3周年のご挨拶 (Pixiv Fanbox)

どうも皆さんこんにちは。千里GANです。

4月を迎え、新しい生活を始められる方も多い中、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

こちらのFANBOXの方も、今月でまた一つ時を刻み…無事、3周年の節目を迎えることが出来ました。

何度も言ってきた言葉なのですが、こうしてまた一年、やってこれたのも、ご支援いただいている皆様、いつも応援して下さる皆様のおかげです。

昨年も、色々大変なこともございましたが、バニファンからも、ミヅキさんを始めとし、様々な立体化の企画などを発表させていただくことが出来ました。

FANBOX内での企画としても、寸劇動画を作ってみたり、その他にも色々な試みに取り組んでみたりと、新しい風を吹かせることが出来ていれば、嬉しいなと思う限りです。

この絵を描くというお仕事を始めてから、ここ最近までずっと、自分には少し迷いのような、後ろめたさのような感覚がありました。

色々お仕事をやっていく中で、体力的に非常に大変なこともありましたが、基本的には一人の作業で、元々絵を描くのは好きでしたから、これは仕事として責任感を持ってやっているつもりだけど、傍から見たら好きなことをして遊んでいるようにも見えるかもしれない。

絵を描くことで、何か世の中のために役に立っているのかと言われると、どうなんだろう、ただの自己満足なんじゃないかとか。

そして何より、胸を張れる自信もなかったというか。

始めた頃から、いきなり連載をいただいたり、レーミクさんとか、結構大きなお仕事をいただいて、チャンスはたくさんもらっていたんです。

でも、実力が全くついてこなくて…それを周りにも見抜かれている気がして。

自分の作ったものがヒットしたり、誰かを喜ばせているような手ごたえが全くなく。

昔、コミケとか出ないの？と聞かれたことがあって、実際、若い頃は自分でも本を刷ったり出展してみたいなぁと思ったこともあったんですが、売れるのか…？っていう思考が頭をよぎってしまい、結局そのままになってしまって。

金銭的に利益が出ないとかいう話じゃなくて、お金を出してまで欲しいって思ってくれる人がどれだけいるんだろう？という部分です。

それを知るのが、ちょっと怖かったというか…。

3年前、FANBOXを開設する時も、同じ気持ちを抱いていたところはありました。

それもあって悩んでいたのですが、なんか、それだけが自分の描いている意味じゃないし、それだけで価値が決まるわけじゃないと思えるようになったというか。

とにかく好きなものを徹底的に突き詰めてみようと。

色々手探り感と試行錯誤はありつつも、結果として沢山の方からご支援をいただき、暖かいコメントやメッセージをいただいている現実に、心から感謝しております。

そういった流れの中で、ようやく自分の中に自分を許せる気持ちも芽吹いてきたといいますか…。

先述の通り、基本一人の作業のため、人間関係のいざこざ等はないものの、自分の場合、散歩に出たりくらいはするものの、どこか旅に出たり、ショッピングに出かけたりとか、ほとんどしないもので、日常の中で休みの日があるとしたら、基本趣味の絵描いてるみたいな毎日で、結構、孤独な部分もあり。

周りの友人や知り合いが社会に出て色々な人達と関わり、世の中を回す、歯車のような存在になっていくのを見ていて、自分は何か出来ているのか…？という焦りのような感覚が、年を経るごとに湧いてきていた中で…。

多分、いつも私の絵をご覧になっている方の中にも、色々な方々がいて、そういう人達が自分の絵を見て、ちょっとでも明日も頑張ろうとか、糧になってくれていれば、自分も少しは、お役に立てているのかな…と。

まだまだ、道半ばではありますが、3周年を迎えたということは、もう、4周年に向かって一歩踏み出しているということでもあります。

マイペースではありますが、4年目に入ってもまた、新たな気持ちで頑張っていきたいと思っておりますので、改めて、よろしくお願い致します。

日頃の感謝を込めて、ささやかではありますが、イラストを添えさせていただきます…。

いつも、ありがとうございます…。

千里GAN