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※本作は500円Plan以上限定の特別イラストです。自サイトNegisho Lab.ではVIP会員にのみ公開しています。


共に幼い頃から少年は姫の側に仕えてきましたが、身分の異なる二人があまりに親密になり過ぎるのは良くないと考える者も多く、「姫の槍」すなわち有事の際に姫を守る最後の盾となる側近としては、もっと強い大人の兵士をあてがうべきではないかと大臣たちは何度も王に進言していました。


しかし姫自身があの少年を槍としておきたいと頑強に望むため、王は少年をテストすることにしました。


闘技場での全軍演習の際、少年兵の中でとりわけ武技に優れた三名を相手に闘わせようというのです。三対一とはいえ少年兵相手で勝つことができなければ姫の槍としては到底役に立たないし、むしろ姫の目の前でこてんぱんにやられてしまえば、姫も槍の交代を受け入れざるを得ないだろうという考えでした。

見事に三人を打ち倒した少年に、王も大臣たちも、もはや文句のつけようがありません。こうして、少年は姫の槍という、少年兵としては極めて栄誉のある地位に正式に就くこととなったのです。

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