第二次性徴検査 その2 (Pixiv Fanbox)
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一列に並べられた生徒たち。
「これから名前を呼ぶので呼ばれた生徒は手を挙げて返事をするように」
白衣の男のひとりが言うと生徒たちの名前が読み上げられ返事が返された。
女子、左から
みたけ中学校3年、新井京子
楓町第一中学校3年、成瀬わかば
楓町第三中学校3年、春田あき
三間東中学校3年、冨嶺さとみ
川城中学校3年、吉田まなみ
藤城台中学校3年、小野寺ゆうか
はやて東中学校3年、三好まりな
男子、左から
ひばり中学校3年、志田真二
楓町第二中学校3年、佐藤薫
楓町第四中学校3年、立花むつみ
三間南中学校3年、青葉りょうと
すずらん東中学校3年、望月ゆう
神奈木中学校3年、木ノ原哲太
はやて西中学校3年、佐久間恵一
全員の点呼が終わるとはじめに準備運動をするので全員体育着に着替えるよう男が言った。
生徒たちにはあらかじめ学校指定の体育着を持参するように指示されていた。
「ここで着替えるんですか?」
女子の一人が不安そうに聞いた。
「そうですこの場で着替えてください」と白衣の女性のひとりが答えると
女子生徒たちから一斉に不満の声が上がった。
「ここでは着替えられません。更衣室を用意してください」
すると白衣の男がきびしい顔で言った。
「最初にはっきりと言っておきます。
このあと皆さんには“全裸”になってもらいます。ですからこんなことで恥ずかしがってては困るんです。」
全裸・・・衝撃の一言に皆言葉を失って立ち尽くしてる中、男は話を続けた。
「最初にこの検査の意味について説明しておきます。
第二次性徴検査は戦後、被爆二世を対象に放射能による生殖能力への遺伝的影響を調べるために始められたものですが近年はその役割を終え休止していました。しかし昨今の地球環境の変化、食生活の多様化、原発事故、疫病やウィルス、そしてスマホ等の電磁波の影響と第二次性徴の関係についてあらためて調べる必要性があり、皆さんに協力していただくことになりました。少子化が進む我が国にとってきわめて重要な検査であり、皆さんにとってはつらく恥ずかしいこともあるかと思いますが是非協力してもらいたい。お願いします。」と頭を下げた。
大変なところに来てしまった・・全裸になる・・・
女子生徒は皆不安と恐怖で頭が真っ白な状態でしたが、男子は不安よりも女子の裸が見られるかもしれないという期待で心ここにあらず、とにかく皆放心状態で体育着への着替えを始めた。
つづく・・・・・