【R-18】かえでウリン百合/メイキング (Pixiv Fanbox)
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1:ラフ1
ではでは、まずはラフから。
今回はこんな感じのラフでした。二人を画面内に収める、という経験は今までそう多くなかったので、色々と考えることも多かったです。
特に腕の位置に大変困りました。
見ていただければ分かると思うのですが、手前側の腕を適当に配置すると目玉であるおっぱいやおなかが隠れてしまう!という大変大きな問題が発生します。世界滅亡レベルの大問題ですね。この時点では苦し紛れになんか適当な配置になっています。
あと、こだわりポイントとしては「つぶれおっぱい」「重ね乳首」「顔の角度の関係性」といったところでしょうか。おっぱいは肉感をしっかりと表現し、乳首は互いに干渉して潰れ合っている、といったような構想です。
そして顔の角度からそれぞれの感情をセリフなしに描き出す、ということに挑戦しています。複数人数を描くイラストではこういうことができるので楽しいですね。
2:ラフ2
色々修正していきます。
髪や顔を追加し、「背はかえでちゃんの方が高いけど心情的にはウリンちゃんがリードしている」というストーリーを強めていきます。
それからこだわりポイントであるおっぱいの肉感を強調するよう、肌の線を整えていきます。
腕は最終的にこういう形に落ち着きました。恋人繋ぎです!
手前に配置することで腕の影をおなかに落とすことができ、画面全体にリズムが生まれる! なんという名采配!
……描くの超難しかったのだ。
3:色ラフ1
色塗っていきますね。
とはいえ、今回は肌面積多めなので肌塗りで勝負していきます。
いつものように線画付近へ影を入れつつ、肌の凹凸をざっくり表現します。
ハイライト入れるとこの時点でも結構えっち❤
4:色ラフ2
背景とかも入れていきます。
……まあ、ご存じの通り完成版ではこの背景消えてるんですけどね! あははははは!
ちなみに見比べていただくと分かると思いますが、実は二人の頭の大きさが色ラフ1よりもやや大きくなっています。
色ラフ1のままでは全体的に原作と比べて大人っぽすぎるかなー、という判断ですね。二人とも、設定的にも絵的にももっと幼かったので。
5:線画
いつもの通り線画っていきます。
今回はそこまで語ることはなさそうですね。。
ちなみにですが、線画は基本的にラフ線画の外側を取るように描いていることがほとんどです。線画って人間の認識的に影判定されてるっぽいので、シルエットに含めないと細くなってしまうんですよね。
6:下塗り/ラフ影乗せ
い つ も の 。
……もう飛ばしますね。色塗りしてラフの影乗せただけです。
7:肌塗り1
肌を塗っていきます。
今回のメインディッシュですので、丁寧にやっていきますよ。
濃い部分は落ち影として別個に塗り、それ以外の部分は1影で形を作っていきます。
おなかはいつも通りmignon先生の絵やメイキングを見ながらヌルヌルと。こっち向いてる面は明るく、向いてない面は暗く、という感じですね。
この時点では無機物っぽさがあってそこまでえっちくはないと思います。ただひたすら線画に従い、凹凸を素直に表現していく感じですね。
8:肌塗り2
さらに肌を塗っていきます。
ハイライトと2影がポイントとなるパートです。また、落ち影に別レイヤーで紫を入れています。
めっちゃ頑張りました。
基本的なやり方としては、線画付近に桃色系の乗算を入れることで影を強くしていく、という感じですね。工夫も何もなく、ただ線画付近を濃くしているだけです。
そしてハイライト。こちらはやや薄めにした通常レイヤーで白を入れています。強調したい部分……おっぱいから肩にかけてのライン、そしておへそまわりでしょうか。そのあたりを重点的に光らせています。
あとは、下腹部や下乳に青系の乗算をうっすら入れて血管の表現を行います(反射光とは別モノ)。これでかなりえっちになってくれます。
そしておへそや肩に赤みを入れ、色っぽさを強調します。すごくえっちです。
9:目塗り/髪塗り1
まず目を塗ります。
こちらは本当に解説することが無いんですよね。イーコス絵以降全く変わっていません。
だいたい見たまま塗って、仕上げに下半分くらいを発光レイヤー&エアブラシで光らせてあげればこうなります。
色の選び方としては、影部分をかなり紫っぽくしていますね。このあたりは、ぱん先生(pixiv)のイラストを参考にさせていただいています。好きなんですよね、ぱん先生の目。
そして髪も塗っていきます。
こちらもいつも通りですね。球体を意識した影付けをしたのち、影の上からベースの色を半透明にして乗せています。これで水彩っぽくなり、かなり透明感が出てくれるんですよね。
……まあ、現時点では色選びのせいで透明感あんまないですが。
10:髪塗り2
・ベースと1影の色調整
・2影の追加
・天使の輪追加
・前髪に肌の色を乗せて透かす
みたいなことをやっています。
たったそれだけかと思われるかもですが、たったそれだけでかなり異なってくるんですよねー。色調整に関しては、色々と色をいじり慣れてくるとどんな感じにすればいいかというのがなんとなく分かってくるので、経験がモノを言います。
2影は結構紫がかった感じにしています。
11:仕上げ/背景
さて、仕上げに入ります。
線画の色トレスや全体へのエフェクトなどが主な作業になりますね。
今回は眩しい感じを出すために、人物の周囲に青系の発光を入れています。
また、天使の輪部分にも発光を入れて髪の艶を出しています。
あとは背景ですね。
こちらはかなり適当に描いたモノをガウスぼかしでぼかしています。
……元々あった背景はどうしたって? ヤツは消えちまったよ……セルフリテイクというダメ出しの彼方へな……
ぶっちゃけあれ、あんまり動きが無かったので微妙だなーっていうことに気づいてしまったんですよね。今回、背景を斜めに切ることで構図に動きを出しています。
12:完成
最後にグロー効果をかけたり色調整を行って完成です!
比べると色が白くなって肉感が消えてるかな~となってしまうのですが、さっきのはしばらく見ていると色が濃くてくどくなってくるんですよね。
というわけで、多少白っぽく眩しくして完成ということになりました!
今回のメイキングは以上です。
ではまた次作でお会いしましょう!あじゅー!