食品工場(日本語版) (Pixiv Fanbox)
Published:
2023-11-05 00:00:33
Imported:
2024-05
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※自分用に書いたSSです。誤字脱字などがあるかもしれません。ご了承ください。
新たな微小特異点を観測したカルデアは、マスター(女)とカーミラの2人を探索に向かわせた。
特異点に到着すると、2人の前に霧の中から、廃墟となった巨大な食品工場が姿を現した。しばらく周辺を探索し工場内部から聖杯の反応が検出され、2人は工場へと足を踏み入れる。
工場内は比較的劣化は進んでおらず、むしろ廃棄されて間もない状態であった。
事務棟や生産ラインなどを探索して行き、広い食品保管庫に2人は辿り着く。
そこにはまだ未出荷な上、出来立ての丼もの料理が倉庫いっぱい、所狭しに保管されていた。
小一時間探索した結果、ここに聖杯はないと判断した2人はその場を離れようとした2人だったが、突然入口が塞がれ、倉庫に灯りが灯されていく。
警戒態勢をとるマスターとカーミラ。
しかし、突如2人背後から大きめの椅子が姿を現すと、2人を乗せたまま倉庫の中へと飛んでいった。
やがて、2つの大きな長方形型の机が置かれている場所へと椅子は降り立つと、倉庫内にあった丼がゆっくりと一斉に飛び立ち始めた。
だんだんと、2人がいる周りを囲うと、お互いの机に一皿ずつ大盛りの牛丼が降り立った。
訳のわからない状況に追いやられ、ポカンとする2人。椅子から離れるも、瞬間移動したかのように再び椅子に座らされていた。
すると、2人の机に[食べて、全部食べて]と文字が浮かび上がった。
さらに圧をかけるように周りの浮かぶ丼たちが迫り、2人はゾッとするも、今はこれしかないと話し合い、丼を口にした。
パクパクと牛丼を食べて行く2人。
十数分後には2人揃って完食してみせたが、新たな牛丼が2人の机に降り立った。
[全て食べて]の意味を理解した2人はため息を吐きながらも、新たな牛丼を手に取った。
それから5日後…
「あむっ、もっぐもっぐ…、あーむっ!もっきゅもっきゅ…ごっくん」
「ゴクッゴクッ…ぶふぁ、あむっ、もぐもぐ…」
マスターとカーミラ。2人は毎日時計の針が朝9時から夜は11時を指すまで、出された丼をひたすら食べ続けた。
満腹感で食べられなくなっても丼たちは彼らに迫り続けた。
1日が終わる頃には、2人のお腹はパンパンに張り詰め、今にも爆発しそうな状態が続いた。
しかし、次の日には張り詰めた感覚はなくなっていた。
代わりに2人の体には大量の贅肉が付いていた。日を追うごとに体は肥え太って行き、3日目にはお腹が床につくほどに太ってしまっていた。
そして現在…
「うっぶぅ〜…あと、どれだけ食べなきゃいけないのよ〜!」
大皿いっぱいに盛られたチーズ牛丼に苦戦しながらも、食べ崩して行くカーミラ。
ほっそりしていた顔はパンパンに膨れ上がり、首肉と繋がった顎は三重に、頬はぶっくりと膨らんでいた。
スプーンを持つ腕は指先までぷくぷくとし、上腕は浮き輪のように太くなった二の腕により、やや宙ぶらりんになっていた。
たわわだった胸は巨大になり、その下に垂れ広がる巨大な2段腹によって支えられていた。
お尻はお腹並みに大きくなり、水風船のようにずっしり床に弛み着いていた。その下にある脚にもぎっしり脂肪が付いていた。
「んっぶぅ〜…あと少し…であって欲しいよね…ぷふぅ」
隣に座り、山盛りハンバーグ丼を食べるマスター。
彼の体もカーミラと同じくらい、肉塊というに相応しい体となっていた。
ただカーミラとは比べ胸や尻は、やや小さく、お腹が大きく出ていた。
文句を言いながらも、丼を食べ進める2人。
今の2人が食べるに相応しいサイズに合体した、天丼や豚丼など様々な丼が
次々と彼らの前に降り立ち、食べ尽くされていく。
「うっげぇっふ、ぐげぇぇぇぇっぶ!んっぶぅ〜…ほら、次の来なさいな!」
「うっぐっぶ〜。ぐごぇぇぇぇぇっぶ!ぶふぅ…ぶふぅ…お、おかわり〜」
野太いゲップを吐き散らしながら、次の丼を要求するカーミラとマスター。
新たに丼が降り立つなり、重たい体を使って胃に収めて行った。
そして…
「ゴクッゴクッ…ぶふぁ〜!た、食べきったわ〜!」
「ぶふぅ〜、ようやく終わった〜。げぇっふ」
2日後、最後の一皿を食べ終え、聖杯を手に入れた2人。
しかしカルデアに帰還するも、巨肉塊となった体はすぐには元に戻せず、しばらく地下の巨大倉庫で暮らすことになったそうな…。