【高画質PNGデータ配布】「胡桃」イラストメイキング (Pixiv Fanbox)
Content
原神「胡桃」イラストのメイキング記事です。
■ラフ~清書
▼簡易形状
顔の形状目安に顔3Dモデルを使用しました。
顔3Dモデルの使い方を下の記事にまとめています。良ければご覧ください。
【顔素体3Dモデル配布】顔3Dモデルの使い方【クリスタ2.0】
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▼人体アタリ線
簡易形状を基に人体アタリを描きます。
上図に薄く見えている四角い枠は等身を測るための3Dデータです。
下の記事で配布しているのでよければご活用ください。
等身定規配布
キャラクターを作画する際に等身測定や立体感を出すために活用している定規(3Dモデル)を配布します。 ▼等身定規 ▼参考等身図 上図は等身を測る際に意識している割合です。 少し等身高めなキャラクターに仕上がり勝ちなので、可愛いキャラクターなど描きたいときはもう少し等身を低めにした方が良いです。 ■導入方法 ①...
▼アタリ線
人体アタリ線を目印にしながら衣装や髪の毛を描き入れます。
左腕の挙動を変更して手のひらを頭付近に持ってきています。
▼ラフ
アタリ線を基に色を統一して顔の形状や髪の毛に調整を加えています。
▼清書
ラフ線を目印に線を引いていきます。
表情は舌出したおどけたようなものにしました。
右手で髪の毛を掴んで背中の衣装が良く見えるようなポーズとしました。
■仮塗(ライティング&影色調整)
光源はキャラクターの逆光気味に設定しました。
顔、胸、太ももに光が当たるように光源を設定し、良く目立つようにしています。
背景を白くする予定なのでキャラクターには全体的に影を落として、肌が白背景と
なじんでしまわないようにしています。
■描き込み
各配色の色を整えてから顔周りから優先的に描き込みを行います。
赤い花の位置は画面左上に変更しました。
髪の毛に肌の反射光と空気遠近法を使用して髪束同士の前後感をわかりやすいようにしています。
模様の有無でイラストの見え方がかなり変わりそうだったので、黒い布地には早めに模様を入れています。
■仕上げ調整
下記の調整を行いました。
①顔の明るさ調整
顔の明るさを少し明るく見えるようにしています。
②各所装飾を追加
オリジナル衣装をモチーフにした小物(指輪や金具など)を追加しました。
③背中の蝶模様大きさを調整
うなじに配置した蝶装飾の大きさを大きくしました。
④衣服の模様追加
赤布地や既に模様の入っている黒地にも模様をさらに追加しました。
完成です!
■あとがき
今回は下のイラストの構図替えVerを制作しました。
「この衣装の背面はどうなっているんだろう…」
「そういえば蝶モチーフの装飾を盛り込めなかったな…」
という思いから制作を行いました。
背中が綺麗に見えるようにアレンジ衣装にアレンジを加えて調整しています。
この記事は以上です。ここまで読んでくれてありがとうございました!
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