シロコさん高解像度&PSDファイル / 農耕は人類を不幸にしたのか (Pixiv Fanbox)
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こんにちは、torinoです。
今回はブルーアーカイブより、砂狼シロコさんです。
↓高解像度ファイルはこちら↓
↓キャラのみのファイルはこちら↓
また、PSDデータを公開します。
※ファイル上限に収めるためキャンバスサイズは縮小しています。
↓PSDファイルはこちら↓
ブルアカでアル社長の次に描くのは誰かすごく候補が多くて悩んでいたので、主人公的ポジションとも言われるシロコさんを描きました。
この後ユウカさんなどのラフも描いていたのですが完成まで辿りつけずブルアカキャラを描けていないので、また描きあげたいところです。
何分、思うままに何枚もラフを描いてしっくりきたものを進めるようにしているのでキャラ選定はその時のめぐり合わせなんですよね。
シロコさんは銀髪細身小柄少女ということで見た目がすごく好みでしたし、ロードバイクという小道具もこれまで描いたことがなくて面白そうな題材だなと思いました。
ちなみに私自身はクロスバイクは持ってますがロードは乗ったことがないです。
銀行強盗ネタでいじられることも多い彼女ですがこの絵では正統派に爽やかなかんじで、制服+マフラーがかわいい通常衣装とロードバイクの出で立ちです。
また、中世ファンタジーの世界観を描くことが多い中で未来的な雰囲気のブルアカイラストは自分の中でも新鮮な気持ちになりました。
背景に高層ビルを描くこともあまりないので、気合を入れて描きました。
さすがにビルの小さい窓などのパターンは100%手描きではなく、写真素材から部分的に切り抜いてきたものをコピペして増やし、ビルの外形だけ塗ったものの上から貼り付けて馴染むようにレタッチしてます。
ちなみに、自転車のように私達の実生活の中で身近に存在する小道具を描くときは描写を間違えると違和感に繋がり指摘もされやすいので細心の注意を払わないといけないのですが、この絵ではやらかしてしまいました。
こちらのギアクランクの部分。
最初はこのように↓逆側に描いた状態で投稿してしまったんです。
この向きでギアがついている自転車もなくはないらしいのですが、かなりレアケースだそうで。
作業中は描きやすい向きで描くためにキャンバスの左右反転を繰り返すのですが、その中で参考資料と逆向きになっていることに気付かないとこういうことになります・・・デジタル作画の弊害ですね。
ご指摘リプをいただいたのが投稿してから数時間後だったのですが、Twitter有料版でも投稿後30分以降は修正できないので仕方なくpixivのものだけ修正版に更新しておきました。
◆雑記:農耕は人類を不幸にしたのか
どうも、丸亀製麺のうどんシェイクが食べたくて仕方ないtorinoです。
最近寒かったり暑かったり、日によって寒暖差が激しいですね。
寝るときの服装とか布団を冬用にするか夏用にするか難しいところです。
少し油断したら風邪をひいてしまいそうなので気をつけたいですね。
特に書くことのないときは食の話題か動物の話題になりがちなこの雑記ですが、たまに変な雑学というか謎の蘊蓄を書くことがあります。
過去には有袋類とか恐竜、PC機器や釣具など色々書いてました。
これまでちょっと長々と語りすぎていたのでもう少し簡単に、最近読んだ本でこんなことを知って面白かったです~という程度のノリで書くのですが、人類の農耕について。
原始の時代、狩猟採集を行って生活していた人類ですが、農業を発明してからは爆発的に人口が増え、富の蓄積が起き、文明が発展していった・・・という流れは学校でも習いました。
でももしかしたらその農耕が人類を不幸にした戦犯かもしれない、みたいな話でした。
なんでも農耕社会になってから狩猟採集社会と比べて人々の生活レベルは明らかに低下してしまい、当時の人骨を分析したところ平均身長が5cmほど下がっていたり、労働時間が著しく増加したり、脳の容積が縮小したりしていたそうです。
狩猟採集社会では肉、果物、魚介など様々な食物を口にしていたのに対し、農耕社会になると穀類中心の糖質に偏った食生活によって栄養状態が悪化、身長が低下し、様々な病気にもかかりやすくなってしまったとか。
また現代アフリカの狩猟採集民の生活を観察すると、狩猟は3日に1回、採集は1日に3時間程度の労働で全員の食い扶持は賄えていたそうです。
これは農耕社会の人々と比べると短いもので、農業中心の生活では一日中腰をかがめて作業を強いられたり、年中休みなく農作物の世話をする必要があり労働時間が増加、これも健康状態が悪化する原因になったそうです。
脳の縮小については、農耕社会では人口が増加し能力的に優秀でない人でも生き残れるようになった反面、優秀でない遺伝子が淘汰されなくなり脳が縮小したのではないかと言われているそうです。
そもそも農耕黎明期である紀元前9000年期の農作物はまだ品種改良が進んでおらず、とても人々の食物全てを賄えるものではなかったそうです。
小麦の原種とかぺんぺん草みたいですもんね・・・トウモロコシの原種もすごく貧相であまり食べられそうなものではありません。
なので最初の頃はほとんど狩猟採集の片手間でやる副業みたいなものだったようで、長い年月をかけて品種改良が重ねられ収穫量が増え、徐々に農耕主体の社会に移り変わっていったそうです。
そして、農耕が人類に与えた負の存在で最も大きいものが疫病。
疫病はもともと他の生物がもっていた病原菌が変異して人間に感染するパターンが多く、天然痘、コレラ、ペスト、インフルエンザ、発疹、水疱瘡など動物由来の感染症は非常に多いそうです。
人類は農耕と並行して牧畜も始め、家畜との定住生活をするようになりました。
家畜は鋤などを引く労働力として、肥料として、また生きている限り腐らない最強の保存食として欠かせない存在でした。
人々は農作物の栽培により狩猟採集生活のように移動を繰り返す生活をしなくてよくなったので、大量の家畜の飼育も可能となり人間と動物が密になって生活するようになりました。
この農作物と家畜のゴールデンコンビによってより多くの人口をかかえられるようになった反面、人類は過酷な疫病との共存も強いられることになってしまいました。
事実、農業開始以前に人類が大規模な感染症に見舞われた形跡はないのだそうです。
農耕の方が安定的に食物を得やすい気もしますが、現代と比べて天候に収穫量が左右される度合いも大きいでしょうし不作のことも多いでしょうから、飢饉とかもよくありそうです。
平均寿命に関しても、日本でいえば弥生時代以降も縄文時代とほとんど変わっていないようなのであまり農業関係なさそうですし。
江戸時代中期で急激に延びてようやく40歳・・・
農耕社会となり生息域や人口が増えて人間という種族全体としては繁栄したけれど、個人としては健康が悪化し労働時間が増え、疫病のリスクまで追加されてしまい。
たしかにどちらが幸せなのかというと疑問をもってしまいますね。
狩りから農業へ~なんて牧歌的なイメージもありましたが、この本を読んで農耕への見方が少し変わりました。
農業は人類の生活を一足飛びに幸福にした夢の発明なんかではなく、苦労や犠牲も合わせ飲みながら少しずつ改良を積み重ねて文明を豊かにしてきた。
こういったご先祖様たちのあらゆる苦労の末で今の生活があるのだなあという、ありきたりな結論で今回の雑記を終えたいと思います。
お読みいただきありがとうございました!