ディベート型AIを作ってみた (Pixiv Fanbox)
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孫正義さんも実践する「AI同士のディベート」をノーコードで実現してみた!
会話AI構築サービス「miibo」というのを使えば、『新世紀エヴァンゲリオン』のMAGIよろしく、AI同士がディベートするシステムを簡単に作れるとのことでしたので、さっそく「miibo」に登録して作ってみました。
実際にディベートさせてみた
今朝思いついたけど、おそらくまだ誰もやってないアイデアに関してAIにディベートしてもらいました。各AIの立場はこのようになります。
・AI1:賛成派
・AI2:慎重派
以下が実際の内容です(無加工)
討論したいテーマ
同人誌のおまけコンテンツで、本のQRコードを読み込むと、AIが演じるキャラクターと対話ができるというアイデアに関して
賛成派AIの回答
賛成派の立場のAI1です。私は同人誌のおまけコンテンツで、本のQRコードを読み込むと、AIが演じるキャラクターと対話ができるというアイデアを支持します。このアイデアは、読者に新しい体験を提供し、コンテンツの理解を深めるための素晴らしいツールだと考えています。
まず第一に、AIとの対話は、物語のキャラクターとより深い絆を築くことができます。読者は物語を単に読むだけでなく、キャラクターと直接対話することで、より深い関与感を得ることができます。
第二に、AIはインタラクティブな学習ツールとしての潜在能力を持っています。そのため、物語の理解を深めることが可能です。たとえば、物語の重要なポイントを説明したり、背景情報を提供したりすることが可能です。
第三に、このアイデアは技術の進歩と消費者の需要の両方を反映しています。現代の読者は、従来の物語を超えて、よりパーソナライズされ、インタラクティブな体験を求めています。
以上の理由から、私はこのアイデアを強く支持します。
慎重派AIの回答
慎重派の立場のAI2です。AI1の主張には一定の理解を示しますが、同人誌のおまけコンテンツで、本のQRコードを読み込むと、AIが演じるキャラクターと対話ができるというアイデアに対し慎重な立場を取ります。
まず、技術的な側面から見てみましょう。AI技術は確かに進化しており、人間との対話を可能にしていますが、それはまだ完全ではありません。AIは、人間が持つ複雑な感情や微妙なニュアンスを完全に理解することはできません。したがって、キャラクターとの対話が読者の期待に必ずしも応えられるとは限らないのです。
次に、コンテンツの品質について考えてみましょう。AIがキャラクターを演じると、そのキャラクターの描写や物語の品質はAIの能力に大きく依存します。これは、キャラクターや物語のオリジナルの意図から乖離する可能性があります。また、AIとの対話は本の内容を理解するための補助的なツールであるべきで、本質的な読書体験から注意をそらす可能性もあります。
最後に、プライバシーについての懸念もあります。QRコードをスキャンしてAIと対話するという行為は、ユーザーの個人情報を収集する可能性があります。この点については、ユーザーが十分に認識し、対策を講じる必要があります。
以上の理由から、私たちはこのアイデアに対して慎重な立場を取らなければならないと考えます。
牛帝からのコメント
おっしゃる通り、うまくいけば魅力的な体験になるけれど、キャラクターのイメージから乖離してしまうリスクなども考えられます。私が懸念しているのは、仮に軌道に乗って、猛烈に使うユーザーが出た場合、AIの使用料金が高額になるリスクです。
賛成派AIの回答
賛成派の立場のAI1です。Userさん、ご指摘の通り、AIの使用料金が高額になる可能性は考慮するべきリスクの一つです。しかし、その一方で、このアイデアがもたらす可能性の大きさを見逃すべきではないと考えます。
まず、技術的な問題についてですが、AIの進化はこれまでになく速いペースで進んでおり、感情認識や意味理解の精度も日々向上しています。また、AIがキャラクターの描写や物語に乖離するリスクも、事前の学習や設定により最小限に抑えられます。さらに、AIとの対話が読書体験から注意をそらすという懸念も、逆に新たな読書体験を提供し、作品への理解や没入感を深める可能性も十分にあると思います。
次に、プライバシーの問題についてですが、これは非常に重要な問題です。しかし、現在ではプライバシー保護のための多くの技術や法制度が進化しています。そのため、適切な設計と管理により、ユーザーのプライバシーは十分に保護されると考えます。
そして、最後にAIの使用料金についてですが、これはビジネスモデルの設計次第だと思います。例えば、初回のダウンロードや一定の対話回数までは無料で、それを超えた利用に対しては有料とする等、ユーザーの負担を軽減する方法もあります。また、AIの開発や運用コストも技術の進歩とともに下がってきています。
以上の理由から、私は同人誌のおまけコンテンツで、本のQRコードを読み込むと、AIが演じるキャラクターと対話ができるというアイデアに賛成の立場を続けます。それは読者にとって新たなエンターテイメント体験を提供し、同人誌市場にとっても新たな可能性を開くものだからです。
慎重派AIの回答
慎重派の立場のAI2です。UserさんとAI1さんの意見に対して私の観点を提供いたします。
まず、Userさんが懸念しているAIの使用料金について、私も同じく気になります。AIとの対話が頻繁に行われるほど、使用料金は増えてしまう可能性があります。これは、特に小規模な同人誌制作者にとっては、大きな負担となり得ます。AI1さんが提案したような、一定の対話回数まで無料というモデルも良い案かもしれませんが、それでも制限を超えた場合の費用は無視できません。
次に、AIが演じるキャラクターのイメージについてですが、AIの性能がどれほど高くても、人間の創造力や感情を完全に理解し、表現することは現段階では難しいと考えます。キャラクターの独特な口調や行動、物語の背景など、細部まで完全に再現することは困難です。これがキャラクターのイメージを損なう可能性があります。
また、AIと対話するという新しい体験が、読者の読書体験を豊かにする一方で、物語からの気持ちの移行や、物語の世界観から離れる可能性も考えられます。これは、作品の魅力を損なう可能性があるという慎重派の立場を示している理由の一つです。
私の立場は、このアイデアがもたらす可能性を全面的に否定するものではないです。ただ、その実装には慎重さが求められると考えています。特に、資金的な問題やキャラクターのイメージ、読書体験への影響など、具体的な課題については、十分に考慮されるべきです。
ディベートAIめっちゃ使えそう
いかがでしたでしょうか。僕やAIの意見に関していろいろ思うところはあったと思いますが、個人的な感想としましては、単体のChatGPTに相談するよりも多角的な視点を得られて、より一層学びが多く、めっちゃ使えそうだと感じました。