海風ちゃんに腋見せてもらった/メイキング&没ラフ (Pixiv Fanbox)
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改二が来たと聞いてたまらず海風を描いてしまった。艦これ引退してしばらく経つのに。
復帰しようかなと思ったのですが、なんか要素が色々追加されててもはやよく分からんとなったので無理そうです。そもそも引退したのも要素増えすぎでゲームがややこしくなってきたからだったんですよね……。キャラは今でも大好きなのです。
今回は他の絵を描いている途中な上、いくつかタスクが重なっていたので時短のためクリスタの3Dをそのまま活用することに。おサボりです。こういう日もあるのです。
ちなみにポーズは、かつて描いた海風(黒歴史)のリベンジ的な感じで意識した構図に……
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線画!
3Dがラフだ! 的な勢いでかなりそのまま線画に起こしています。服だけザクザクと着せていきます。
今回のコダワリポイントは腋。もうキャラデザ見た瞬間「腋見せるしかねぇ」と鼻息が荒くなりました。そして、最初は腋見せポーズをさせられて困惑涙目な海風ちゃん……というシチュエーションだったはずなのですが。
なぜか。なぜか、スカートが消えました。
面倒だったとかそういうのではないはずです。服着せた上半身と3Dの下半身とが合わさって見えていたときに「……下腹部描きたいなぁ」「……ちょうど局部が見切れてるなぁ」的なことが頭をよぎった……その次の瞬間。
どういうわけか、裸の線画ができあがっていたのです。わお。
そして恥ずかしがっている下がり眉を「なんか形が不満だなぁ……」と消して描き直し……どういうわけか、軽蔑されていました。
どうしてこうなった。
しかし本当に海風ちゃんは可愛いなぁ。ウチの鎮守府にはいませんが(こんなのばっかだな)。今この子建造で出てくれたりしません?しない?そう……
ちなみに私の絵柄はイチソさんの絵柄と相性が悪く、結構雰囲気出すのに苦労しました。そのクセ、イチソ艦に好きな子多いから描きにくいったらありゃしない。
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着色。まあいつも通り退屈な作業です。
毎回言ってるなこれ。というかこれしか言うことがねぇ。
表情はだいぶ調整入っています。
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肌塗っていきます。
本当はもっと簡略化したのを下書き的に塗って全体を少しずつ塗っていこうとしたのですが、なんか興が乗って肌完全に塗っちゃいました。前回塗り方変えた意味とは。
混色多めの筆でガンガン塗っていきます。これ、影はレイヤー一枚なんですよね。今までは分けていたのですが、最近は一枚でやっています。
あと、今回から肌全部にハイライトを入れるのを止め、メリハリをつけるようにしました。
腋と下腹部が良い感じに塗れたと思います。影との境目に彩度高めの赤を乗せるのがポイント。
目はいつもとほぼ一緒ですが、今回は中心部分に色を入れてみました。神と雰囲気を合わせるため、未完成のまま次の工程へ。
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髪を塗っていきます。
こちらも同じ筆でガシガシと。髪の流れを意識して、影→天使の輪→追加の髪 の順で。天使の輪に乗せた色はノリです。
仕上げに肌の色を透かして完成です。
実はちょっと線画を変えていまして、つむじ部分というか髪の分け目のところを少しイジっています。そのまま塗ると、顔の角度と頭の角度が合ってないように見えたんですよね。角度の違和感は線画修正で治ることも多いので無精してはいけません。
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服塗っていきます。
シワを意識し、素早く丁寧に。これも同じブラシです。このブラシ超便利だな。良い感じに作れたブラシなので、これからも愛用しそうです。
影の濃い部分には容赦なく黒を入れ、明るい部分にはハイライトを入れる。その辺りを守ってメリハリを込めて描いていきます。
おっぱいの重量感を出すため、おっぱいの下にシワを細かく描き込んでいます。今回はかなり良い感じに塗れた気がします。
髪の色が変わっていますが、影をちょっと濃くしただけなので大したことはしていません。
7
ノリで適当な背景を描き、全体を発光レイヤーで調節したり、細かい部分を描き加えたりして調整します。今回はまだ目を仕上げていなかったので、それもここでやっておきます。目の透け具合は、公式イラストにならって不透明度低めにしています。
……………………ところで。
なんだかこのタイミングで妙な電波を受信したのですが。
――レ。――バレ。――シ――レ。
――――シバレ。
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縛りました。
とはいえ、流石に手首だけです。手首が見えてないことをいいことに、右腕とロープだけの省力仕様。エコだね!
人物本体とは全く別個に線画を描き、色を塗りました。めっちゃ塗りやすかったので、もしかしたら今後のレイヤー分けで活用するかも知れません。
他にも服に肌の色を乗せたり、線画に色トレスを施したり、あちこちに軽く色を入れたり抜いたりなどして微調整。これで概ね完成ですね。
ところでロープの反対側の端ってどうなってるんでしょうね。このイラストは健全なのでよく分かりません。
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ここからはPhotoshopセンパイのお出番です。
光ってるブラシを活用してアクセント代わりに眩しい光の粒を入れます。さらに、人物に薄くグロー効果をかけ、背景をフィールドぼかしで良い感じにぼかし(遠くは大きく、近くは小さくぼかす)、人物にも一部フィールドぼかしをかけました。
そして色調補正をかけて微調整を行い、完成です。
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仕上げのトリミング。
そのままでも良かったのですが、ちょっと無意味に空間が空きすぎていたのでバッサリやりました。これ、意外と重要な工程だったりします。
フォトショの切り抜きガイドで黄金比や三分割ラインを参照しつつ、良い感じに切り抜きます。今回は左目が三等分ライン上にくるようにして、頭部が上三分の一に入るよう調整、そして身体がおおよそ黄金比ラインより右側に来るようにしています。画像にうっすら表示されているのがガイドですね(素材を使って再現しています)。
やっぱり背景なしのキャライラストはキャラを大きく魅せた方が仕上がりが良くなりますね。サインは移動させました。
さて、こんな感じで完成しました。ガイドを除くと完成品の画像になります。
お疲れさまでした。
※投稿してから気がつきましたが、右腕にずっと余計な線が残っています。
このあとキレイに消しました。高画質版やpixivに投稿したものにはありません。
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・おまけ
最初はこんな感じにしようかな、などと思っていた没ラフ。
改二で出てきた耳っぽい髪を掴んでる感じです。
これはこれで可愛いのですが、「過去絵のリベンジ&もっと腋見せたい欲求」という二つに加え、この格好の手がかなりムズいというので止めました。最初に書きましたが、時間的余裕があまりなかったんですよね。