどNPCを守れたならそれでいいかなーって感じで。
配信的には申し訳無かったけど、それもまたひとつの、ひとりの人生!生き残っちゃったけどね。
それよりこんな怪我でくたばっちまうのか悔しいなって気持ちはあった。一応数々の修羅場をくぐり抜けてきた設定のアンナさん。
くぐり抜けられたのでやっぱりアンナはラッキーな女だ。そしてゲンジがぐっじょぶ。
ラストに向けてのシーンも、なんかいまいち分かんなくてめちゃくちゃに推理してPL会話しまくった(某ほしの企画では無理)んだけど、トンチンカンな推理をテラゾーが汲み取ってくれて「ふたり」で結末を迎えられたと思う。熱かった。
そして泣いた。
生還後はPL的にクタクタすぎてちょっとだけふわふわしてたけど、NPCたちとの部分で感情が目まぐるしく動いていた。普通の、俯瞰型の人ならきっと格好いいセリフをいっぱい吐けたと思うんだけどどうしても言葉が出てこない。そんな憑依型の自分(言いたいだけ)、でも名前を決めるシーンですんなり案が出てこないのは「アンナらしい」かなとも思う。
あとでハッシュタグなど見たときに、色々な名付け案を見てすげーって思ったけど、一番腑に落ちたのは生まれ持ってもらった「はな」という名前をあげることかなって。自分はもう「アンナ」だから、真名であった「はな」を捧げる事により、そして自分はこれからも「アンナ」として生きていくんだろうな。
「アンナ」の名前はどうしてもあげられなかった、これも自分を生かした大切な名前だから。結末が違えばまた違ったかもしれないけど。そしてこのシーンでもまた泣いた。
せっかく生きてしまったんだから、とりあえずすり減るまで生きてみるか~ってのが最後。でもシナリオ序盤じゃこんな選択しなかっただろうな、少しでも「死にたくない」って気持ちが芽生えたんだと思う。
自分だけにスポットを浴びせがちだったけど、久々のクトゥルフで熱くなってしまった。
関係者各位に感謝。
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素敵なイラストはMuTuKiさん @MUTUKI_CoC
に描いていただきました!
差分もいただきけり。初出しです。
本当にありがとうございました!