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「怪獣殿下」  挿絵 亞狗Rozetta様


 古代怪獣 ゴモラ 登場


とある南の小国が所有するジョンスン島。

そこで発生する地殻の異常鳴動を調査するため、科学特捜隊と中谷教授が島を訪れていた。

島の奥地まで進んだ一行は、岩盤の隙間から古代怪獣・ゴモラを発見する。

近々行われる大阪万博の目玉になると睨んだ中谷教授は、科特隊に生け捕りにするよう依頼した。

麻酔銃を使用し、ゴモラを眠らせることに成功する一行。

大阪万博の会場への移送のため、ジェットビートルによる空輸作戦がいま始まろうとしていた。


一方その頃、大阪には怪獣殿下の異名を誇るススムという小年がいた。怪獣の存在を信じるススム少年であったが、実際に怪獣を見たことのない周りの友人からは小馬鹿にされ、内心悔しい思いをしていたのである。

そんなススム少年に、ジョンスン島でのゴモラ発見のニュースは吉報であった。

その日の新聞を切り取り、大阪万博に来るゴモラを楽しみにススム少年は日々を過ごしていた。


そして開始される、ゴモラ空輸作戦。万事順調に思われていた作戦であったが、大阪まであと一息というところで、ゴモラが暴れ始めてしまう。

止むを得ず、ゴモラを地上へと落下させる科特隊。

六甲山中にゴモラは落着するも、上空高くから落とされたことで生存は絶望的に思われていた。

中谷博士から死骸を剥製にして万博に出したい、との要望を受けた科特隊の面々は、六甲山中でゴモラの捜索を行う。

すると、なんと無傷で生存しているゴモラを発見。都市部へ逃げられることを危惧した村松キャップの判断により、ゴモラをこの場で倒すことが決定される。

手持ちの武器で総攻撃をかける科特隊と自衛隊。しかし、ゴモラは意に介さず地中へと消えていった。


その時、ゴモラ落下のニュースを見たススム少年が、六甲山中にゴモラを探しにきていた。ゴモラほどの怪獣が落下程度で死ぬわけない、と考えたススムくんは生きているゴモラに歓喜し、危険を顧みず科特隊の総攻撃を見守っていたのである。

攻撃が終了し、科特隊の撤収が始まったタイミングで、ウルトラミレーヌの地球での姿・卯月メイ隊員はゴモラに興奮しているススム少年に気がついた。

慌てて声をかけるメイ隊員。

「君!こんなところで何をしているの!立ち入り禁止のはずでしょう!」

ススム少年は悪びれもせず答える。

「だってゴモラがきたんだよ!かーっこよかったな〜。」

年相応の無邪気な反応に呆れながらも、ススム少年を諭すメイ隊員。

「あのねぇ…あんなおっきい怪獣が暴れたら大変でしょう。いいからお家に帰りなさい!」

メイ隊員のお説教もどこ吹く風でススム少年は目を輝かせていた。

「心配症だなぁ、科特隊のお姉ちゃんは…それに困ったらウルトラミレーヌが助けてくれるじゃあないか!」

反省のないススム少年に苦笑しながら、出口へ一緒に向かうメイ隊員。ゴモラの強度を思い出し、戦う事態は避けたいなぁ…と心の中で願うのであった。


自分の家にある団地に戻ったススム少年は、興奮冷めやらぬ様子で友人たちと怪獣ごっこに興じていた。

そんななか、次の大型団地を作るために整地された空き地の一部で砂煙が上がる。

地響きがなったかと思うと、地中からゴモラが姿を現した。

「キシャアァーオウ!」

咆哮しながら周りの建築資材を蹴散らすゴモラ。

ススム少年は周りの友人達に急いで逃げるように促した。

「みんな!団地に逃げて大人に知らせるんだ!僕はここで見張ってる!」

そう言ってみんなを逃がし、ゴモラの様子伺うススム少年。

周りの資材を蹴散らし終わったゴモラは、団地に向けて進み始める。

ススム少年は大きな声で助けを叫んだ。

「ウルトラミレーヌ〜!助けて〜!」

しかし特になにも起きず、ゴモラはススム少年が隠れる資材置き場へ近づいてくくる。

「ウルトラミレーヌ〜!」

ススム少年とゴモラの距離が接近したその時、空の彼方から風を切りながらウルトラミレーヌが現れた。

「タァッ!」

ミレーヌはゴモラの背後に着地すると、ゴモラに向けてファイティングポーズを取る。

注意がミレーヌに向いたことで、ゴモラをススム少年から引き離すことに成功したのであった。

「キシャアァーオウ!」

いきなり現れた敵を威嚇するゴモラ。

目の前で繰り広げられる光景にススム少年は大興奮で、逃げることなどすっかり忘れてしまっていた。

「いいぞ〜!ゴモラ!ミレーヌ!どっちも頑張れ〜!」

緊張感のないススム少年とは裏腹に、ミレーヌとゴモラは一触即発の状況にあった。

「セヤッ!」

スピードを生かしたミレーヌはゴモラの懐に飛び込む。

そのままゴモラの首を掴むと、首投げの要領で投げ飛ばした。

もんどりうったゴモラであったが、すぐに立ち上がりミレーヌへ突進した。

「ぐぅっ!す、すごい力…」

正面から動きを止めに行ったミレーヌであったがゴモラのパワーに押されていく。

「キシャアァーオウ!!」

ゴモラが気合を入れるとミレーヌの体は浮き上がり、そのまま突き飛ばされてしまう。

「きゃああ!」

地面を転がるミレーヌ。

土まみれになりながら立ち上がると、ゴモラが尻尾を振り回し始めていた。

長い尻尾を鞭のようにしならせるゴモラに、距離を取るミレーヌ。

しかし、そんなミレーヌの目に、逃げ遅れたススム少年が飛び込んできた。

「あんなところに!あぶない!」

とっさにゴモラとの間に飛び込み、ススム少年を庇うミレーヌ。

不意に尻尾の攻撃圏内に獲物が飛び込んできたことで、ゴモラは一気に攻撃を開始した。



ピシィッ!…バシィ!

庇いに入ったミレーヌの背中に尻尾の攻撃が襲いかかる。

「ウゥッ!アァァン!なんて…はぁん!…重い攻撃なの…いやぁ…ヘァッ…」

ミレーヌは盾になり動くこともできず、尻尾の連撃にさらされ続ける。

「ススムー!大丈夫かー!」

ススム少年を助けに何人かの大人が駆けつけるも、尻尾の飛び交う場所に、不用意には近づけずにいた。

ススム少年も命の危険に楽しむ余裕が無くなったのか、うずくまって様子を見ることしかできずにいた。

「ミレーヌ…ごめんよ…僕が逃げなかったばっかりに…」

そんな様子を見てか、ミレーヌはなんとか笑顔を作ってススム少年を励まそうとするものの、尻尾の一撃が入る毎に顔を苦悶の表情へと変えていった。

「ヘァッ…はぁぁ…エ、エネルギーが…」



ピコン…ピコン…ピコン

あまりのダメージに意識が飛びそうになミレーヌに、

さらなる危機を知らせるカラータイマーの点滅音が響き始めた。

さらに尻尾の一撃がミレーヌの尻や胸を叩き始めたことで、ミレーヌの反応も少しずつ艶を帯び始める。

「あぁん…そんなところ…叩かないでぇ…」



涙を浮かべ耐えるミレーヌの姿に、ススム少年は恐怖以外の気持ちが芽生え始めていた。

そのため、逃げることも出来たタイミングでも、その場を動けないススム少年。

結果としてミレーヌも窮地を脱することができず、ピンチが続いてしまっていた。

「キシャアァーオウ!」

存分にミレーヌを痛めつけたゴモラは、尻尾の攻撃を止めて振り返る。

ミレーヌはもはや意識をなんとか保っている状態で、四つん這いの姿勢に倒れ込み、荒い呼吸を続けていた。

「はぁ…はぁ…くぅ…はあぁ…」

ピコピコピコピコ…

タイマーは点滅を早め、胸にも尻尾の攻撃の影響で乳首が浮き出てしまうミレーヌ。

四つん這いで突き出した秘所も湿り気を帯び、荒い息遣いに合わせて上下する。

その様子にゴモラの様子が変わっていた。

数億年ぶりの目覚めで目の前に現れた初めての雌に、ゴモラも興奮し始めていたのである。

ゴモラの下腹部には生殖器が現れ、ミレーヌの腰に押し付けられる。

「へぁ?な…なに?おおきい…」

最初は尻尾でも押し付けられているのかと思っていたミレーヌは、その正体に気づき顔を赤らめた。



「グァァ…」

屹立した生殖器をミレーヌの腰にあてがい、擦り上げるゴモラ。

「かはっ…や…やめてぇ…」

秘所をなぞる一物の感触に、女の感覚を呼び覚まされるミレーヌ。

しかし濡れて広がるスリットが、ゴモラの生殖器を迎え入れてしまう。

ズクッ…ズクッ…

ゆっくりとピストン運動を始めるゴモラ。

数億年の眠りでため込んだゴモラの子種が、発射の時を待っていた。

「っうぅ…はあぁあん…やぁ…へぁぁ…」

もはや顔を紅潮させ、ピストンに合わせて声を漏らすしかできないミレーヌ。

その様子をポーッとのぼせたように、ススム少年が見つめていた。

「あぁ…見ないでぇ…」

ミレーヌは哀願するように涙を流す。

守ろうとした対象に好奇の視線を向けられ、ミレーヌはさらに体が敏感になるのを感じていた。

「もう耐えられない…い、いっちゃう…!!はぁああん!」

「キシャアァーオウ!!」

ゴモラは絶頂に達し、大量の精子をミレーヌに注ぎ込む。

その熱い衝撃がミレーヌをかけ抜け、その肢体を震わせた。



ピコ…ピコ…ピコ…

ミレーヌのカラータイマーは消え入りかけ、瞳の光も暗く沈んでいた。

「…っはぁ…ん…」

そのままうつ伏せに倒れ、動かなくなるミレーヌ。

淡く点滅する彼女のカラータイマーの光が、地面を照らしていた。

「グアア!」

性欲を満たし満足したのか、ゴモラはミレーヌを踏みつけ、現れた穴へ向かって帰っていく。

「だ…だめぇ…行かせるわけには…ああぁん…」

ミレーヌはなんとか体を起こそうとするも、力なく倒れてしまう。

その間にゴモラは地中へと去っていった。

「もう…エネルギーが…これ以上は無理ね…」

ススム少年に目を向け、無事を確認したミレーヌはほっとした表情を見せる。

その後、なんとか立ち上がり、空へ飛び去っていくミレーヌ。

見送るススム少年は先程のミレーヌの姿を思い出し、気恥ずかしいやら興奮するやらで、複雑な思いを抱えていた。



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