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はぁい、いーのーとでございます。

今回は予告していました通り、メイキングも全体公開でやっていこうと思います。

普段メイキングをご覧になっていない方は、是非今回でどのような内容のものなのか体験していただければと思います!

さて、いつも通りまずはラフから始めます。

当然のことながら裸の体を描き、その上に服をかぶせていくという手順です。服着ている絵ならそうするのが定石ですよね。

……なんかマトモに服着てる絵を描くのが非常に久しぶりな気がしますね。どうしてでしょうか。


……ハゲてると誰だか分かりませんね。

まあ、髪がないと誰か分からないのはいつものことなのでさっさと次に行きます。

ちなみに皆さんはこの時点で右腕の違和感にお気づきでしょうか?

左腕と同じように伸ばしていれば決してこうはならないんですよね。

ちなみに私は気づいていませんでした。哀れ、E-Note。

ラフ1のボディ部分を薄く表示しつつ、その上から適当に服と髪をかぶせていきます。

今回のひまりちゃんは生みの親であるがおう先生が設定画をアップロードしてくださっているので、それを横目に描いていきます。


ざっとこんな感じでしょうか。まだラフ段階なので細かい部分は描いていません。

ちなみにウサリエル(( ˘ω˘ )←コイツ)でパイスラをしようとしていますが……左肩から下りている紐がウサリエルの下に入っているので物理的に不可能と後から気がつきました。悲しい。

ラフにざっくりと色を塗っていきます。


本当にざっくりですね。この段階は全体の色バランスなどを見ていく部分ですので、塗ってから色調補正で微調整を行っていきます。

絵の完成度を上げるうえで非常に大切な工程ですね。私は最近まで知りませんでした。

……この未熟者め。

ちなみにこの段階で右腕のおかしさに気づき、ちょこっと修正しています。

逆になんか色々おかしくなっている気もしますが……。

背景なんかを描いていきます。

ひまりちゃんと言えばエロゲと広告で溶かした600万円(1000万円)!

舞い散るお札の下でライブを行った女!

というわけで、可愛らしい表情とは裏腹に背景でオチをつけていく構成にしました。


うーん、実にひまりちゃんらしいイラストですね()。

線画ります。


特に大きな修正もなく、色ラフをなぞっていきます。

ベルトより下の白線がベルトより上の部分よりも細くなっているのに気づき、太くしたのが一番の修正点でしょうか。

あと、表情に少々悩んでいるようですね。この他にもドヤ顔させたりと色々試していました。

ただ、個人的にひまりちゃんの大事な特徴の一つとして(見た目は)愛らしい困り眉があると思っているんですよね。この(見た目は)無害そうな困り眉のおかげでドぎついキャラが中和されている部分が魅力の一つだと思うんですよ。

なので困り眉だけは譲れない。絶対に。

というわけで、こんな表情になっています。

ただこれだとちょっと泣き顔にも見えてしまうので、後で元の表情に戻してしまうんですけどね。

線画を丁寧に塗り分けて、色ラフの影をクリッピングする工程です。


……いつも言っていますが、やっぱり嫌いです、この工程。

めっちゃ見た目ショボいじゃないですか。手間かかるくせに。

テンション超下がります。虚無。

というわけでさっさと次行きましょう。

いつもは肌塗りが大きな工程の一つになるのですが、今回は肌面積が少ないため髪や目と一緒です。

あとは右腕を大きく下げ、右手が隠れるようにしました。両腕を斜め後ろに伸ばしている感じです。これでようやくマトモになりました。


肌はかなり適当ですね。ちゃちゃっと落ち影を塗り、紫っぽくエアブラシをかけて、それっぽくなるよう影をつけておしまいです。

髪はいつも通り光源を意識して塗った後、半透明のレイヤーで地の色を塗って水彩っぽく仕上げていきます。そして乗算でエアブラシを入れ、ほんのり球面を描き出します。

今回は2影で濃いめの色を入れる際、いつもより大胆に入れて髪の流れをはっきりとさせてみました。ずっと以前、メギド72のアイムさん絵を描いたときのような感じですね。

目は本当にいつも通りの塗りです。すっかり安定してしまいましたね。

今度目のメイキングでも書いてみようかしら。

服を塗っていく前に小物を塗りましょう。

理由としては簡単で、気が向いたからです。


金属の塗りに関しては未だに苦手だったので、今回はがおう先生の塗りを徹底的に参考にさせていただきました。バットマンのマークの羽部分みたいな感じで影を塗り、そこに発光レイヤーやテクスチャで色々小細工をしていくのが基本的な流れになります。

月の字は明朝体の縁をなぞって変形したものを使っています。

その他にも、目を髪に透かしたり、髪の色合いを微調整したりといったことを行っています。

服を塗っていきます。


まあ、特に言うことはないでしょうか。色ラフのものをそのままなぞっているだけですね。それだけ色ラフ時点での塗りが指針になってくれるということでもありますが。

腰や腋などのへこんでいる部分を暗くしたり、あとは右肩を思いっきり影で塗りつぶすことで奥行き感と胸の立体感を出していくのがポイントでしょうか。右腕も暗くすることで、ウエストのくびれを強調することができます。

この大胆な影というのは非常に大事でして、奥側を思いっきり暗くすることで手前側を浮かび上がらせることができるんですね。これによっておっぱいとか腰のくびれとかお尻の丸みとか、色々なものを強調することができます。

実は「8:小物塗り」の段階でおっぱいの向こうにある髪に影を落としていることに気がつきましたか? これも、「影による強調」の一環です。

塗りがほぼ完成したので、エフェクトを使って全体の雰囲気を整えていきます。

人物全体にスクリーンレイヤーをかけて色の統一感を出したり、右側にソフトライトレイヤーで赤みや黄色みを入れてみたり、発光レイヤーでエアブラシを入れて髪をぼんやり光らせてみたりですね。

絵が一気に完成へと近づいていくので、最も好きな工程です。


あとは、細かい髪を線画なしで追加したりもしています。これはお手軽に髪の情報量を上げられるので非常に好きな工程です。

あとは、さりげに胸の谷間を無くすよう服を塗り直したりもしています。やっぱり不自然で納得行かなかったので……。

髪に水色を入れたり、全体にキラキラなテクスチャを貼ったりしてほぼ完成です!

舞い散る紙幣は好きですか?

私は好きです。ひまりちゃんも大好きなようです。

なので舞わせてみました。お札のデザインはひまりちゃんの放送でも出ていたひまりんドルですね。スクショして確認しながら塗りました。


ちなみにお札を配置する際、左上を塞がないように気をつけています。

ここを塞ぐと、左上から右下へのイラスト全体の流れが阻害されてしまうんですよね。

こういう細かい部分に気を遣ってこそ、いい構図が出来上がるのです。

"NO EROGE, NO LIFE"……これといって元ネタがあるわけではありませんが(強いて言うならタワーレコードの"NO MUSIC, NO LIFE"でしょうか)、エロゲこそ人生と思っていそうなひまりちゃんを一言で表わすのに最も適切と思えたのでこうしてみました。

フォントは有名なフリーフォントである「プラネタリウム」ですね。

Adobe Fontsに入っている有料のものにしようかとも思っていたのですが、色々当てはめているうちに「これだッ!」となったのでこちらを使わせていただきました。

書かれている文面と綺麗なフォントのギャップが素晴らしいですね!

(ちなみにこれと迷ったのは映画『タイタニック』などで使われている有名フォント「Trajan」です。プラネタリウムの方が、遊び心があるかな~という判断でした)


というわけで、今回のイラストも完成しました!

結構良い感じに仕上がったと思っています。

お疲れさまでした。では、また次作にて!

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AkedaPDX

NO EROGE, NO LIFE!!