Algo_Ayugon

サブスタわからん（単眼子のテクスチャ作り直してる） (Pixiv Fanbox)

Published:

2019-11-12 09:00:39

Edited:

2020-10-06 03:34:26

Imported:

2023-03

Content

こんにちは。あるごあゆごんです。

この記事は半分サブスタの賛美、もう半分はサブスタの愚痴でできています。

サブスタめちゃくちゃ初心者なので誰か教えてください。

～あらすじ～

もともとこの単眼子のテクスチャは3DCoatの体験版によって作られたのですが、結局3DCoatを買わないことに決めたので、販売にあたってSubstance Painterで作り直す必要が出てきたのでさあたいへん。

～あらすじおわり～

サブスタに乗り換える契機となったのが、サブスタがアドビ氏に吸収されることによって次バージョンでペイント体験がめっちゃ改善されるという知らせです。

https://support.borndigital.co.jp/hc/ja/articles/360000647581

ほんまか？！期待してるぞ？！！

そしてアドビに吸収されることによってたぶんPSD回りの取り回しも良くなってほしい。現時点のPSD出力だとなんか微妙な感じなので。というかPSD出力というかPhotoshop連携なのでクリスタでやろうとするとバラバラで出てきたレイヤーを手動で組み立てないといけなそうなので。いやPhotoshopもサブスクリプションしろってか…そうか…。

しかし現時点のバージョンだと普通にペイント体験は依然クソなので発狂しながらごり押します。

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まずはとにもかくにもベイクです。

ベイクに関しては明らかに3DCよりもサブスタのほうが優秀。簡単だし綺麗だし後からの加工も焼き直しも楽！神！天才！

とりあえずIDというやつとAOを焼きました。ローポリなのでノーマルは無い。

●IDベイク

これをやることによって色分けが簡単にできる。以前手作業で部位別マスクをやろうとして発狂したので、もっと早くに知りたかったこれ。オブジェクトを全部バラバラにして規則的に命名するのが手間だけど、これも探したらアドオンとかあるのかな…。

IDベイクに関してはここの記事を参考にしました。

https://note.mu/ig_k/n/n6649eea0c2c0

●AOベイク

オブジェクトをそのままぶち込んでベイクﾎﾟﾁｰいえーい完成！

…と行きたいのですが、一つ問題が生じます。

この単眼子は改変されることを想定しており、追加パーツである耳と尻尾、あと背中に生えてる羽は着脱できるようにしたい。しかし、全部合体した状態でAOベイクしてしまうと、着脱したときに影が変になってしまうのですね。

ペイントごり押しでAOマップを修正することも考えましたが、ここはそう、サブスタンスペインターです。まともに手作業ペイントすることは最終手段です。（ペインターって何？）

色々試行錯誤しましたが、シンプルに着脱可パーツを本体から分離した状態のfbxを作って差し替え（project configuration）した後ベイクすることで良い感じに焼けました。

わーい！

その後、再び合体バージョンのfbxに差し替え直し、ペイントしていきます。

☆AOベイクtips

ベイクの設定で、ここの値を上げるとベイクは重くはなりますがガビガビしてるところがめっちゃ綺麗になります。公式動画で知った。

●AOマップをレイヤーに適用する

これが意外とサブスタ不慣れだと全然わからない。とりあえずは標準で入ってるSkin系とかのスマートマテリアルのレイヤー構造を見てみると良いと思いました。

とりあえずこんな感じになりました。これを１個作ってスマートマテリアルとして登録しておくとドラッグドロップで全部適用できるので楽です。

塗りつぶしレイヤーを作り、ビットマップマスクからベイクされたAOマップを選択します。そのままだと影が逆なので、Add Levelsから階調調整フィルターを呼び出し、「反転」を押します。色味は塗りつぶしレイヤーのベースカラーを変えれば簡単に変わります。神！　AO影が弱いなと感じたときは、先ほど階調反転に使ったフィルターを弄ることで調節できます。

これだけで基本的には完成ですが、ビットマップマスクには修正を入れることが恐らくできないので、フォルダを作ってその中に先ほどの塗りつぶしレイヤーを格納し、AOの影を消す場合はフォルダのマスクに描きこんでいきます。

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地獄の始まりだ。ペイントします。

ハイポリがちゃんと作られておりノーマルマップがあってライトベイクのやり方知ってればばたぶん要らない作業ですが、今回の子はローポリのみのためディティールを手作業で描きこんでいきます。以下は地獄の例です。

●サブスタのペイントここがクソ①：そもそも描き味悪い

たぶんこれは実際描かないとわかりづらいんですがそもそもなんか描きにくいです。上の方にリンクを貼った記事の比較画像見るとわかるんですが、ブラシの挙動がこれペンタブ使う意味ある？って感じなんですね。いつの時代だよ。ただ、これに関しては記事にあるようにアップデートで改善するらしいのでとても楽しみにしています。

あと３Dビューで描いてると変なところにブラシが飛んだり裏面にも描画されていたりすることがありますが、これはブラシの設定欄にある「アラインメント」を変更することで改善できます。色々試してみましょう。

●サブスタのペイントここがクソ②：ぼかしブラシが無い

これがあまりにもきつすぎる。ほんとに無いんですか？私が知らないだけじゃないんですか？誰か教えて。

いわゆる「指先ツール」っぽい挙動をするやつはあるんですが、ぼかしの代わりになるはずがない。

一応、塗った後にサイズの大きいふんわりしたブラシで消したり、ぼかしフィルターを使うことでグラデーションを頑張ることは可能ではありますが、き、きつ…。

もちろん筆による混色とかもできません！！！

という調子なので、ベイクが終わったら３Dペイントで塗る場所のアタリだけつけてさっさとクリスタに移行してクリスタで塗るのがいいのではないかと思ってきました。サブスタンスペインターはペイントをするソフトではない。マジでペインターって何？

アドビ様にペイントの思想を叩き込まれることによってサブスタがペイントもできるツールとなることを祈っています。

（余談）

サブスタのファイルの上書き保存がうまくいかないという事態に見舞われ、死ぬかと思いました。

結局原因はクラウドに直接保存しようとしていたことで、作業はふつうにHD上でやり、あとからクラウドに上げるという感じでやることで解決しました。

そういえばZBrushでも似たようなことが起こっていたので、どでかいファイルはクラウドで作業しない方がいいみたいですね。そう考えるとBlenderくんは安定してるなあ。