【AI】作品完成までの一例 (Pixiv Fanbox)
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ご支援いただいている皆様へ。
いつも当FANBOXをご支援頂きありがとうございます。
先日「作品が完成するまでの過程を教えてほしい」とのメッセ―ジを頂いたので支援者様限定公開ではありますが、ここに簡単な一例を紹介致します。
以下全呪文は割愛させて頂きます。
また、この内容は所謂ローカル環境専用となります。ご容赦ください。
ローカル環境って何?という方はググってください。
まずは素体となる画像をt2iで呼び出します。
いい素体が生成されたらそれを「Send to inpaint」でInpaint画面へ。
この素体画像は後に使用するのでどこか分かりやすい場所へ移しておきます。
ここから表情をInpaintで変えていきますが、私が常に気を付けているのは「顔をmaskする際、顔の輪郭には極力maskをしない」事です。
これをしてしまうと後でInpaintの跡を処理する際に面倒な事になる事が多い気がします。
目を輪郭に触れないようmaskし、(今回は右目も変えたい為、若干maskしております)
正面から映す構図の場合はここで鼻も一緒にmaskします。
promptの表情が引っ張られてしまうタグ(今回の場合fellatio,oral,など)を外し、表情に関するタグを変えたい表情に書き換えます。
目のみなので口の事は気にせず、変えたい目になるようpromptを組むといい感じになります。
Mask blurを8に、Masked contentをOriginalに、今回はInpaint at full resolutionは使わないのでチェックを外します。
Denoising strengthの値は今回の様にガッツリと変えたい場合は0.5~0.6にします。
それ以上に設定してしまうとmask部分と外との乖離がきつくなり、後のInpaint跡の処理で終わります。
いい感じに整ってきたら0.25~0.35にし、ランダム性を減らしていきます。
口の形も変える場合は目と口とで別々にInpaintします。
大まかなmask部分です。Inpaint中の画面は保存しておりませんでしたので後付けです。
画像では全て纏めてありますが今回の作品の場合、眉、目、胸、股間は別々でInpaintします。
さて、いい感じに整ってきました。
そしたら上に何度か書きましたInpaint後の跡の処理にうつります。
上の画像を見てもらえれば分かる通り、maskした部分と外の部分との境界で若干跡が残っており、このままでは快適な自慰ができません。
という事でclip studio paintで編集していきます。
同じ作業はフリーソフトのGIMPでも可能です。
詳細な編集画面は省きますが、まずは素体として使用した画像をレイヤー1に、仮完成の画像をレイヤー2に設定。
消しゴム[ざっくり]の透明度を25前後にし、レイヤー2のmask部分の境界線をいい感じになるまで何度かなぞっていきます。
レイヤー1に素体となる1度もInpaintしていない画像がある為、Inpaintの跡が消えていき境界線の無いレイヤー1の部分が浮いてきます。
全ての目立つ部分をいい感じにした後は、気になる部分に加筆をし(今回は目の上、髪の影)、画像を統合して書き出します。
加筆はあまり得意ではなく勉強中ですが、色混ぜ、ぼかし機能を使う事でなんとか誤魔化してます。
以上で完成となりました。
作品によってはさらにクリスタでフィルターをかけます。
作業時間はピンキリですが1画像につき大体30分~3時間ぐらいです。
要領の良い方ならもっと短縮できるかと思います。
これはあくまで一例です。複数の陰部を狙った位置に配置等、難しい構図の場合はt2iで出した陰部をクリスタで切り貼りする場合もございます。
さらに詳しい部分、抜けている部分、質問等ありましたらコメントまでお願い致します。
長々と読んでいただきありがとうございました。
今後ともTAJIをよろしくお願い致します。