【顔素体3Dモデル配布】顔3Dモデルの使い方【クリスタ2.0】 (Pixiv Fanbox)
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先日のCLIP STUDIO PAINT バージョンアップに伴い、顔の3Dモデルがデフォルトで使えるようになりました。
そこで、顔の3Dモデルの個人的な活用方法について記事にまとめようと思います。
▼配布データ
配布データにはパーツ調整済み顔3Dモデルと3Dモデルを基に描き起こした顔素体レイヤーデータが格納されています。
※配布データはCLIP STUDIO PAINT (Ver2.0)でなければ顔3Dモデルを活用できないため使用したい場合はアプリケーションのバージョンアップを行ってください。
〇3D顔モデルの使い方
▼正面顔制作タイムラプス
▼使い方の流れ
素体モデルの使い方の流れは3工程あります。
①素体モデルを任意の角度に配置する
②素体モデルを目安に頭素体を描く
③頭素体を目安に髪の毛や目、口などのパーツを描き足す。
工程②は不要なように思えますが、素体モデルをそのまま使おうとすると顎の大きさや輪郭の形状など細かい部分が理想と異なってくるため、一旦「顔素体」に描き直しています。
(素体モデルのパーツ調整機能では補えない部分を手描きで補完している感じです。)
顔素体の詳しい描き方は下の記事にまとめていますのでよければご覧ください。
顔の描き方(2022年12月更新)
前回顔の描き方をまとめた記事よりだいぶ描き方と出来栄えが変わってきたので更新します。 ▼前回記事 ①丸と十字 まずは丸と十字を使って顔の向きと大まかな外形を把握します。 耳の位置を描き入れておくと把握がやりやすい気がします。 ②目と口の位置 目と口の位置を描き入れます。 ▼目と口の位置図解 目の位置はゴーグ...
▼素体モデルと頭素体の調整点
正面素体は顎のラインを素体モデルより小さく調整しています。
▼斜め顔制作タイムラプス
▼素体モデルと頭素体の調整点
▼下向き顔制作タイムラプス
▼素体モデルと頭素体の調整点
▼上向き顔制作タイムラプス
▼素体モデルと頭素体の調整点
どの向きで描いた場合でも、顎の輪郭に調整が必要なようです。
今後素体モデルに顎の輪郭調整機能が追加されることを期待しています。
〇顔パーツの調整機能
3D顔モデルには各顔パーツの位置や形状などを調整する機能があります。
そのため、自身の好みの形状へ顔を整えることが可能です。
ここでは調整機能の使い方を紹介します。
▼顔パーツの操作の仕方
上図の操作画面を表示させるには「オブジェクト操作ツール」を選択して顔3Dモデルを選択します。その状態で「サブツール詳細」画面を表示、左タブのパーツ操作を選択すると各顔パーツの調整画面を表示させることが出来ます。
▼顔パーツの調整項目
調整できる項目は「頭」「まゆ」「目」「鼻」「耳」「口」の6つです。
配布データでは既に数値をいじってあるのでデフォルトのモデルから配布データに近づけるのも良い練習になるかもしれません。
▼ブレンド機能
顔モデルの調整機能には「ブレンド機能」もあります。
いろんな顔モデルの要素を掛け合わせて顔の印象を調整する機能です。
サブツール詳細画面の左タブ【顔モデル】を選択するとブレンド機能を使用することが出来ます。
配布データでは左上から2番目の顔モデルを基に赤ちゃんみたいなモデルとガリガリな顔モデルを掛け合わせています。
〇まとめ
今回は新しく実装された顔3Dモデルについて活用方法を記事にしてみました。
流石にそのまま使ってしまうと理想の顔と離れてしまうので、自己流の調整方法を交えながら紹介しました。
実際に顔素体を描く際のアタリとしてかなり有用に感じています。
描き慣れない角度などを描く際にとても役に立ってくれる機能だと思うのでぜひ活用してみてください。
この記事は以上です。ここまで読んでくれてありがとうございました!