【KILLER'S HOLIDAY裏話】キャラクター制作秘話5~エンデ~ (Pixiv Fanbox)
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おはようございます。松(A・TYPEcorp.)です。
今回はKILLER'S HOLIDAYの4人目「エンデ」についてのお話です。
ステレオタイプなホラー映画の殺人鬼像としての生まれた
ハリー、リチャード、ヨシエの3人でしたが、
エンデについては
商業連載が決まってから作ったキャラです。
というか商業連載前の編集部との打ち合わせの際に
「なんか華のあるキャラ(美少女)欲しいっすねー」
と言われたので、新キャラとして何となく考えていた
海外オカルト枠〝悪魔の子〟のイメージを膨らませて
仕上げたのがエンデです。
地味めとはいえ、女性キャラ枠はヨシエさんがいるし、
ブリブリの美少女キャラを登場させるのは
正直、柄じゃないなと思ったのですが、
悪魔が憑依した少女という
「ガワが美少女なだけで、中身はガッツリ悪魔」
というアイディアが出ると、どんどんイメージが膨らんでいき、
結果非常に自分好みのキャラに仕上がりました。
やっぱりプロのアドバイスってすごいなあと思いました。
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商業連載用に華のあるキャラという事なので
ステレオタイプな3人と違い、キャラデザインは超気合入ってます。
詳しくはこちらを読んでいただければわかります。↓
【KILLER'S HOLIDAY裏話】キャラクターメイキング ~エンデ~
エンデのモデルは
映画「オーメン」に登場する〝ダミアン〟と、
映画「エスター」に登場する〝エスター〟です。
美少女枠なので美人にデザインし、
作画コストを抑えるために衣装などはシンプルにしています。
目を閉じているのも作画コストカットのためです。
キラーズの面々はまともに顔が出ているキャラがいないので、
それ繋がりでのデザインです。
「リチャードの顔どうなってんの」
ってツッコミも読者から入ってますね。ぼくもそう思います。
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性格的には初期の3人が温厚な性格なので、
逆にズバズバ物を言い、場を引っ掻き回すキャラにしています。
ただ、こういうキャラは一歩間違えれば嫌な奴になってしまうので、
口だけではない実力と、ちょっとトボけた愛嬌を加えました。
実際も嫌な奴にならないようかなり気を遣って漫画を描いてます。
(例えば23夜のこのシーン、
ヨシエさんにちょっかいを出してリチャードに突っ込まれて狼狽えてますが、
(最初のラフでは突っ込まれて笑ってます。「ジョークジョーク!」みたいなノリです。)
(悪魔としてはこの余裕綽々の立ち回りが自然だと思ったのですが、
若干エンデの印象が悪くなりそうだったので没にしました。)
あとは実力、知識、経験はキラーズの中では断トツなので、
「賢者」として助言を与える役割も担ってます。
みんな困ったらエンデに聞きます。
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名前は悪魔っぽさと少女っぽさが共存するニュアンスのーと考えた結果、
エンデとなりました。〝END〟ともかかってます。
本編23話でエンデが口にしている〝悪魔の王にして終焉の主〟は
本名にちなんでいます。
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おかげさまで評判も良いので、ちょいちょい登場することになると思います。
レギュラー化も全然ありですね。
という事で、今後もエンデの活躍をお楽しみに。
じゃあまた来週。