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1:ラフ

まずはいつもどおりラフを切っていきます!

今回もskebのご依頼なのですが、初の触手ということで色々悩みました。実は私、拘束は大好きですが触手自体にはそれほど愛着がないのです。なんかこう……拘束度が足りないと言いますか……丸呑みは大好物なのですが……

ですが今回は「呑み込まれそうになりながら」というワードがご依頼の中にあったので、丸呑み成分をやや強めにして拘束感強めでいくことにしました!

できたラフがこちらです!

これはアレですね、四肢を触手に囚われて壁から生えてるような構図の感じです。

人物だけだとシュール極まりないですね。

2:ラフ2

ラフのパートが続きます。今度は触手や衣装込みのラフですね。


・人物:顔の角度を変更。太いモノが食道にまで侵入すると喉を真っ直ぐにしなければならないので、顎を上げた方がそれっぽくなります。あと、拘束感を強めるために脚を180度開脚してもらいました。踊り子設定なので体は柔らかそうです。


・触手:ごっちゃごっちゃしていますが「腕と脚は呑み込まれる」「口に異形の触手が侵入」「右乳首は先割れ触手が蹂躙」「左乳首は今から蹂躙」「二穴挿入」「あとは飾り」みたいな感じです。


・衣装:踊り子風との指定だったので、なんか金色の飾りと宝石の装飾を。

……ところで話は変わりますが、『青い空のカミュ』というエロゲをご存じでしょうか?

KAIというブランドが去年出したエロゲなのですが……見ての通り、めちゃくちゃ綺麗で雰囲気がいいんですよ。キャラもものすっごく可愛いですし。百合ですし。

でも触手です。百合の花は触手に散らされます。南無。

何が言いたいかというと、今回かなり参考にさせていただきました。特に表情ですね。

〆鯖コハダ先生、ありがとうございました。


ちなみに現在プレイ中なのですが、シナリオめっちゃいいですよホラー哲学百合触手というごちゃ混ぜ感が最高です。抜き用途でもシナリオ用途でもいけます。

百合の儚さって極限状態でこそ映えるんだなぁ……少女終末旅行とかもそんな感じでしたね……。

3:ラフ3

またもやラフパートです。

今回は膨乳差分を作ることが依頼に含まれていましたので、乳をデカくしています。

ついでに目隠し触手ですね。視覚を奪うと同時に、角膜神経が快楽を感じるためのものに変質していたらいいなー、とか妄想しています。

もうまばたきするだけで快楽を感じちゃう体になっちゃったよ! 頑張れエルフちゃん!


4:色ラフ

着色しました。だいぶすっきりして見えるようになりましたね。

今回はピンク髪とのご指定でしたので、全体的にどうしても赤系統が多いイラストになってしまいます。ですので、髪飾りや宝石、目を青にして色のバランスを取っています。

肉色の海に沈む瑠璃色の輝き……的な雰囲気です。


5:ラフ線画

今回、線画がとっちらかっていましたので若干整理するパートを入れました。

触手は本番の線画ですが、肌はラフよりも細めにして形を取っていきます。

こうしておけば、本番線画の時に迷わずに済みます。

とはいえほぼ線画工程なので、装飾をきちんと描き込んだり触手を描き込んだりしています。

左おっぱいの触手は薬液注入触手になりました。


6:線画

線画りました。

まあ、肌の線画を整理しただけですけどね。

股間部分だけ形が変わっています。よく考えたらこの角度で結合部が見えるわけないですもんね。

左おっぱいが若干いびつになっていますが、触手にくびり出されているのでこんなものでしょう。……と楽観視していますが、この判断は後で悔やむことになります

7:下塗り/ラフ合成

塗りまーす。ラフの影合成しまーす。

……もういいですよねこのパート? 単純作業以外のなにものでもありません。

バケツツールもっと賢くなってくれないかな……。


8:肌塗り

お肌を塗っていきます。

いつもの通り、境界のぼんやりしたブラシで線画付近を塗ります。mignon先生の肌塗り本を片手におなかも塗ります。肌塗りはどの絵でもやり方が同じなので、一度工程を確立すると楽ですね。

落ち影(濃い影)も大胆に入れていき、ぷるんぷるんのおっぱいを前面に引き出してきます。物理的な正確さよりも見た目を重視します。イラストに限り、影は物理法則を超越するのだ!

ハイライトを入れておいしそうになってくれれば出来上がりです!

9:髪塗り/目塗り

髪と目を塗っていきます。

まあ、工程としては前作とほぼ変わりません。今回は影部分が多いので、髪に大きめの青い影を落としています。

目の塗りはイーコス絵から変わらず。見開かれていると瞳の形がよく分かってキュートですね。

今回、肌の手直しはまだ行っていません。

肌と触手の接触部分が多いため、どうせ触手を塗ってから修正することになりますのさ。

10:触手塗り1

触手を塗っていきます。

今回の難関ポイントですね。なにせ触手を描いたのは初めてでしたので。

先ほど挙げた青い空のカミュは触手が青白くてあまり参考にならないので、Twitterでたまたま流れてきたhorosuke先生のこちらの絵(pixivにまだ上がっていないようなのでリンク先はTwitterです)を見ながら塗っていきました。


コツとしては、通常の影を塗りつつ乗算エアブラシで端っこを思いっきり濃くしていくように塗っていくとそれっぽくなります。また、ハイライトは発光レイヤーでエアブラシ→不透明度95くらいのブラシで赤を入れたのち、白で強めのハイライトを入れると良い感じのハイライトになります。ワザとムラを作るのがポイントですね。

それから、大理石のテクスチャを使うと血管っぽい模様が浮き出てきます。オススメです。


あと、なにげに股間の造形が少し変化しています。ぷにまんisジャスティス

11:触手塗り2

さらに触手を塗っていきます。

残っていた部分を塗ったのちに、オーバーレイでパーツや触手ごとに色を変化させていきます。全部同じ色だと画面がのっぺりしてしまいますので。

それから、肌にもやや手を加えています。

触手が浮かないように境目の影を強くしているのが主な作業でしょうか。

12:その他塗り

その他の部分を塗っていきます。具体的には踊り子風装飾などですね。

金色部分は金属っぽく、宝石は深みを感じるよう濃い色やオーバーレイを駆使して色を表現しています。

それに伴い、またもや肌に手直しを行っています。装飾との境目の他、全体的に乗算エアブラシで影を追加し、肉体の存在感を出していきます。

また、左胸の形を整えています。やはり形がいびつなのが気になってしまって……。

これ、結構手間がかかってしまったので、やはり違和感は早いうちに解消しておくに限りますね……。

13:背景

背景を描いていきます。

とはいえ、ここでガッツリ触手っぽい内壁を描き込んでしまうと手間がかかる上に、人物が触手に埋もれてイラストのメリハリがなくなってしまうという問題が発生してしまいます。手間をかけてイラストのクオリティが落ちるのは悲しいですね……。

ですので、ある程度内壁を触手と同じように塗ったのち、「媚薬の霧」という設定の霧を充満させるという手法を取っています。もちろん媚薬による変化は不可逆です。

省力の都合でさらに過酷な状況に置かれるエルフちゃん……がんばれ!

また、この部分では装飾に影を追加したり髪に青い反射光を入れて透明感を引き出したり、要所要所を発光させて強調するなどの調整も行っています。


以上で人物と背景が完成しました!

14:エフェクト

次にイラスト全体にエフェクトをかけていきます。

まずは触手生物に「閉じ込められている」感を出すために画面全体を薄暗くしていきます。これは画面の周辺に黒っぽい霧を描くことで演出しました。

さらに、画面全体に青黒い色をスクリーンレイヤーで乗せることで、全体の色味を紫がかったものに変化させます。

画面全体に閉塞感が出て、より絶望感が深まってきましたね。

どう足掻いても脱出できそうにないのが最高です。触手生物の寿命が尽きても、そこから脱出するためには異様に敏感になった体で肉の牢獄から這い出る必要があったりとか……ふふふ。

15:粘液

触手と言えば粘液。古事記にもそう書いてあります。

最初は真面目に影付けてハイライトを置いて……とかやっていたのですが、途中から面倒になって白のみで描いています。

手間のかかる表現をして湿度が下がってしまったら本末転倒ですしね!

うーん、汁気が多くて最高ですね。

もちろん全てが媚薬なので、お肌がどんどんクリトリスかそれ以上の感度にまで開発されていってしまいます。目に入ったら角膜神経や眼神経まで快楽を感じるものに変質し、強い光を見るだけで絶頂するような体に変わっていきますよ~?

将来外に出たあと、どうやって生きていくのか……楽しみですね!

16:膨乳差分

あーあ、すごい体になってしまいましたね。

これでも触手生物との寿命差で出られる希望があるのだから厄介です。出なければならない絶望……の方が正しいかも?

あ、エフェクトは少し色合いを変化させ、閉塞感を維持しつつも元の色を活かせるようにしました。

こちらの差分、元のイラストの上に別レイヤーで描き加える形で描いています。

手法は通常のお絵かき手順と変わらないので割愛しますね。

その他は粘液増やしたりしているだけで、特に変わったことはしていません。

17:仕上げ

ラストです。

とはいえ、ほとんど変わっていませんね。フォトショでグロー効果をかけ、若干色を調整しているくらいです。あとは記号表現を追加したり、ですかね。

ちなみに差分の方は口に入っている触手にゆがみフィルターをかけて膨らませるといった小技を行っています。

今回のイラストはこんな感じでしょうか。


それではまた次作でお会いしましょう!

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Comments

モブC

触手で拘束度が足りない・・・ですと・・・足りない思ったら拘束してる触手いくらでも増やせますぜ・・・ カミュは触手に期待していたら過去作よりもガッツリ減っていて残念だったのと性格的に良いと思った蛍やオオモトサマの印象しか・・・シナリオは良かったけどもう1年経ってるのか・・・ 色の辺りは新しい獲物を考える時に参考に・・・この角度で結合部が見えるわけないの辺りで次は・・・なんて事やこの空間の設定が増えれば増える程エルフちゃんの絶望感がヤバイ・・・この後出られても全身敏感すぎて普通の生活なんて出来ないね堕ちる所まで堕ちようか・・・なんて事を考えてしまうくらいにw

e-note

ちょっと言い方に語弊があったかもなのですが、元々私は動けない拘束とか逃げられない快楽とか、そういう系が好きなんですよね。一方触手って(触手の意思とは言え)途中で体勢が変わったりすることも多くて、そういう自由度高いのはあまり好きじゃないなー、という感じなのです。 なので、触手そのものではなく、触手の中でも逃げられない感の強い丸呑みとか触手服とか肉壁固定とかが好きだなー、みたいな感じです。 エルフちゃんの絶望感はかなりのものだと思いますよw とりあえず、触手生物が死んだとしても体内に入った触手が勝手に出て行くことはないので自分で引き抜くところから始めないといけないのです。超敏感な性感帯になった体内から触手を引き抜くだけで何日かかることか…… 大丈夫! 触手さんの滋養強壮たっぷりな粘液のおかげで肉体・精神共に超強化されています! そう簡単には死ねませんし折れられませんよ!

AkedaPDX

触手最高ですよ